テレビとうさん

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「活断層地震」 と 「破断地震」

2024年02月26日 | 科学
 断層の内、現在もズレやすい状況にある場合を「活断層」と言い、地殻の歪が解消され易いことから「地震源」となる可能性が高くなります。但し「活断層地震」は、活断層が「安全弁」となり巨大地震となる可能性は低く、地震対策を講じている人にとっては「救いの神」と言えます。

 「活断層」が互いに引っかかってズレにくい場合にも「活断層」と言えるかどうかは判らないのですが、その「安全弁」が効かずに地殻が突然破断した場合は、地震の「初期波(P波による初期微動ではない)」が現れず突然の「巨大地震」となって、通常の地震対策は無効化されるかもしれません。これを、ここでは「破断地震」とします。

 「破断地震」でも、プレート圧力により上昇しようとした岩盤が上層部の対抗プレートにより押え付けられていた場合は、破断とともに跳ね上がり、新しい「(活)断層」が生成する可能性があります。そのため、地震予知連が「今回、未知の活断層が見つかったが、予算の制約で調査不足だった」として、日本海側にも多額の「地震予知予算」がバラ撒かれるかも知れませんww

 圧力釜には安全弁があり、内圧と外圧の差が一定以上になると弁の作用で内圧を定常化し目的の調理をするのですが、同時に釜の破壊も防ぎます。カセットコンロのガスの場合は「安全弁」の有無は判らないのですが、過熱すると突然容器が破裂して同時に漏れたガスに引火し爆発するようです。

 地震対策が講じられた地域の「活断層地震」は、安全対策が講じられ且安全弁が故障していない「圧力釜」に似ていて、人的被害は殆どありません。

 一方、地殻が突然破断する「破断地震」の場合は、熱源のそばに置いたまま失念したカセットガスボンベに似ていて、被害を受けるまで気づかないので防ぐことはできません。

 「能登地震」を「人工地震」と言う人もいますが、これは震源地が直下だった事から「初期微動(初期波とは違う)」が現れなかった事を誤解したからだと思われます。

初期微動;P波(進行方向と平行に振動する第一波で、岩盤中速度は5~7Km/s)の振動で、S波(進行方向と直角に振動する第二波で、岩盤中速度は3~4Km/s)が到達するまでの地震波。

 何れにしても、日本海側は兎も角、地震予想図では「30年以内の、震度6以上の地震確率が80%以上」で赤く塗られた太平洋側には「活断層」が多いとされ、中等度以下の地震が多発している間は「巨大地震」は起こり難いかも知れません。



コメントを投稿