オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「真珠湾攻撃事件」 と 「米議事堂乱入事件」

2024年01月21日 | 歴史
 米国(民主党)では、「キャピトル・ヒル」を「真珠湾」と同一視し、トランプとその支持者を排除しようとする動きが有るようです。
 
 いずれの「事件」も、(米国)民主党は事前に知っていて(敵を)招き入れました。トランプ大統領や山本五十六が民主党の罠にはまった訳ですが、その後の山本は(計画通りに)処理され、その支持者も戦後処理されました。トランプとその支持者は・・・・現在進行形のようです。
 
 日本で「戦後処理」を免れた人々は何も無かったような顔をして「保守」を名乗り戦後を乗り切ってきたのですが、トランプによる「MAGA(偉大なアメリカを再び:アメリカ第一主義?)」が言われるようになり、当時のアメリカが世界一でないことを知ったことから「親中派」が俄かに活気づきました。
 
 民主党(米国)は、「米議事堂乱入事件(キャピトル・ヒル)」をトランプによる犯罪として、司法や報道機関をフル動員し断罪しようとしましたが、「真実」は逆であることが判明しつつあります。
 
事実;実際に有った事(神が成した事)。
真実;人が事実と信じた事(人が為した事=偽ww)。
 
 トランプに対する「真実」にはもう一つあり、「MAGA」をアメリカ一国主義であると信じているひとが日本にもいるようですが、「事実」は、各国の国民が「自国が一番である」と考えることで、対外紛争を抑止できるのではないかと期待するのが「MAGA」の本質だ、と私は思うww。事実として、「トランプ政権時には戦争は起きなかった」と評価されています。

 また、圧倒的に多い「麻薬・人身売買組織」や「スパイ」の入国を抑え込むために「国境の壁」を増強・管理し、「不法移民の排除」を徹底しました。これが「自国第一主義」に見えるかどうかは見る方向に拠りますが、適法移民は受け入れています。
 
 例えば「ブータン」は世界一幸福な国との評価があり、自国民がそれを信じていれば、他国に対して「幸せのおすそ分け」を考えることは有っても、他国を「侵略しよう」と思うことは有り得ません。なにも好き好んで(自国より劣った)他国を支配下に置こうなどとは「白人」でない限り考えないからです。

 つまりそれぞれの国が、何であれ「我が国こそ一番」と信じ、他国に余計な口出しをしないのが「MAGA」の本質である、と、私は思うww
 
 自分に自信がない人が、他人に虚勢を張ったり脅しを掛けたりするのと同じで、対外侵略を仕掛けてくる国は大概「中っくらいの国ww」で、内政の混乱を胡麻化すために外に打って出ます。戦争放棄を謳った日本は「自国第一」を諦めて久しく、内政の混乱を他国援助で誤魔化し、崖っぷちで「良い国」を演じています。
 
 何れにしても、「事件」は時の勝者によって「真実」として語られますが、「事実」かどうかは判りません。まともな社会では、「真実」は更新される運命にあり、少しずつ「事実」に近付きます。



「神話」 と 「歴史」

2024年01月08日 | 歴史
 「世界の神話」は大概、下地となる事実がない場合が多いのですが、「日本の神話」は「事実」を時の権力者の意向によって書き換えられ「真実」として語られたようです。

事実:実際に有った(神が成した)事。
真実:人が事実と認めた(考えた)事。事実とは限らない。

 それでも、主人公の「地位(神か人か)」や「善悪(見る方向によって変わる)」は兎も角、書かれていることは「実際に起きた事」をなぞっていることは確かなようです。

 「物部氏」の「物」の字義について様々な解釈がなされているようですが、私は「牛(4世紀に成立したヒンズー教では神聖な動物として崇拝の対象)」と「勿(なかれ:禁止の意味)」で、「神事に口出す事勿れ」から、神が支配するモノ以外の実体(神の内在は可)を意味すると考えています。

 つまり、天皇が「神の領域(祭祀)」のみに専念できるよう、「物部氏」は人が認識できる「モノの部(もののぶ)」を担い「もののふ(武士)」として、「権力と権威」を分離しようとしたと考えるのが合理的です。

 「天照大御神」が実在の人物で誰に当たるのかは諸説あって解らないのですが、「卑弥呼説」が有力のようです。政争や戦争で死亡した人は、敵味方に関係なく、神として名を遺すのが日本流で、古代からの伝統だと思います。

 これが「歴史の改竄」とされないように、「神話」として残せば過去の恨み辛みも晴れ、後世に政争の具として引き摺ることが無いと考えられたように思えます。

 現代になると、過去(明治以前)のワダカマリも無くなり、「
神話の歴史化」に精を出す人も増えているようです。

 しかし、日中戦争(正しくは、日支事変)と第二次大戦(正しくは、アジア解放独立戦争)を未だにワダカマっている人も多く、現存する「保守」にも「革新」にも、それぞれ「親米派」と「親中派」がいて日本の政治が混乱しています。

 「親中派」にも「親共産党(中共利権)派」と「親国民党(民国利権)派」がいて、「シン歴史話」にワダカマっている所為か「真の台湾(日本統治由来)派」はあまり見掛けません。

 「日本神話(古事記・日本書紀など)」のように、敵味方の区別なく「第二次大戦の英雄」を神に昇格すれば、若しかすると世界はもう少し平和になるかもしれません。

「民族主義」 と 「人種主義」

2023年10月20日 | 歴史
 「ダイバーシティ と 多様性」 でも書いたのですが、「diversity(多様性)」の元の意味は「(矛盾、対立による)離散」で、現在では「相異なる要素で構成される状態」だそうです。当然、日本語で言う「多様性」も社会の要素の一つに過ぎないので、「ダイバシティー」は多様的である必要が有ります。

 つまり、一意的な「多様性」を主張したり強制する人は「独善的」と言え、独裁国家の支配層に成るのが良いのですが、能力が無ければ「多様社会の一員」として甘んじるしかありません。独裁国家でない場合は、数多の「独善的な人」が存在可能な社会で「多様性を包摂する社会」と言えるかもしれません。

 逆に「対立する事の無い社会の場合は、「多様性を包摂する社会」とは言えません。

 「多様性」の意味からすると、一事に対しても多様な見解を包摂しなければならないのですが、「Woke(目覚めた人)」を自認する人の多くが「多様性」を主張しながら、それが「多様的」である事を否定します。

 「民族」の定義も多様的で、国際的にも国内的にも定まっていない上に、法的根拠も有りません。「民族主義(ethnic nationalism)」は、政治・経済・文化・言語などの分野について、民族としての利益や権力機構、自治組織などを求めようとする思想のようです。

 これに似た「人種主義(racism)」の場合は、人種間に根本的な優劣の差異があり、優等人種が劣等人種を支配するのは当然という思想なので、科学的には「現在の人種はホモサピエンス・サピエンスの単一種」とされている事から、理系に言わせると、間違った思想である事は明らかです。

 【アイヌの人々の誇りが尊重される社会を実現するための施策の推進に関する法律(アイヌ新法)】に書かれている、「日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族であるアイヌの人々・・・」の「先住民族」の定義を、政府は未だに示していません。

 「先住」は相対的な概念であり、「民族」は多義的な為に一意的な定義付けが出来ないので当然と言えばそれ迄ですが、それゆえにドサクサに塗れて成立した「アイヌ新法」が、利権にあやかれない両サイドから批判されているのが現実です。

 「日本国」の領土は1952年4月発効のサンフランシスコ講和条約により法的に確定されただけなので、当該外国から侵略されない根拠にはなり得ますが、条約を批准していないロシアなどは拘束されないので、今でも「北海道の東半分」を欲しがっています。

 日本領土を確定する国内法は無いので、「東北海道」がロシアに奪われた場合、日本人を守るのは「民族主義」に頼る以外にありません。ウクライナ東部のロシア系住民を守るためにロシアは「特殊軍事作戦」に打って出た事から、「ロシア系民族であるアイヌ」を救う為にロシアが北海道東部を奪った場合は、「日系住民であるアイヌ」を守るために日本が「特殊防衛作戦」を遂行してもロシアは認めざるを得ないと思います。

憲法第二十二条 
何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。

 憲法では、国民の国内での居住の自由が保障されていますが、日本政府が「北方領土」「竹島」「尖閣諸島」は日本領と主張しているにも関わらず、日本人の立ち入りを禁止しているのは、拉致被害者と同様に、「日本人を保護する法律」が無いからだと思われます。

 日本国の領域と同様に、戦勝国連合(通称、国連)によって「先住民族」の定義が為されているようなので、外国人には「アイヌは日本の先住民族」と理解できても、日本の法律で「先住民族」の定義が定められていないので、日本人(アイヌ系も含める)には解釈しようがありません。

 「ダイバシティー」の定義から「民族の多様性」を考えると、日本には複数の民族がある事になりますが、「アイヌ民族」以外の民族が居るのか居ないのか、居ても何民族なのかも分かりません。

 そこで、「日本人は単一の民族」と定め、日本民族の中での多様性を包摂するのなら、縄文人や弥生人、
北海道和人(飛鳥時代以前)、更にはその後に進出してきたアイヌ人や、その他の外国人でも「法律の範囲内での自由」は認められます。

 但し、憲法第十四条の、

「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」

によって、「特定の人種(=民族。日本国憲法は白人由来であり、改正された事が無い世界で最も古い現行憲法なので、当時はまだ、人種と民族の区別は理解していなかったようですww)」を経済的・社会的関係において、マイノリティーやマジョリティーを問わず、差別する事は禁止されています。

 当然乍ら、「(占領統治法に由来する)日本国憲法」は日本人に対する基本法なので、在日外国人に対する差別(区別とも言う)は対象外です。

 アイヌに由来する人々を、「(根拠のない)先住民族アイヌ」として経済的・社会的に差異を設けるる事は、憲法に違反していると言えます。この矛盾を解決するには、日本国籍のある人を「日本民族」とし、日本が「単一民族国家」になる事です。



「アイヌ」 と 「やまと」

2023年07月26日 | 歴史
 「アメリカ(大陸)」は、イタリアの探検家アメリゴ・ヴェスプッチの名から付けられた(1503年)そうです。今ではどう教えられているのかは分からないのですが、「コロンブスによる新大陸発見(1492年)」の方が先だとして「インディアス大陸(コロンブスがインドと誤認)」と呼ぶべきとの主張も有るようです。それが通ると「アメリカ合衆国」は「インディアス合衆国」になるかも知れませんww

 「インド」にしても、インド国は自らの国名を「バーラト」としているようですが、西洋では古来から「インド(亜大陸)はインダス川周辺と、その以東を指していた」そうです。

 「アメリカ」の名称は、そこの先住民が名付けた訳では無いのですが、国際慣行上では「アメリカ」が大陸名として有効で、先住民(インディアン)も認めているようです。「インディアン」とは言っても自ら名付けた訳でも無く、おそらくは「人間を意味する先住民族語」で自分たちを自称していたと思われます。

 「ヤマト」は、今から二千年以上前の「縄文人(或いは弥生人)」によって自称された地域名(当時の認識可能な世界)だと私は思っています。そこに住む人も「やまと(和人)」で、今で言う「人間」と云う意味だと思います。

 おそらく「縄文人(日本海周辺に先住していた日本人)」は、長い間目立った外敵が現れなかった為に、自らを一つの民族であると自認する蓋然性も無く、平和に暮らしていたと思われます。「縄文後期」になると、大陸の日本海側に居住していた「大陸縄文人」は、大陸西部からの侵略に遇って虐殺され、生き残った大陸縄文人の多くが日本列島に逃れて来て「列島縄文人」と共に、後に「弥生時代」と呼ばれる時代を過ごし、外敵を認識し始めた事から「統一民族・統一国家」を意識するようになったと思われます。

 「弥生時代」の初期に文字が使われていたか如何かは分からないのですが、文字が有った(と認識していた)事は間違いないようです。今でも、信用が置ける人同士では、契約書を交わさないからと言って「文字を知らない」とはならないように、単に「当時は文字の必要性はない」と判断していたと考えるのが科学的帰結です。

 それは兎も角、大陸人は他人を信用していないので文字は必須です。当時の「日本人」が大陸人と出会った時に「おまえ、なに人アルネ?」と訊ねられた時に、多くの日本人が「やまと(今で言う人間と仮定)」と答えた事から「邪馬台(イェマトゥ)」と当て字され、後世の日本人(江戸時代?)が「邪馬台国」を「やまたいこく」と読んだ為、国際的(当時の国際は、東南アジアを含む支那大陸・朝鮮半島・日本列島のみ)に認められた日本の最初の統一国家名が「邪馬台国」になったと思われます。

 以前にも書いたのですが、「ヤマト」は「やまとうみ(山と海)」→「ヤマトゥミ」→「ヤマト」になり、私は「国家」を指しているとは思っていません。つまり、「(平地以外の)大地と海洋」で自然を意味していると云う事です。

 「アイヌ」は日本語で「(良い)人」を意味し、「アイヌ民族」ならば「ヒト民族」になります。「やまと」も「アイヌ」も人間と言う意味で、平和な国では当人にとっては家族や部落以外の民族名や所属国家名を意識する必要は無いのですが、乱世になると何処に所属しているのかが重要になります。

 国際慣行上、今では各人に「所属国家名」と「民族名」が当てがわれていますが、それは平和ではないからです。

 先住民族がいる土地に、後から入り込んで「新大陸アメリカ」と名付ける事で「先住民族と新しい国家」が誕生し、縄文人が住む土地に後から入り込んできた北方民族に対し「先住民族アイヌ」と名付ける事で「古い国家に新しい先住民族」が誕生しました。

 「文字」には、歴史を書き換えるほどの力が潜んでいます。「生成AI」は文字を生成しているので、知らない内に「新しい過去の歴史が生成」されているかも知れません。



「ロシア民族」 と 「中華民族」

2023年05月27日 | 歴史
 現在支那大陸を支配している「中国共産党(中共)」は、嘗ての四夷であった周辺諸国を「中華民族の居住地」として領有権を主張しています。世界史的には周辺諸国に統治され続けた支那大陸に過ぎませんが、これを逆手にとって「過去に支那大陸を統治した民族は中華民族である」と詭弁を弄しています。

 戦前に正当な日本の領土であった台湾は、戦勝国連合が中国(蒋介石)国民党に統治を委ねたのち、中共に敗北(この場合は敗南?ww)した蒋介石は台湾に敗走し、行き掛り上台湾を自国領として統治するになりました。その時に数万人の台湾人が殺戮されたのですが、世界は見ぬ振りをして現在に至ります。

 中共は、台湾と同様に、沖縄も「中華民族の居住地」として領有権を仄めかしています。その内、沖縄に「中華民族の保護」を理由にして進軍してくる可能性も否定できません。

 現在に於いて、ユーラシア大陸の北東部を領有している「ロシア連邦」は、嘗てのソ連邦を「ロシア民族の居住地」として領有権を主張しています。

 ロシアは、民主主義の原点であり且つそれが最大の弱点でもある「選挙制度」を利用して領土の拡張(ロシアから見ると奪還)を目論んでいます。他国の「ロシア民族が過半を占める地域」を重点的に支援し、地方選挙を利用して「分離独立⇒ロシア連邦加盟」によって領土拡大を遂行中です。

 ウクライナも、ロシア系住民(ウクライナから見るとウクライナ系住民)が多く住んでいる地域は、露宇戦争の結果として正式にロシア連邦化しそうで、国連もこれを容認すると思われます。

 「ロシア民族」とは言っても、元々は「キエフ大公国」の構成民族であり、その発祥地は「現在のウクライナ」なので、「ロシア民族は元ウクライナ民族」と言えます。

 これらの混乱は、「中華民族」を含めて「民族の定義」が定まっていない事に起因しているので、国家が「民族」を持ち出すと戦争に繋がる事を示しています。「人種は、現生人類(ホモサピエンス・サピエンス)の単一種」である事が定説となった現在でも「人種問題」で騒がしいので、定義が全く定まっていない「民族問題」は、政治的に持ち出さない方が無難です。

 鈴木宗男が「アイヌ民族は日本の民族なので、北方領土は日本の領土である事は明らか」と嘯いたせいで、今ではロシアが「アイヌ民族はロシアを構成する民族の一つ(先住民族)」と主張し、南クリルは当然として、北海道もロシアに帰属する可能性を示唆しています。その内「東北もロシア領」と言い出すかもしれません。

 「千島列島をアイヌの自治区にしてください」という要望書を出した日本の「アイヌ関連団体」がいますが、その内「アイヌは縄文人由来なので、日本列島はアイヌの領土」と主張するかも知れません。