オメガねこ

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「ゴミ」 と 「資源」

2020年10月08日 | ニュース
 「ゴミ屋」は「放送禁止用語」のようですが、「ゴミ」自体は放送禁止用語では無いようです。それでも「おまえはゴミだ!」を、特定のヒトに対して言うと「ヘイトスピーチ解消法」の対象になり、第三者の通報でも立件される恐れがあります。但し、在日外国人が日本人に対して言った場合は、この法律の対象外です。例えば、

「チョッパリは日本から出ていけー!」「小日本人を海に叩き落せー!」

は、誰が言ってもセーフです。

 それは兎も角、「ゴミ屋さん」は微妙です。「ゴミ屋」の言い換えとして「廃品回収業」や「資源回収業」が当てられていますが、これは「ゴミ」には「廃品」以外に、「資源」も含まれる可能性を示しています。

 10月8日に、「高レベル放射性廃棄物」の最終処理場選定の第1段階となる「文献調査」に、北海道後志の寿都町と神恵内村が応募することを決定しました。報道各社はこれを、「いわゆる核のゴミに市民の多くは反対」と報道しています。恐らく「ゴミ」は汚いものだとの印象を与えたいのだと思いますが、反対しているのは外部から来た「プロ市民(小泉純一郎氏も含む)」で、町議会も町民も賛成が過半数です。

 この「高レベル放射性廃棄物」の処理問題は、2000年に制定された「特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律」を根拠に、核燃料サイクル開発機構が「地層処分技術の知識化と管理」を2005年に取りまとめ、ガラス固化体にして地下300メートルより深く安定した地層に処分する方式です。

 「日本学術会議」は2014年9月に政府に対し、「空冷式の容器に納めて、地上か浅い地下で暫定保管すべき」との報告書を公表したそうです。この場合の危険性は、現在の発電所の敷地に保管するのと大差がなく、最終処分をする迄に、二重の手間と予算が必要になります。当然、テロや空爆によって破壊される恐れもあり、これを受け入れる自治体が現れ無い事を前提にした邪論です。

 日本における過去の「原発事故」を政府は詭弁を弄して隠し続け、国民も含めて報道機関は、福一事故で初めて危険性を知った振りをしました。この
欺瞞が最終処分場の建設の遅れに繋がり、今回の「文献調査」によって「科学」が始まります。

 ところで「核のゴミ」ならば、「核の廃棄物」と「核の資源物」の両方の意味が考えられます。核分裂物質は鉛の様な「安定同位体」になるまで反応は継続しますが、それでも外部から放射線(宇宙線も含む)を当てると「分裂開始同位体」が生成(再生)される場合も有ります。

 人間は通常生活では、人工的な放射線の何十倍もの自然放射線を浴びています。逆に、飛行機に乗ると地上の何十倍の放射線を浴びます。わざわざ放射線を浴びる為に温泉に入る人や、岩盤浴を楽しむ人までいます。「300M以深に埋められた高レベル放射線体」から地表に漏れる放射線は、計測不能なまでに減衰しますが、それに不満ならば少し浅く埋めて「人工岩盤浴場」を併設すれば、観光客が増えるかも知れません。

 日本人一人の自然被ばくは6μSv/日ですが、健康の為に胸部レントゲンを受けたり、楽しく東京~ニューヨークをジェット機で往復しても100μSvの被爆を受けます。「文系の科学」ではなく「理系の科学」を信じた方が「健康で文化的な生活を営む」ことが出来ると思います。




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