信託銀行とは？

信託銀行は「三井住友信託銀行」や「三菱ＵＦＪ信託銀行」などが有名です。

さらには「日本マスタートラスト信託銀行」や「日本トラスティ・サービス信託銀行」といった名称もよく目にします。
こうした信託銀行の主な顧客は投資信託（資産運用会社）や年金基金（GPIF）などのようです。
顧客の資産管理業務を専門的に行っているのが特徴です。

日本マスタートラスト信託銀行：三菱ＵＦＪ信託銀行、日本生命保険、明治安田生命保険などが出資。

日本トラスティー・サービス信託銀行：三井住友トラスト・ホールディングスとりそな銀行が出資。

これらの信託銀行はトヨタ自動車、ＮＥＣ、三菱商事、三井住友FGなど大企業の筆頭株主に名を連ねています。

しかし、実質的には投資信託や年金基金、保険会社といった巨額の資産を運用する機関投資家がトヨタやＮＥＣ、三菱商事などの大株主となっているのですが、これらの機関投資家は「日本マスター信託銀行」などを通して売買を行います。

よって、大株主として記載されるのは機関投資家名義ではなく「信託銀行名義」になっている。というわけです。