暴力団対応の諸橋警部の、活躍するお話。両親を暴力団によって失っている諸橋刑事は、組員達に容赦ありません。規則を掻い潜って逮捕するやりかたは、監察官から厳しく叱責され降格人事もされますが、懲りないのね。しかし、建前の陰で周りの人々が支えてくれて少し柔らかくなっていく姿も良いものです
小学校以来会っていなかった3人娘の恵美から、亜里子と梨紗に連絡が来た。かつて、憧れの同級生の乾君を川に沈めて埋めたことを忘れようとしてきたのに。
乾に似た哲士と付き合う恵美に、心を乱される亜里子と梨紗は、またしても共謀して哲士を川に突き落とす。
数年後、結婚して平凡に暮らす亜里子に、またしても恵美から連絡が来た
そ知らぬ顔で生きてきても、犯した事件は3人に歪みをもたらす。亜里子は常にスケジュールを埋めることで余分なことを考え無いようにし、梨紗は汚れを落とそうと何度も手を洗わずにいられず、恵美は架空の世界をまことしやかに話続ける。つまり、全員が強迫観念に侵されている。この先も、殺していくのかな?