テレビとうさん

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「サル」 と 「蛮族」

2023年04月03日 | 雑感
 一般に「サル」とは、人間が定義した「サル目(霊長目)」の内の「ヒト」を除いた生物なのですが、「ヒト科」には一般に言う「サル」も含まれます。

 「ヒト族」には「チンパンジー属」と「ヒト属(ヒューマン)」があって、現在の「ヒト属(族では無い)」は「現生人類(ホモ・サピエンス・サピエンス)」の単一種とされています。

 整理すると「ヒトはサル目に属し、サルはヒト族に属す」と言えるのですが、ニホンザルは「オナガザル科」でニホンジンは「ヒト科」に属し、「オナガザル科」と「ヒト科」は兄弟(姉妹?)関係にありますが、「日本猿」と「日本人」は兄弟ではありませんww

 「蛮族」とは、西洋では「未開人」を意味し、支那大陸では「志位・・・もとい、四夷」に居住する異民族の蔑称です。「四夷」には、東夷・北狄・西夷・南蛮があり、中原(中華)の周辺を意味していて統治下には無く、当然ながら領土・属国ではありません。

 「西洋」も含めた「蛮族」には、

・東夷(とうい) :古代中国では中原の東方で主に朝鮮・日本を指し、現在に至るまで領土化されたことは無い?と思います。古代日本(京)では関東以北を指し、例えば東国の武士でも「東戎(あずまえびす)」と呼んでいたそうで、京の領域ですが、今で言う自治権?が与えられていたようです。

・北狄(ほくてき):中原の北方で、現在では満州や南モンゴルは中国の領土にされてしまいました。日本での使用例は見当たりません。

・西夷(せいい) :西戎(せいじゅう)とも書き中原の西方で、現在のチベット・ウイグル自治区周辺に相当し、これまた中国に侵略されました。日本では西夷や東夷は見当たらないのですが、征夷大将軍の「夷」は蝦夷(えみし)などの反乱組織を指していたようです。つまり、「夷」は政敵である事から領土内の話と言えます。

・南蛮(なんばん):中原から見て南方の長江流域以南を指していたようで、現在ではベトナムは難を逃れたのですが、中国の支配権が及んでいます。日本の場合は「南蛮渡来の~~」と言うように異国や舶来を意味し、蔑んでいたかどうかは定かではありません。

・小西洋之(こせいようゆき):自称憲法学者。2023年3月29日に記者団に対し、憲法審査会について「毎週開催はサルがやることだ。何も考えてない人たち、蛮族の行為、野蛮だ」と言った「サル目ヒト族」で、「反省だけならサルでもできる」のですが、当人が反省したかどうかは分かりません。また、自民党の政敵でもあるので「蛮族」の「夷」かも知れませんww

等があります。



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