湯沸かし器の事故でパロマなど4社が提訴され、遺族が2億円の賠償を求める。
東京都港区のマンションで平成17年11月、パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器を使用した大学生の上嶋浩幸さんが一酸化炭素中毒で死亡した事故で、上嶋さんの両親らが、同社や親会社のパロマ、修理業者、ガス供給元の東京ガスの4社を相手取り、約2億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。パロマ工業は1月に4390万円の見舞金を両親に提示したが、両親らは「責任を追及し、二度とこのような事件が起きないようにしたい」として提訴に踏み切ったという。一連の湯沸かし器事故で、上嶋さんの事故は業務上過失致死傷罪の公訴の時効を迎えていない唯一のケースだ。他に札幌、大阪地裁などでも遺族らが提訴している。原告側は、パロマ側が危険な改造を容易にできる欠陥製品を製造、販売した上、不正改造の広がりを知りながら安全対策を取らずに放置した、と主張している。東京ガスについても、使用者への情報提供など事故防止策を怠ったとしている。
東京都港区のマンションで平成17年11月、パロマ工業製のガス瞬間湯沸かし器を使用した大学生の上嶋浩幸さんが一酸化炭素中毒で死亡した事故で、上嶋さんの両親らが、同社や親会社のパロマ、修理業者、ガス供給元の東京ガスの4社を相手取り、約2億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。パロマ工業は1月に4390万円の見舞金を両親に提示したが、両親らは「責任を追及し、二度とこのような事件が起きないようにしたい」として提訴に踏み切ったという。一連の湯沸かし器事故で、上嶋さんの事故は業務上過失致死傷罪の公訴の時効を迎えていない唯一のケースだ。他に札幌、大阪地裁などでも遺族らが提訴している。原告側は、パロマ側が危険な改造を容易にできる欠陥製品を製造、販売した上、不正改造の広がりを知りながら安全対策を取らずに放置した、と主張している。東京ガスについても、使用者への情報提供など事故防止策を怠ったとしている。