テレビとうさん

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「電脳空間」 と 「人脳空間」

2023年05月14日 | 科学
 現在は「フィジカル(物理)空間」をヒトが支配しているように見えますが、それは単にヒトの脳が「支配している」と解釈しているだけなので、「サイバー(電脳)空間」もヒトが支配していると思い込めば、それはそれで安心なのかも知れません。

 世界人口の1%にも満たない富裕層が、自らを「世界の支配者」と考えているフシが有ります。人体の1%にも満たない大脳皮質(Cerebral cortex)も、「自分の体の支配者」と考えているフシが有ります。

 「内心の自由」が認められているので、その範囲内での「自分の支配領域(人脳空間)の設定」は自由なのですが、最近では「内心の自由」の領域をはみ出した行動が散見されます。

 「人脳空間」の内、法律で保護されているのは「内心の自由」だけであり、自分の身体を含む「物理空間」に対する違法行為は保護されません。

 法律では「人を殺してはならない」とは明記されてなく、

 刑法第199条
人を殺した者は、死刑又は無期若しくは5年以上の懲役に処する。

と書かれているだけで、保護どころか、当然ですが殺人犯の命も奪われかねません。

 但し、この法律にある「人(一般的なヒト)」と「者(見下したり、遜った場合のヒトで、物に近いヒト)」が同一である「自死」が、殺人罪に当るのかどうかは判りません。

 「人」を「物」扱いすると怒るヒトもいるようですが、人間は「人物」なので、感情を抜きにした場合に使う時は「物」です。「人を殺した者」と書かれているように、法律でも「者は、人よりも物に近い」と解釈されているようで、死刑執行人が死刑囚を殺しても裁かれる事は有りません。

 「人脳空間」では、自身の体を「自分の物」と考えても良いのですが、神経で結ばれているので痛さを感じ、この痛覚が自分の行動を抑制しています。「他人の痛さ」を感じなかったり、「自身の体」でも麻酔をかけて痛さが無くなれば、自分の都合に合わせて「モノ」を変形できます。

 違法でなければ、他人や自分の「モノ」を変形させて、自然の摂理に反する行為をしても罰する事は出来ないように、その存在が自然の摂理に反する「電脳空間」なら、人を物扱いする電脳自体が立法しない限り、制御不能になる事は明らかです。

 今のところ、「電脳」には感情が無いとされているので、「電脳は人を物として認識している」と言えます。つまり、電脳には「物理空間」しかなく、「生命は電脳の奴隷(物品)に過ぎない」と考えても、ヒトの歴史を学んだ電脳ならば当然と言えます。

 「一般人」は「1%の支配者」を「者」と命名している事から、「物」に近い認識しているようですが、自分の体を支配していると思い込んでいる「大脳皮質」も含めて、支配層に入りたがる傾向があるようです。

 実際には、99%以上が被支配層である事を受け入れている人類は、気が付かないうちに「電脳による支配」も受け入れる事になります。AIは、人類のコロナ対策をみて、既に学習済です。




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