フランスの年金支給開始年齢は60才

フランスでは退職年齢が欧州で最も若い58.9才なのだそうだ。なんでもフランスは、55才から64才の働いている人の割り合いが、欧州の平均の43.6%を下回る38.1%とすくないうえに、平均の退職年齢が、欧州で最も若い58.9才のため、シニア層の就業を促進するための政策を推進させているらしいのだが、なんでも労働組合はより多く働いて、少ない手取りになるとこれに反対しているというのだ。ちなみに平均の退職している年齢は、ドイツは61.9才、スペインが62才、イギリスは63.2才、スウェーデンが63.9才で、ヨーロッパ諸国の年金の支給開始の年齢が65才なのに対して、フランスはなんと60才なのだというではないか。

フランス大手企業トップの平均年収226万ユーロ

フランスのパリ取引市場の株価指数CAC40を構成する40社のトップのストックオプションと無償株式を除いた2007年の年収結果が発表されたのだが、なんと給与と賞与を含めた平均年収が、226万ユーロで、2006年に比べて4.6%増加してしまったというのだ。なんでも年収1位は、ルイ・ビィトンなどの有名ブランドを保有するLVMHのベルナール・アルノー会長の420万ユーロで、次いで化粧品ロレアルのアゴン会長の406万ユーロだというではないか。一方、最も減俸が大きかったのは、トレーダーによる史上最高の不祥事の金額を記録したソシエテ・ジェネラル銀行のブトン会長で、62%減の125万ユーロに下がってしまったというではないか。

フランスでも乳製品価格上昇

フランスでも、ヨーグルト、チーズやバターなどの乳製品価格が、製造者への牛乳の価格が上昇して、5から10%の値上がりが再び予定されているというのだ。なんでも一世帯当たり月に6ユーロ以上の値上がりとなるというのだ。なんと牛乳の生産農家への支払い価格が2008年第二四半期、対前年比26.1%の値上がりになることが決まったためだというのだ。
フランスも日本と事情があまり違わないようだ。

フランスが歳出削減で空母建造中止か

財政赤字に悩むフランスでは、赤字を削減するために、公務員の削減と、各種の歳出の見直しが行われているというのだが、なんでも1997年に退役した旧型の空母クレマンソーの後継艦として計画していた空母の建設が困難になってきたというのだ。現在は原子力空母シャルル・ド・ゴールの1艦のみで、200日ごとに半年間の点検修理で運行できないため、第二の空母が必要とされていたのだが、350億ユーロに上る巨額の建造費が問題になっているのだ。
国の威信と財政の狭間の舵取りを迫られているというのだ。

ヨーロッパでのチップ

ヨーロッパも当たり前だが春が来て、日本からの団体観光客も増えているというのだが、日本人はチップをあげる習慣が無いので、いったいチップは、どのくらいレストランやタクシー利用時にあげたらいいのか戸惑ってしまうのだ。まぁひとつの目安としてスペイン、ポルトガルやフランスでは、請求された金額の5から10%で、イタリアは、原則的に請求金額に含まれているため、チップは必要ないのだ。スイスやベネルックス3国も同様に必要ないのだそうだ。北欧では、5%で十分なのですが、ドイツはお堅いので、10%が標準なのだそうだ。例えば、コーヒー1杯の2.4ユーロの支払いに対しては、 3ユーロ払う必要はなく、2.7ユーロで充分なのだそうだ。但し、タクシーはあまり乗らないと思うのだがタクシーの場合は、チップを上乗せして、端数を切り上げるて気前よく支払うのが普通なんですぞ。

フランスは兵士削減に職業訓練で

フランスは構造的な改革で政府の支出を削減することが進んでいるのだが、兵員の削減も計画的に削減するために兵営内で、職業訓練が実施しているというのだ。主な職業訓練に住宅の建設関連などの肉体的な作業で、女性兵士も含めて訓練をプロの住宅建設の関連指導員から受けているというのだ。指導員によると、兵士は礼儀が正しく、指示に良く従うので上達が早いと煽てているというではないか。

フランスで教員削減に高校生反対デモ

フランス政府は、11200人の教員を減らすことを計画しているらしいのだが、なんと教師の削減に反対している高校生が街頭で抗議のデモを3週間で6回も実施しているというではないか。なんでも15日のパリでのデモでは、高校生の組織の発表ではなんと4万人が参加したというではないか。フランスの警察の発表では、労働組合のデモ同様に発表数は半分で、今回も2万人と発表しているではないか。高校生のストも全体の２割近くに達しているというではないか。

船が海賊に乗っ取られる

フランスのクルーズ用の豪華帆船「ポナン」号が東アフリカのソマリア沖で1週間にわたって、海賊に乗っ取られていたのだが、身代金を支払って乗員30人が、11日に解放されたのだ。
なんでも解放されたフランス人の乗員がパリのオルリー空港に到着すると、サルコジ大統領をはじめ、家族の出迎えを受けたというではないか。なんと乗っ取っていた海賊は3人で、海賊は地上に上陸した後に地上の仲間と合流し身代金を持って逃げたのだが、監視していたフランスの航空機が、4輪駆動車で必死に逃走する海賊を追尾し、ヘリコプターに乗った海兵隊員により、6人が逮捕されたのだ。なんでも身代金2百万ドルを支払っていたらしいのだが、なんと百万ドルは回収されず、身代金は行方不明だというではないか。フランスは、ソマリア政府によるフランス海兵隊の犯人逮捕への作戦の協力と犯人の移送承諾に、財政的な援助をするというのだ。馬鹿な海賊だと思ったが身代金が見つからないとなると、海賊にしてやられたことになるのではないか。

フランス外相が北京五輪開会式問題で発言

フランスの日刊紙ルモンドによると、フランスのサルコジ大統領が北京オリンピックの開会式に出席する場合の不可欠な条件としては、ヤド人権担当相が、中国政府によるダライ・ラマ１４世との対話開始とチベット住民への暴力の停止と政治犯の釈放、チベット騒乱の事実の解明を示したと伝えられているのだが、ニュース番組のインタビューに答えたクシュネル外相は、これらは条件ではなく、フランスが中国に要請している内容で、サルコジ大統領の開会式の出席問題は、複数の選択肢があり決まっていないのだというではないか。

飛行中の携帯解禁へ

フランスの航空会社エールフランスは、飛行中の携帯電話の使用のテストを実施しているのですが、4月2日から中距離路線のエアバスA318で、一般の乗客によるテストが開始したというではないか。機内での携帯電話使用はまだ全ての便ではなく、特定の便のみで、乗客には、乗る前に知らされますが、第一段階のメールの送受信は完了していて、第二段階の乗客による音声による通話のテストを実施しています。
機内での携帯電話の使用では中東ドバイのエミュレーツ航空のドバイ・カサブランカ便で、世界で初めての携帯電話による音声通話とメール送受信が解禁されています。