時間がある時は基礎に時間をかけたいな
本当はこの時間がいちばん大切だと思う
仕事に追われたり、曲ばかり吹いている内に、気がつくと、思っていた方向とは違っていたりすることがある…
これは本番が多くても同じ
基礎的なものを大切にしていないとついつい…
自分の場合、数十年前にフランスに留学し、学校で若いジャン=イヴ フルモーに習い、パリのセルマーで特別マスタークラスということで、年齢制限でパリ音楽院を受けることができない外国人に向けて、半年間、若いクロード ドゥラングルのレッスンを受けていました。たしか、関係者からジャン=イヴには内緒でと言われたような…汗
当時、ヴィブラートのことを注意される日本人が多い中、自分は指摘を受けたことがなかったのですが、クロードにヴィブラートのことについて聞いたことがあります。丁寧にこのように練習すると良いと教えてもらったことを徹底して練習した覚えがあります。
他にも曲へのアプローチの仕方、テクニカルなものに対する練習方法、楽器のコントロールなど教えてもらったことは忘れていません。
帰国した後に東京と故郷の四日市で開催したソロリサイタル、フランスで勉強したことをしっかり出すんだと、はりきって演奏したこと覚えています。
フランス語がしっかり話せたわけではない自分でしたが、パリの自宅付近では当然フランス語が飛び交っているわけで、何が言いたいかというと、言語の違い、相手の話を聞くだけでも、日本語とフランス語では身体の響いているところ、発音などが違います。それを聞きながら生活し練習すると、日本に帰国して何10年も経っていると身体の響く場所が違っていることに気が付かなくなっている。気にしていたはずなのに…
いつのまにか響かせる位置が下がってきている
いちばん問題である年齢的なものはもちろん関係あるがと思うが、とても不味いことである。どの国の吹き方が良いとかの問題ではなく、自分が勉強してきたことが迷走しているような気がして、自分に対して残念だと思う。
今日はそんな思いから、フランスのミュルーズ音楽院でクリスチャン ヴィルトゥに習っている昭和音大の教え子の山本さんに連絡して、ヴィブラートについてクリスチャンから受けたレッスンの内容を送ってもらい参考にさせてもらいました。
レッスンの録音まで送ってくれて、とてもありがたかったです
サヤ有難う!!
もう1人、自分の生徒で昭和音大をこの間卒業した福住くんもフランス留学が叶い、行き先が決まりました!
そのお話はまたの機会に!
生徒たちからも情報をもらって、肥やしにして頑張っていきたいな!
基礎は本当に大切!!
基盤を失うと大変なことになる!!
自分の名前は大森義基!!
名前の文字にある基を辞典で調べてみると…
基 物事のいちばん下にあって支えているもの
土台、根本
物事がそれによって成り立つ(大事な)所
帰因、基礎、基本
自分の名前とても気に入っています。
名前に負けないようにしなければいけません
皆さんのお名前の由来は?