「マイナカード」 と 「全国旅行支援」

　「効能デマ太郎」改め「 賂んバーカ太郎」が、現行の健康保険証を２０２４年の秋に「マイナ保険証」に切り替え、これを義務化すると発表しました。「マイナ保険証」が義務化されるという事は、国民の健康保険料の納付が義務なので「マイナカードの義務化」と同義語です。

　国が一括して管理する「個人識別カード」は、数十年前から世界中で義務化されているのですが、日本では「国民総背番号制（1968年に検討）」に対する反対運動が起こり、ここまで来るのに半世紀が過ぎました。

　「マイナンバー制度（正式には、社会保障・税番号制度）」は２０１３年に成立し、既に国民全員に番号が割り当てられ済みなのですが、「マイナカード」の取得者は５０％程度のようです。

　当初、「マイナカードの取得は任意ですが利便性が高まる」としていたのですが、取得者が思うように増えず「撒き餌に群がる魚」を連想してか、「マイナポイントの付与」を５千円とし、そして関連付けの対象を増やして２万円に引き上げ、更にその期限を延長して来年の１月になりました。

　まさに「賄カード」ですww
賄（まいな）；便宜を得るため不正に贈る金品。

　政府に不信感を持っている私は、未だ「マイナカード」を持っていないのですが、逆に官憲に不信感を持たれ「提示」を指示されると面倒なので、取得の準備だけはしています。その内、運転免許証と同様に「常時携帯」が義務付けられるのは想像に難くは有りません。

　なんだか「既視感」があると思ったら「ワクチン接種」でした。当初は「感染予防効果が有る」次は「重症化を防ぐ効果が有る」そして「大切な人を守るために接種を」。遂には、接種するとPCR検査をすると五百円ほどお金がもらえるようになり、今では「全国旅行支援」と銘打って、「３回接種」を条件にして上限八千円＋α円を貰えるそうです。

「二回接種済」でなければ３回目の接種は受けられないので、「旅行支援」の期限が今年の１２月なら無接種者は間に合わないし、1回しか接種していない人は急がないと間に合いません。ギリギリ間に合っても「副反応や副作用」で、逝けて、行けなくなる可能性も有ります。

　そこはソレ、政府に抜け目は有りません。「PCR検査」の陰性証明書でも可です。「無接種者」や「２回接種済みで３回目を忌避する人」は、「３回接種者」と感染率に有意な差は無いのですが、「PCR検査」を受ける必要が有ります。

　当然、検査数が増えると「感染者数（正しくは陽性者数）」が急増します。これが「第８波」の正体ですが、これが理由で「ワクチン接種の義務化」が始まらない事を祈るばかりです。