オメガねこ

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智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「コロナの死亡割合」 と 「例年の死亡割合」

2023年04月23日 | 統計
 日本の2023年4月11日時点での「年齢が分かっている人のコロナ感染死亡数」と、その「年齢区間(階級)別死亡割合」は、

年齢区間 :死亡数(人):割合(%)
------------------
90~  : 17971: 29.3
80~89: 24994: 40.7
70~79: 12034: 19.6
60~69:  3804:  6.2
50~59:  1650:  2.7
40~49:   631:  1.0
30~39:   193:  0.3
20~29:    77:  0.1
10~19:    21:  0.0
  ~ 9:    39:  0.1
------------------
  (総数: 61414: 100)

です。

 一方、日本人の理由を問わない総死亡数を示す、2021年の「
年齢階級別の死亡数」と、その「年齢区間別死亡割合」は、 

年齢区間 :死亡数(千人):割合(%)
-------------------
90~  :    432: 30.0
80~89:    517: 35.9
70~79:    295: 20.0
60~69:    110:  7.7
50~59:     49:  3.4
40~49:     21:  1.5
30~39:      7:  0.5
20~29:      5:  0.3
10~19:      2:  0.1
  ~ 9:      2:  0.1
-------------------
  (総数:   1440: 100)

です。ザッと見て「なるほどね!」ですがww

 「総死亡割合」に比して「コロナ死亡割合」が多いのは、小数点以下の違いを除くと、「80~89歳」での5%程度で、逆に「50代と60代」は1%程少なくなっています。

 この事象を正確に説明すると、

死亡者を「PCR陽性者(コロナ感染とされる)」と「PCR陰性者(コロナ非感染者とされる)」に分け、その「年齢区間別の死亡割合」を調べた結果、PCR検査で陽性判定されると、平均寿命帯にある80代だけ死亡割合が5%多い。但し、「PCR陰性者年齢区間別死亡割合は不明です。

と、なります。

 おそらく、この「80代」の多くはワクチン接種などの感染予防対策が整った高齢者施設内での「集団感染の被害者」のような気もしますが、精緻なデータが公表されていないので、これ以上は何も申しますまいww

 それでも、パンデミックにしては笑えるほどの差しか無いのですが、世間ではこれを「コロナパンデミック」と称して、実際に恐怖のコロナ騒動が起きました。

 医療専門家(自称)の多くは、これは「マスクのお陰」とか「ワクチンの効果が有った証拠」とか主張しているので、「マスク着用の有無」「ワクチン接種の回数別」を比較した臨床結果も調査・公表して貰いたいと思います。

 「コロナ騒動」を
年次統計で見ると、

 年度 :総死亡数:コロナ死数: 超過死亡 :過少死亡
---------------------------
2019:1381: --  : 1~ 11:1~15
2020:1373:  3.5: 0~  8:9~43
2021:1452: 14.9:13~ 54:0~ 2
2022:1582: 39.1:50~118:0~ 0
---------------------------
3年計 :4407: 57.5:63~180:9~45

死亡数単位;何れも千人。
コロナ死数;PCR陽性確認死亡数。
3年計  ;2020年~2022年の3年間合計(期間統計)。

です。

 3年間合計では、「コロナ感染死亡数」は57.5千人で、「総死亡数」約4407千人の「1.3%」を占めています。

 2019年は、「超過死亡」と「過少死亡」が差し引き0なので、平穏な年だったと言えます。

 2020年は「コロナ元年」で、3,500人がコロナで死んだのですが、逆に総死亡数は減少しました。総死亡数は前年よりも8千人減ったので、コロナ死亡者を加味すると、1万1500人の天寿が先送りされた事になります。

 2021年は「コロナ対策元年」とも言え、ワクチン接種が開始されました。「総死亡数」と「超過死亡」が共に急増しましたが、2020年に先送りされた天寿が含まれているのかも知れません。

 2022年には、国内の総死亡数が158万2千人と急増し、前年より8.9%増えたようです。「総死亡数」が前年比13万人増え、「コロナ感染死」は3万9100人なので、「9万900人がコロナ以外で余計に死亡した」事になります。

 「コロナによる死亡数」を除けば、何かの理由で死亡した約9万人は「超過死亡5万人~11万8千人」の範囲内に収まります。なので、私は「コロナ対策禍の被害者は9万900人」と推定し、「コロナ死亡数」とされる3万9100人は「予想される例年の肺炎による死亡」であり、何かの流行や災害を想定す
る「超過死亡」の範疇外と解釈しています。

 これが「ワクチン禍」である事を証明するには正確な臨床データを必要とするのですが、科学を否定する所謂「専門家」は、退職するまで秘匿するかも知れませんww



「コロナ」 と 「肺炎」

2023年03月14日 | 統計
 例えば、致死性のある感染症に対する感染防止効果がマスクに有るとした場合、多くの人はマスクを着用すると思います。日本ではコロナ感染症で死亡した割合が、

(3年間):人口(万人):陽性死亡数(人): 死亡率
日本全体 : 12500: 72840  :0.06
60歳以上:  4360: 56668  :0.13
60歳未満:  8140: 16172  :0.02

で、3年間の合計死亡率は0.06%(累計陽性致死率≒0.22%)です。また、累計陽性確認数が3300万人なので、陽性者率は25%です。

 「老害の集団自決」の対象では無いと思われる「60歳未満」ではww3年間で0.02%なので1年間当り0.0067%の死亡率になり、「10万人当り年間6.7人死亡」した事になります。コロナ禍以前の「
2019年の主要死因別にみた10万人あたりの死亡数」は、

悪性新生物:304.2
心疾患  :167.9
脳血管疾患: 86.1
肺炎   : 77.2
不慮の事故: 31.7
自殺   : 15.7
肝疾患  : 14.0
結核   :  1.7
老衰   : 98.5

だそうです。目いっぱい数え上げた「コロナ死亡数」は例年の「肺炎死亡数」の9%弱だったようです。「マスクやワクチンに感染防止効果が有ったお陰で死亡者数が少なかった」と思ったとしても、「病は気から」なので良いのですが、騒ぎ立てるほどの感染症で無かった事は確かなようです。

 毎年肺炎で死亡する人数は、コロナ感染死とされた人数の10倍以上ですが、大騒ぎになったと云う記憶は有りません。肺炎で死亡するくらいなのでエクモ(人工呼吸器)を使用したと思われますが、コロナの10倍以上の死亡数でも医療崩壊が有ったと云う話も聞いた事がありません。

 厚労省による「ワクチン接種率ごとの感染死亡率」が、不都合な結果が出てから公表されなくなったように、「マスク装着の有無による感染率」も公表されていません。

 参考の為に、「
死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率(人口10万対)」の「肺炎死亡数(従来の肺炎で嚥下性肺炎は除く)」を見ると、

 西暦 :死亡数(人): 死亡率
2019:95518 :77.2
2020:78450 :63.6

で、コロナ禍が始まった2020年には肺炎死亡数は前年より17千人ほど減っています。その理由として、「従来の肺炎で死亡した人」が、PCR検査によって「コロナ死亡(3.5千人)」に付け替えられた可能性も
否定できません。

 2021年以降のデータが見つからないので確定的な事は言えませんが、「医療崩壊」が有ったとしたら「コロナ対策禍」が原因だったかもしれません。

 「マスクに感染防止効果が有る」と仮定した場合でも、コロナウイルスを跳ね返す効果は期待できないことから、「マスクにはウイルスを吸着する効果が有る」と考えられます。実験データでは「マスクに付着したウイルスの感染性は1週間程度保持する」とされています。つまり、マスクの有効性を信じている人は、「一度装着したマスク」は一週間後でなければ感染の危険性が有るので、同じマスクをそのまま再使用できない事になります。

 「一度装着したマスク」には、一週間触れてはいけない」事になり、ましてや危険なマスクを着用したまま人混みの中に入り込むことは犯罪的である事に留意する必要が有ると言えます。当然、一度でも使用したマスクをポケットに入れて持ち歩くのは禁忌です。

 上記は「マスクにはコロナ感染の防止効果が有る」と根拠なく仮定した場合の話ですが、実際にはコロナウイルスはマスクを素通り(ウイルスの大きさはメッシュの1/50)しているので、使い古しのマスクに触れたからと言って、コロナに感染する事は極めて稀です。但し、花粉は付着し、雑菌は繁殖するので、使用済みマスクには触れないのが無難です。



「ワクチン接種」 と 「超過死亡」 ②

2023年02月15日 | 統計
 前回は、神奈川県の「感染者数と死亡例の割合(接種回数別)」をみて、「ワクチン接種には感染予防効果が無かった」と結論付けたのですが、その説明から始めます。

    :接種0回:接種1回以上:接種比率%
陽性者数:7929:139545: 94.6
死亡数 : 113:   737: 86.7
死亡率%:1.42:  0.53: --

注)ここでの「死亡率%(神奈川県の元の表では「死亡例の割合」)は、定義の違いから「致死率%」とはしていません。
[死亡率]=[死亡数]/[陽性者数]
[致死率]=[死亡数]/[感染者数]

 もしも、「ワクチンに感染予防効果が有る」とすると、「接種1回以上の陽性者数が少なくなる」事が期待され、「陽性確認者の接種比率」は「全体の接種率」よりも小さくなる筈です。

 神奈川県の65歳以上のワクチン接種率が、私には分からないのですが、おそらくは「94.6%」を超える事は無いと思います。例えば、若しも、県民全体(感染の有無を問わない)で65歳以上の「接種率」が90%だとしたら、「接種した方が陽性判断されやすい」事になります。

 是非とも、神奈川県には「65歳以上の接種率」を公開して貰いたいと思います。

 次は「死亡率%」に付いてです。

[接種0回死亡率]ー「接種1回以上死亡率]
=1.42-0.53
=0.89

 死亡数を見ると、ワクチンを接種しない人は「0.89%ポイント(2.7倍)」多く死亡したと、このデータは示しています。

 ところで、何らかの理由によりワクチン接種を出来ない人も「接種0回者」となります。当然、ワクチン接種に堪えられない未接種高齢者ならば、感染すると死亡し易いと考えられます。

 ワクチン接種には「重症化予防」の効果は有るが「感染予防効果」は無いとする(逆に感染し易くなるとの)データも有り、分母(総感染者数)が大きくなるので「接種者の感染死亡率」は下がります。

 ワクチン接種による「刈り取り効果」で、当該者は実際に感染する前に死んでいるとも考えられ、
令和4年の全国の「超過死亡数(10万人超)」は「陽性死亡数(約3.9万人)」の2.6倍(超過死亡数の陽性死亡数に対する倍率) に当ります。

 例えば、「超過死亡の原因が全てワクチン接種にある」とした場合、「接種0回者」には影響しないので、

[接種1回以上死亡率]X[超過死亡数の陽性死亡数に対する倍率 ]
=0.53X2.6
≒1.38

1.38-0.53=0.85

から、最大限「約0.85%がワクチン接種で刈り取られた」事になります。これを乗り越えた「接種済みの人(正式には、臨床試験応諾者)」の内の運が悪かった人が「陽性死亡者(0.53%)」になったと考えられます。

 つまり、「最大値として1.38%がワクチン接種後に、感染を含む様々な理由で死亡」した事になります。これは「無接種者の死亡率1.42%」に近似しています。

 ただし、ワクチン接種の有無で分けた同期間の死亡数(超過死亡)等が分からなければ、この判断は下せません。厚労省には、もう少し緻密なデータ分析をお願いしたいと思います。



「ワクチン接種」 と 「超過死亡」

2023年02月13日 | 統計
 神奈川県の65歳以上を対象にした「コロナ患者のワクチン接種状況(令和4年7月1日~12月20日)」で、「感染者数と死亡例の割合(接種回数別)」を見ると、表やグラフでは「全体データ(65歳以上)の死亡情報あり合計は850人」で「80歳以上の死亡情報あり合計は644人」です。

 年齢区間 :死亡数(人)
65歳以上 :  850 (全体データ)
80歳以上 :  644 
    (差:  206)

 このデータから、「65歳~79歳」は206人になるので、

 年齢区間 : 死亡数:全国総死亡数
65~79歳: 206: 12752
80歳以上 : 644: 38718
年齢区間倍率:3.13:  3.04

です。

 「全国総死亡数」は、2023年1月31日迄のコロナ感染症による全国総死亡数で、「65~79歳」の死亡数は、「70歳代の死亡数」に「60歳代の死亡数の1/2」を加えた数値です。実際には「60~64歳」よりも「65~69歳」の死亡数が多いので、全国総死亡数の年齢区間倍率」は「神奈川県の年齢区間倍率」に、更に近似すると思われます。

 ここで、神奈川県と全国データの「年齢区間倍率」はほゞ同じなので、接種の有無に関するデータも全国の傾向と同じと仮定します。

 また、神奈川県のデータでは「感染者数」となっていますが、正しくは「確認陽性者数(以降、陽性者数)」とし、65歳以上(80歳以上も含まれる)を調べると、

    :接種0回:接種1回以上:接種比率%
陽性者数:7929:139545: 94.6
死亡数 : 113:   737: 86.7
死亡率%:1.42:  0.53: --

注)「接種0回」は、「接種情報」で「接種0回」と明記された人数で、「陽性者数」は、元の表の、

[陽性者数]=[死亡情報なし]+[死亡情報あり]

で算出した人数。

 また、全国コロナ感染死亡数の90%以上は70歳以上とされているので、ここでは、65歳以上の感染死亡数をもって全数として扱い、「接種関係情報の記載無し」は、0回接種以外で接種回数が分からないと判断し、「接種済み」に加算している。


 日本人全体の81%が少なくとも一回接種した事は分っています。神奈川県の年齢層別接種率が分からないのですが、全国の全体の接種率で65歳以上の年齢別接種率を凡そ90~96%とすると、神奈川県の「65歳以上の陽性確認者の接種比率(94.6%)」とほゞ同じになる事から、「ワクチン接種には感染予防効果が無かった」と言えます。

 長くなったので、続きは次回へ・・・・



「接種後の死亡」 と 「陽性後の死亡」 ②

2023年01月16日 | 統計
 コロナ禍約3年間の累計(今年の1月2日時点)は、

検査陽性者数:29,110,107名
陽性死亡者数:    57,721名

なので、日本の総人口を125百万人として、

陽性確認率(重複)≒23.3%
陽性確認者致死率 ≒ 0.2%
総人口対陽性死亡率≒ 0.046%

です。例年、人口の約1.1%が死亡しているので、3年間合計で、

3年間総合計死亡率≒ 3.3%

になります。人間は一度しか死ねないので「死亡数」は重複する事は無いと思いますが、感染は何度でも可能で、しかも感染していなくとも「PCR陽性」と判断される事から、科学的分析に必要な「感染致死率」は算出できません。

 若しも「医学」が科学ならば上記の分析は無効なのですが、それでも「医学」が政治的ならば十分に有効と言えますww

 人間、「感染後に死亡」する経験は一生に一度しか出来ないと思いますが、感染は何度でも可能です。天寿と陽性後の死亡が「運よく重なった場合」は、他人が口出す問題ではないと思いますが、それでも厚労省は「コロナ感染に因る死亡」として記録します。その割合は、平年の死亡数の1.4%に相当します。

 厚労省は、去年「接種回数別の陽性確認後の死亡数」を改竄して、以降現在に至るまでそのデータが更新されていないようですが、いくら何でも「接種割合」は改竄しないと思います。

・少なくとも1回接種した人の割合
81.4%(2022年10月28日更新)

・接種後に死亡報告が在った件数
1919件(2022年12月16日時点)

なので、少なくとも1回接種した人数に対する死亡報告数の割合は、約0.002%(5万人に1人)です。

 人間、「接種後に死亡」する経験は一生に一度しか出来ないと思いますがww接種は何度でも可能です。天寿と接種後の死亡が「運よく重なった場合」は他人が口出す問題ではないようで、厚労省も「ワクチン接種が原因の死亡例は無い」として「天寿説」で公表しています。

 接種後の死亡が全て天寿としたら、その死因も例年の死亡原因に比例する筈ですが、実際は接種数日後の循環器系の急性死亡が大半です。

 例年の循環器系の死亡割合は20%くらいで、その他は80%です。ワクチン接種後に死亡した人の死因が接種と無関係だとしたら、同様に80%は循環器系以外の死因となる筈ですが、「接種後の死亡報告」の大半は循環器系で60%は心臓と肺が原因です。他の20%は脳や血管が死因となっていて、残りの20%は不明とされています。

 コロナ禍3年間の「陽性死亡数」は 5.7万人ですが、2022年一年間だけでも超過死亡数は10万人を超えたのではないかと言われています。ワクチン接種後の死亡報告数は2千人弱なので、控えめに数えても4万人は・・・・、これ以上はここでは書けません。

異状です。