中華思想とは、「中華」として「天子(天命を受けた君主)の住むところ」の周囲に「内臣(中華直轄の国)」と「外臣(臣下を派遣している国)」、そして朝貢によって国の存在を認めてもらう「朝貢国」のみが文化を持っていて、文化の存在しない「化外の地」である「夷狄」として蛮族を卑しむ華夷思想の事です。
今の「支那大陸」で言うと、北京が「中華」で、満州・南モンゴル・東トルキスタン・チベットが「外臣」です。「外臣」の内側が「内臣」で本来の中国なのですが、中共はこれら総てを「中国」であると主張し、更に欲深い事に「過去の朝貢国」も元々は中国だったと仄めかしています。その内、「化外の地」も中国に認識されていた事を理由に、中国領と言いだす筈です。
中華民族の偉大な復興の実現(習近平による中国の夢)では「富強、民主、文明、和諧、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善」の12の社会主義核心価値観を謳っています。殆ど実態が無いにも拘らず、これを目指している事からも「中華思想による世界統一」を狙っている事は明らかです。
中国共産党は、中華民族には「漢族」だけでなく、蒙古族、満州族、チベット族やウイグル族などの少数民族も含むとしています。この中で「漢族」と「満州族」は既に実態は有りません。漢王朝を出自とする「漢民族」はその後の混乱で500年間の間に人口は6000万人から500万人以下に減少したと言われていて、その後の征服王朝の政策によってさらに減少した事は明らかです。また、「満州族」も中共の人口侵略によってその実態は失われました。
日清戦争で敗北し混乱の真っただ中にあった清王朝を転覆する為に、孫文や蒋介石などの「満州族の軛から逃れて漢民族による独立国を持ちたい。」との希望を以て、日本に対して協力を要請し、これに騙された日本政府が、溥儀を「漢民族」の土地かから引き離す為に大清帝国の故郷である満州を開拓し満州国のトップに据えました。
日本による援助で大満州帝国は発展しましたが、中華民国による「満州の領有権主張」と、溥儀の夢である「中原(中華)への進出願望」等も有って、関東軍は満州国に対する影響力の行使を継続しました。
つまり、「中華」とは「中国支配の根拠」の事で、「中国語で言う中国」とは「中華の影響力の及ぶ範囲」を意味し、現在の国際標準である「国境」の概念とは相いれない概念です。ちなみに、日本語で言う「中国(なかつくに)」は「高天原と黄泉の国の中間」と云う意味です。
「支那」を「中国」と呼称する事は「中華思想」を認めることになり、投資資金を回収できない「朝貢貿易」は将来の「小中華民族」への道に繋がります。
「シナ」の語源は「秦」のことなのである。
英語名「China(チャイナ)」の元も「秦」である。
こう知れば「シナ」の表現が歴史的な事実にもとづいていることがわかる。
史実もそうですが、「辛亥革命」を孫文は「支那革命」と書いていますし、日本に入国する時には国籍を「清国」ではなく「支那」と書いています。
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-21.html
表現の自由がないSNSは嫌なものです。
ヨーロッパには幾つかの概念が有って、主なものはヨーロッパ州(ロシアを含むウラル山脈以西)と欧州共同体(主に西ヨーロッパ)です。
日系オーストリア人のリヒャルト・ニコラウス・栄次郎・クーデンホーフ=カレルギーが提唱した「汎ヨーロッパ主義」がEUの原型で、支那大陸も日本が勝っていればEU並みに安定した地域になっていたと思います。
しかし白人は、白人の安定は望みますが、有色人種の安定は望みません。これが今の世界情勢を決めていると思います。
「支那」を「支那」と書いても凍結されない環境になれば、「支那」は安定すると思います。
「アメリカには今もインディアンは存在するか?」とか、「日本にアイヌはいるか?」と云う意味では、「アイヌの人々」と同様に「満州族の人々」はいると思います。しかし、その「実態」は怪しいものです。現在でも「中国は満州民族が支配している。」のなら、話は別ですが。
今、北海道では「アイヌ自治区計画」が裏で進められています。謂わば「アイヌ民族復活計画」です。
また、沖縄でも「琉球自治区計画」が半ば表だって進められています。謂わば「琉球王国復活計画」です。但し、「琉球王国」なるモノは元々存在していなく「琉球国」が在っただけなので「復活」とは言えませんが。
イスラエル建国でも明らかで、私は、民族自決が出来る土地の所有を「実態としての民族」の定義としています。
の「支那大陸論」にいままで述べた説を書いてあります。長すぎて、あまりにも世間の常識とは異なりますが、巷間の説から論理的に敷衍したものです。一読をお勧めはできませんが。