小森陽子のブログ

ジャズピアニスト小森陽子の徒然日記

秘訣

2006-05-26 14:09:02 | Weblog

 
アーティストビザの準備がぜんぜん進まない。
弁護士も決めて、推薦状もお願いしてけっこうたくさん書いてもらったのに、スポンサーをお願いしきらなくて詰まっていた。。。。そうそう、でもこういうことってビザのことだけじゃないて、いつものことなんだよね、って改めて思う。

 考え方の傾向と、行動の傾向があって、つまるところは音楽のことでも、他のことでもだいたい根本は同じで、どこかでふんばって変えて行かないと、このままで生きて行くことはできるかも知れないけど、まちがいなく成功する人の考え方からは程遠いようだ。
 
 具体的に変えて行くことは、大きなことではなく、身の回りの小さなことで、例えば、
ー自分の決めていたことを先送りにしない(ピアノを弾く時間ときめたらとにかくやる、人への連絡をきちんきちんと)
ー小さな約束を守る(時間を守る、期日をまもる)
ー片付けようと思ったら、そのときにやる(めんどくさがってあとで、にしない)
ーきちんとあいさつする

 なんてことないのだけども、「できることをやらない傾向をやめる」「大志を抱かなくていい、できることをするだけ」、これをすると自分の気持ちがおさまるのと、自分のことをごまかさなくていい、逃げなくていい。いろいろなことがタンタンとできるようになるらしい。それに慣れると、いろいろなことが大したことではなくなり、今まで大変!と思っていたことも大したことでなくなっていくらしい。

 些細な考えを些細な行動に移すことを積み重ね、積み重ね、勇気を持って、逃げない、逃げない、そこで後回しにしない、めんどうくさがらない、感謝して感謝して、そしたらちゃーんと前に進むかも




うまいことと魂を込めることと美しいこと一生懸命なこと

2006-05-16 05:19:52 | Weblog
 先日、引退されて今は会社勤めをされているドラマー方が和太鼓を叩いている所に居合わせた。その姿がえらく美しく、一生懸命で、魂がこもっていてなんだか頭から離れない。
 彼はバークリー出身でプロドラマーとしてこちらでご活躍なさっていた方で、けっこう最近エンジニアに方向転換された方だ。
今はドラムを叩く機会もほとんどないとおっしゃっている。でも本当に美しかった。感動した。
 
 感動する音楽ができるためには、いつもいつも楽器にふれていること、うまいことは最低条件だろうと思っていたけど、うまいけど面白くなかったり、よく意味がわからなかったり、この人はすごい、と思って聞くから本当は楽しくないけどありがたがってみたり。。。
 いいか悪いかは、聞く側の私の耳がもちろん主観な訳で、作り手は自分の信念をアイデンティティ-をはっきり持って、これだと思ったものを聞いてもらうのでしょう。
 
 じゃあ、セッションは?。。。きっと同じことで、自分のピアノをそのときの一生懸命でもって周りの人と会話し、つくりあげていき、それを聞いてくださる方がいて幸せなのかも。 自分がセッションを聞いているときは、その人のフレーズなども聞いているけど、それよりも、その人が出す音やその人の振る舞いから「この人どんな人かなー?」って思うのが楽しかったりして。

 いつも言われるけど、人として大きくなること、音楽を磨いていくことは同じなのだろう。 
 なんか適当になーなーでやっていると、なーなーな音だしてしまうだろうし、ソトヅラばっかりだと、ちょっと一緒に演奏した感じではいいけど、何曲も共にしているとぼろが出るし、責任感がないと、人任せな音だしてしまうんだろうし。 ケチだと変なとこに手を抜いた演奏してしまうんだろうなー。

 頭隠して尻隠さず、自分で気づかないで変なこといろいろやってるけど、周りはお見通しだったりして。。。

 うまくて一生懸命で美しくて魂のこもった音は普段のきちっとした生活からでてくるのかな? どう思います?


セッションにいくときのココロ

2006-05-11 18:30:55 | Weblog
 いつも行くとなにかしらの発見があるのに、行く前は急になおりかけの風邪が一瞬ひどくなったり、頭痛がした(気がした)りする。 行くと楽しいのに~ また誰かに知り合えるのに~
 言い訳をするとすれば、世間はさあ寝よう!って時間に、さあそろそろ出動するわけだから、なんとなく、なんとなくねえ。
 さらに、だいたい帰りは興奮して帰ってくるので、寝付きはわるい。でも、ニューヨークいいなぁ、と思う。

 今日は、うわさに聞いていたベースの○○さんとご一緒させてもらった。
楽チンだった~ 速い曲で私のリズムがゆれても、そんなこと何のその。ぐいぐい先に進み、おいしく仕掛けてきてもくれる。こういうのって幸せ~ みんなすごいなぁと。 これまた道のりはながいなぁ~ ふむむむむっ



Barry Harrisのワークショップ

2006-05-10 11:44:04 | Weblog
 
 今日は火曜日恒例、Barry Harrisのワークショップに行ってきました。

2時間ほどのピアノの集団レッスンみたいなものです。地元の体育館みたいなところで、バリーとピアノのまわりを2、30人くらいで取り囲みます。
 主にきているのはものすごく長くこのクラスに来ていると思われるおばさまたち。もちろんアメリカのおばさまたちもしっかりよく口をはさみ、よけいなおしゃべりをするのですが、彼女達はよく知っているんですよ~バリーのメソッドを!
 私はなんとか、何が行われているのかついて行っている感じ。10分弱くらいバリーに直接教えてもらえるんだけど、よくよくわかってることじゃないと、英語と指と頭がすぐつながらず、せっかくバリーが言ってくれている意味も???になってしまいます(涙)
 
 これを実践できるようにならなきゃね~せっかくバリーに直接習えてる貴重な機会だし

漢方薬

2006-05-08 06:55:55 | Weblog
 
 おかげさまで先日のえび喉痛みから回復しました。
 ごはんも(いつも通り)もりもり食べられるようになりよろこんでいたら、どうもノドや耳の痛みから風邪をひきだしたらしい。いやーワタクシこれはゆるみか?現実逃避か?

 そこでチャイナタウンに住んでいることだし、漢方薬にトライ! ノド炎症のときに、けっこう効いたんです、近所買った『喉疾霊』ってかいてあった2ドルいくらの薬が☆ このたびは風邪といえば葛根湯! 本場のカッコンは効きそうやね~

 アメリカの薬局で手に入りやすい風邪薬やのどの薬は、その場の痛みを抑えるものがほとんどなので、中から直してくれる漢方の方が心強いなぁと。これを機にこっちの薬も把握しておこうっと。。。(これかける程にはかなり元気だ!)はやくカッコンで直して、あれこれしよーっと