オメガねこ

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「むくりこくり 」 と 「ブギーマン」

2024年02月13日 | 国際情勢
 「ブギーマン」とは、言う事を聞かない子供に対して脅しとして使う「架空の生き物」ですが、その姿は世界各国は当然として、各地・各家でも違い、大概は架空の存在でその実態は有りません。

 タッカー・カールソンによる
プーチン大統領のインタビュー(1時間20分以降)では、プーチンが世界の覇権争いを「ブギーマンストーリー」に例えて、「中国の外交理念は攻撃的ではない。常に妥協点を探すことだ。」としています。

 しかし、史実としてはロシア(モスクワ大公国時代)も中国(宋時代)も蒙古軍に蹂躙され「ブギーマン」は実在しています。

 日本では、言う事を聞かない子供を諭すため、私が子供のころは「お巡りさんが来るよ!」と言うのが定番だったようですが、古くは「むくりこくりが来るぞ!」と言って脅していたそうです。

 「むくりこくり」は、蒙古襲来時の「蒙古・高句麗連合軍(1274年・1281年)」を指し、「おまわりさん」と同様に実体が有る「ブギーマン」です。

 ロシアは、ノヴゴロド公国(862~1478年)が起源とされ、間もなく政争からキエフ大公国(882~1240年)が誕生し、後にモスクワ大公国(1263~1547年)が成立したとされています。その解釈の真偽は兎も角、版図は最大限でも「東ヨーロッパ~ウラル山脈まで」でしたが、中国(元朝:1264~1368年)は交渉なしに攻めてきました。

 日本は「実態のあるブギーマン(ムクリコクリ)」を追い払い、その後中国は明朝となり蒙古が縮小したおかげでロシアは中国(明朝)との交渉なしに東方拡大に成功し、シベリア(一時的にはアラスカも)まで手中に収めました。

 中国(清朝)は日清戦争で破れ、その後中華民国・中華人民共和国となり、ロシア帝国は日露戦争で負け、その後ソビエト連邦を経てロシア連邦になりました。何れも、「実態の有るブギーマン」が主役で、強権(表向きのの交渉は有ったかもしれない)による国家(連邦)形成です。

 現在の日本政府は、「米くり」により「中くり露くりが来るぞ!」と脅されている子供ですが、国民は・・・・・。

 但し、「米くり」は当然として、「中くり露くり」も実態のある「ブギーマン」であることは忘れてはいけませんww

 中国もロシアも「私たちは、元々私たちのモノだったものを、再び手に入れる。」と断言しています。「沖縄は元々は中国の一部だった。」「アイヌ民族はロシア固有の民族だ」等々、詭弁を弄して取りに来ます。

・キエフ(大公国)は「ロシアはキエフの版図」と思っている。
・モスクワ(大公国)は「ウクライナはモスクワの版図」と思っている。
・北京(中国共産党)は「東欧から極東までを北京の版図」と思っている。
・ワシントン(民主党&RINO)は「天命による版図(文明の西漸説)」を信じている。


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