母の眠るお寺のご住職の毎日更新されるブログが楽しみで、欠かさず読ませていただいております。
先日のブログの中に紹介されていた。サムエル・ウルマンの詩の一節。
『年を重ねただけで人は老いない。理想を失う時に初めて老いがくる。』
恥ずかしながら私はサムエル・ウルマンを知りませんでした💦
ネットで色々調べ「青春」という詩の一節だと知りました。
私はこの詩に感銘を受け、自分はどうなのだろう?と色々考えました。
今年の7月で57歳を迎えた私。
「あ~3年もしたら還暦かぁ。」
とか、
「もうこんな年齢だし仕方がないよね。」
などと、年齢のせいにして諦め、ありとあらゆる努力を怠ってきていたことに気が付く。
『理想を失うときに初めて老いが来る』・・・確かにそうかもしれない。
こうなったのは年齢のせい。
仕方がないよ〇〇歳だから。
これは言い訳に過ぎない。
いや、そんなことは実は分かっていたんです。
諦める理由が欲しかっただけだったような。
だって、病院へ行くとここ数年必ず言われる言葉
「もうね、年齢が年齢なので仕方がありません。」
「年ですね。みんなそうですよ。」
この魔の言葉にがっかり来てジタバタしていた自分が、今じゃ~どうでしょ!
どっぷりその魔の言葉に浸かりきって「仕方がないもんねぇ。」などと言ってるではあ~りませんか
いかんいかんこんなことではいかん
私はまだやりたいことが沢山ある
ここであきらめてはいかん。
年齢にあらがうことはしたくはないけれど、年は重ねても理想は失うことなく前へ進んでいかなくては。
そんなことを考えていたら、例のごとく母の事を思い出した。
年齢を重ねてもいつまでも女性らしい可愛さを失わなかった母。
父と熟年離婚してから10年ほどたった頃、ある男性に告白されてお付き合いが始まった母。
お互いが70歳近い年齢での恋 毎日が楽しそうでした^^
お相手の男性は奥様を癌で亡くされ、ずっと一人で過ごされてきた方でした。
母の葬儀で涙するその方に
「母の写真を何枚か差し上げましょうか?」とお声掛けすると
「私には彼女との思い出の写真が沢山あります。
だから大丈夫ですよ。ありがとう。」
と小さく答えられ、数日後に子供である私たち3人に母との思い出の写真を沢山焼き増ししてくださいました。
母と二人で愛車に乗り込み色々な場所に旅行へ行ったとか。
写真の中の母はやっぱり可愛かった
そう、母は年を重ねても老いることのない女性だったんです。
79年という生涯を終えるまで、母は娘である私よりもずっと若々しく老いを全く感じさせない女性でした。
見習わなきゃ。と、よく妹とも話します^^
ご住職のブログを読みながら沢山の事が頭の中を駆け巡り、このことは自分の心の中だけに…と思いましたが、ダラダラと取り留めもない文章を書いてしまいました。
最後まで読んでくださりありがとうございました。