オメガねこ

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「再生可能エネルギー」と「使い切りエネルギー」

2022年06月10日 | 科学
 太陽光は再生できないので「再生不可能」なのですが、何故か「再生可能エネルギー」と言われています。風力や地熱も同様に、人間には度し難いのですが「再生可能」と思われているようです。ところが、この「再生」の意味は、

・再生可能エネルギー(renewable energy);利用する以上の速度で自然界によって補充されるエネルギー全般を指す。

らしいです。通常、「再生」は元に戻ると云う意味なのですが、環境活動家は「太陽光や風力は、利用しても自然に補充されて元に戻る」と思っているようです。

 風力発電は、風力の利用後には風下の風力エネルギーが減衰し、自然に補充される事は有りません。これを補充する為に扇風機などを使用し、エネルギーを付加すれば風力を戻せるので「再生可能」かも知れませんが、扇風機は自然では無いので「風力発電は再生可能ではない」と言えます。当然、無風状態になったらしばらく時間がかかるので「利用する以上の速度で自然に補充される」事は絶対にありません。

 太陽光にも同様の事が言え、寧ろ風の再生よりも難しいです。と、言うよりも「再生不可能」と言えます。太陽光発電では、奴隷労働で作られたソーラーパネルを使用し、上海電力に土地を奪われ、耐用年数の過ぎたパネルの処理費用は計算に入っていない上に破損した場合は有毒物質が放散されます。当然、光を吸収したパネルの裏側には影ができて植物の成長を阻害します。その上、夜は「利用する以上の速度で自然に補充される」事が無いどころか、利用すらできません。

 エネルギーは使うと減ると言うのは「自然の原理」で、これを科学では「エントロピー増大の法則」と言います。勿論、エントロピーは自然状態で放って置いても増大するので、エネルギーを倹約しても無駄です。おカネの倹約の為にエネルギー消費量を減らすのは有効ですが、それは「経済の原理」と言います。

 石炭や石油などの化石燃料は燃やすと二酸化炭素になり、植物は二酸化炭素を吸収して成長し、寒冷地では放って置くと泥炭となり、地下に埋まると石炭が再生されます。動物は植物を食べて成長し、死んで地下に埋まると石油が再生されます。

 石油や石炭の他、木材や動物の油脂を直接燃やしても二酸化炭素が生成されて、速度は兎も角、循環的に自然が勝手に動植物を再生してくれるので「再生可能エネルギー」と言えます。

 現在の技術では、「原子力発電」の燃料である核物質は「使い切りエネルギー」と言え、使い切った核燃料は「核のゴミ」と言われて忌み嫌われますが、レジ袋セク次郎に忌み嫌われた「レジ袋」は、油田のゴミである「廃ガス」成分からも造られるので「廃物利用」とも言え、レジ袋自体が燃料にもなるので、生ゴミを焼却する時に再利用できます。

 現在は、生ゴミの焼却時に熱量不足になると石油を焚くのですが、この代替エネルギーとして「廃レジ袋」を使用すると、石油の使用量を減らす事が出来、その余った石油から「レジ袋」を生産できるので「レジ袋は再生可能エネルギー」の代表格と言えます。



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