テレビとうさん

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「正しさ」 と 「知識人」

2024年07月11日 | 思想・思考
 人それぞれに「正しさ」は様々あるのですが、例えば「現在の正しい行為が、正しい未来をまねく」と考えても不思議ではありません。若しもそれが否定されると、「正しい事」を行う意味がなくなります。

 この事象を少し過去にずらすと、「過去が正しかったお陰で現在も正しい」となります。口が裂けても「過去の過ちのお陰で、正しい現在が生まれた」とは言えないと思いますww

 ここに「達観した自分」が居ると仮定して、当然にして自分は「正しい」のですが、その自分は「過去の結果」として生まれた成果です。例えば、間違った過去から正しい自分が生まれたと考えるのなら、「正しい未来」の為には自分が間違いである必要が有り、平仄が合わなくなります。

 平仄を合わせるには、「正しい過去」⇒「正しい現在(と認識する自分)」⇒「正しい未来」となり、「間違い」が入り込む余地は有りません。少なくとも、マクロで観ると「人類を含めて、生物には間違った行動は無い」と言えます。

 過去に様々な形態の戦争が起こりましたが、確実に現在が在ります。つまり、過去の戦争の一つでも欠けていたら「今の自分」は存在していない可能性が大きく、これは「自分の正しさ」は戦争によって齎せられたとも言え、「戦争の正しさ」を補強することになります。勿論、「戦争の当事者」は正しいと信じて戦っています。

 「過去の過ち」を反省した事で「正しい現在が有る」のなら、現在が間違っていなければ将来に反省することは出来ないので、正しい未来は保障されません。歴史を顧みても、多くの反省を重ねた結果として、更に戦争を繰り返しています。

 絶滅危惧種は、様々な生存競争に負けた結果であり、何れ自然淘汰されます。同時に、「その種の亜種」が繁殖の機会を得ることになり、これを「進化」と言うようです。「進化」とは言っても、人類は「腕力や尾が退化」した結果であり、危険な地べたを這いずり回る事しか出来なくなって、「知恵」を得る為に大脳皮質が「進化」しました。

 現在の人類は、大きく分けて「知識を持つ人類」と「智識を持つ人類」に二分できます。

注)
知;見聞きした事を覚える。
智;その曰を知る。

 「知識」とは過去の経験で正しいとされた事象で、「智識」とは知識を科学(間違いを対象にする学問)した結果ですが、「結果」が正しいとは限りません。

 近代では「知識人」が社会の上層部に居座っていて、その亜種である「智識人」が、今ではネット界隈で成長し始めています。近い将来には「知識」はAIが受け持ち、知識人は不要となります。

 過去の「間違い」に対し、サルでもできる「反省」を繰り返す大多数の「知識人」と、先人の行為は「抑々、反省の対象にはならない」とする少数派の「智識人」の、どちらが「進化系」と言えるかは明らかだと思います。

 「反省」は、自身の行為に対して自らするものであり、先人を含む他人を対象にするものでは無い、と、私は思う。




2 コメント

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Unknown (englico)
2024-07-13 21:24:39
あら?

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ないっすよ。
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englicoさん、おはようございます。 (テレビとうさん)
2024-07-14 08:04:56
ほんとだ!

「毎日ポイントゲット」で、ポイント欲しさにスマホで記事閲覧しても「GETボタン」が表示されないので、使い慣れないスマホで設定を弄っている間に消えたようです。元に戻しましたww

どうやら、スマホの「gooブログアプリ」では「GETボタン」は表示されないようです。スマホで通常のブラウザーを通せば表示されましたww

何のためのキャンペーンなのか分りませんww
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