Marco blog

Que Sera, Sera / marco library / 北の旅人

露の時期…

2010年09月06日 | marco library
(月)仏滅|札幌一時|最高気温/28

今朝のサッポロ、
低い雨雲が流れております。



白露】朝晩が冷えてきて露ができ始めるころ。
24節気の1つ、これから秋分までの間ですね。



幸田露伴(成行)は官職である電信技師として北海道余市に
赴任して後、東京へ逃げもどる。

その折の路すがらを「突貫紀行」に書いております。

抜粋で、<途中、函館は湯の川温泉>

「我がせし狼藉の行為のため、憚る筋の人に捕えられてさま
ざまに説諭を加えられたり。されどもいささか思い定むるよし
心中にあれば頑として屈せず、他の好意をば無になして辞し
て帰るやいなや、直ちに三里ほど隔たれる湯の川温泉という
に到り、しこうして封書を友人に送り、此地に来れる由を報じ
おきぬ。罪あらば罪を得ん、人間の加え得る罪は何かあらん」

<後半では>

「二本松に至れば、はや夜半ちかくして、市は祭礼のよしにて
賑やかなれど、我が心の淋しさ云うばかりなし。市を出はずる
る頃より月明らかに前途を照しくるれど、同伴者《つれ》も無く
てただ一人、町にて買いたる餅を食いながら行く心の中いと
悲しく、銭あらば銭あらばと思いつつようよう進むに、足の疲れ
はいよいよ甚しく、時には犬に取り巻かれ人に誰何せられて、
辛くも払暁郡山に達しけるが、二本松郡山の間にては幾度か
憩いけるに、初めは路の傍の草あるところに腰を休めなどせし
も、次には路央に蝙蝠傘を投じてその上に腰を休むるようにな
り、ついには大の字をなして天を仰ぎつつ地上に身を横たえ、
額を照らす月光に浴して、他年のたれ死をする時あらば大抵
かかる光景ならんと、悲しき想像なんどを起すようなりぬ」

この経験から「露伴」と名乗るようになったそうです。
露と伴う”ですね。

幸田文・露伴の次女
青木玉・文の娘
青木 奈緒・玉の娘(露伴の曾孫)

・゜゜(>ω<。人)





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