月下のもとで【シロ】が笑った。屈託の無い笑顔。無邪気な笑い。いや、、、背筋が凍りつく表情にも見えたかもしれない。破壊された建物。飛び散る人の肉片。そこに【シロ】の狂気があるようにも感じられた。
【ガンタ】が能力者「デッドマン」である事を知る。そして、収監された本当の理由。デッドマン同士が殺し合うショー「死肉祭(カーニバル・コープス)」への参戦。最初の対戦相手はコード名「クロウ」こと【千地 清正】だった。「罪の枝」を持つ者同士の戦いが始まる。勝者にはCPとキャンディ。敗者には罰ゲームのスロットで決められた身体の一部を献体する。【ガンタ】と【シロ】の幼い頃の記憶。【ガンタ】が弱い事を知っている・・・。だが【シロ】は知っている。【ガンタ】が凄いのは何度でも立ち上がると。決して諦める事をしないと。【鷹見 羊】が捜している女。妹を・・・。勝者の【ガンタ】はキャンディを手に入れて生きのびる事ができた。そして、敗者の【清正】は「敗者残念ショウ」により右目を失った。ここでは、何もかも狂気でできているのだ。【シロ】が言った。「子守唄が止んだ」と・・・。