オメガねこ

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「ダイオキシン」 と 「武漢ウイルス」

2020年12月10日 | 科学
 20年程前に前に「ダイオキシン猛毒騒ぎ」があり、家庭ゴミの自家焼却が禁止されました。これは、モルモットの臨床実験から、体重比にして人間に対する青酸カリ以上の毒性を示したことによります。

 最も毒性が強いとされる「2,3,7,8-テトラクロロジベンゾダイオキシン」の場合で、

対象動物 :半数致死量(mg/体重Kg)
モルモット:0.0006
ハムスター:5.00
イヌ   :3.00
ヒト   :?(青酸カリは4mg/Kg程度)

だそうです。他のダイオキシン類の「毒性因子換算」では1/3~1/3万くらいで、不明な「致死量」ではなく、推定による「発がん性」に関する毒性だそうです。

 ダイオキシンは、塩素を含んだ物質が燃える事で生成されますが、焼き魚から森林火災まで、常に「危険」を伴います。勿論、例のWHOは今でも、

「ダイオキシンは非常に毒性が強く、生殖や成長面の問題を引き起こす可能性があり、免疫システムやホルモンに障害をもたらし、発がん性もあります。」

と言っています。それでも、バーベキュー人気は衰えず、森林火災も頻発しています。「毒性」を試したくても、焼肉や火災現場からダイオキシンを精製して食べる訳にもいかず、「ダイオキシン被害者」を探す事が出来ないので、将来の「発がん性」とか言っているとしか思えません。

 一説によると、ダイオキシンを含んだ「燃えカス」を、ドンブリ一杯食べても「ダイオキシンによる影響は無い」と言われています。普通の人でも「ウイスキー」をドンブリ一杯飲むとかなり危険な状態になるので、アルコールの毒性よりも小さいのではないかと思われます。

 最近は「ダイオキシンの毒性」に関する報道が無くなったので、多くの人は安心してバーベキューを楽しんでいるようです。つまり、「危険性は報道が決めている」と云う事です。

 ところで、最近「武漢ウイルス(通称、SARS-CoV-2)」の報道で騒がしいようですが、日本での「武漢肺炎死亡者」の年齢傾向は、相変わらず例年の統計による
「簡易生命表」の年齢別死亡率に沿っているようです。また、「超過死亡」も日本では例年より少ないと予想されています。

 仮定として、「武漢肺炎」が流行せずにこの人達が死なないで済んだとしたら、「簡易生命表」のデータは将来指標として使えない事になります。何故なら、翌年の死亡統計が例年通りに戻った場合、若しかすると「超過死亡」に加算されるかもしれないからです。

 ここで注意をしなければならないのは、「統計データ」は「個人」を峻別しないと云う事です。特定の人が死んで悲しんでも、他の誰かが生き延びて喜ぶ姿があると云う事ですが、この個別の事情は「統計」には現れません。

 統計は確率を示す指標で、総体として「人を救う政策」に活かされます。若しも政府が「特定の個人」に注目すると、より多くのその他の国民が被害にあいます。

 「特定の個人」とは自分や自分の関係者の事です。自分の命は自分で守るのが基本で、政府は科学的な「統計」を活用してより多くの「国民」を救うのが仕事です。最近の「ポリティカルコレクトネス」は、これとは正反対の方向に誘導しています。

 「政府は、より少ない人の人権を守るべき」と・・・




2 コメント

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Unknown (hobbesgracie911)
2020-12-10 12:24:10
こんばんわ。
武漢ウイルス蔓延のアメリカからです。
余談ですが、私の家の近くに広範囲にダイオキシンが違法廃棄されていたところがありました。もう40年近くになるでしょうか。最終的には汚染された土を2年かけて焼却炉にかけました。そのあとはコンクリートでキャップし(覆って)、今は公園となっています。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-12-10 16:00:29
🐶こんにちわ

40年前と言うと、ベトナム戦争での枯葉剤(TCDD)の影響が、ようやくアメリカで騒がれた時ですね。

アメリカの裁判所では、今でもダイオキシンと人的被害(遺伝異常などの実害)の関連性を認めていないと聞いていますが、どうでしょうか?
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