箱根湿生花園 7月末の花々とその花の仲間など備忘録も兼ねて。(できる限り調べましたが、素人なので情報・表現に間違いなどありましたらすみません。)
○カセンソウ(キク目キク科オグルマ属)
オグルマ属の日当たりの良い草地などに生える多年草。葉は柄がなく互生。
オグルマ属のオグルマとはよく似ているが、カセンソウの葉が表面にややが光沢あり、固めなのに対し、オグルマは葉が柔らかい。
また、痩果にカセンソウは毛がなく、オグルマには毛がある。頭花の総苞片の長さがオグルマの方は均一という説明もあるが、痩果による見分けが一番確実らしい。
ちよっとわかりにくいです😅
湿原復元区にて。
○クサレダマ(ツツジ目サクラソウ科オカトラノオ属)
山中の湿地に生える多年草。葉は柄がなく、2から4枚が対生または輪生する。花冠は黄色で5裂、花糸は基部で広がり、互いに合着して短い筒を作る。
オカトラノオ属は他にはオカトラノオ、ヌマトラノオ、ハマボッス、コナスビ、ツマトリソウなどがあります。
わかりにくいですが、雄しべも5本です。
クサレダマの果実。
○サワギキョウ(キク目キキョウ科ミゾカクシ属)
山地の湿原に生える多年生草本。葉は互生。茎は中空で50〜100㎝で分枝しない。花は特徴的な2唇形で上唇は2深裂、下唇は3戦列し裂片の縁に長い毛がある。
ミゾカクシ属は他に、小笠原のオオハマギキョウ、ミゾカクシ、マルバミゾカクシ(絶滅危惧ⅠA類)、タチミゾカクシ、(絶滅危惧ⅠA類)マルバハタケムシロ(絶滅危惧ⅠB類)があります。
園芸種のロベリアといわれるものとも同属です。
確かに花の裂片に毛が見えます。
小笠原のオオハマギキョウ。花でなくてすみません。
常緑性の1回繁殖型小高木で小笠原の海岸近く草地に稀に生える。絶滅危惧Ⅱ類。(VU)
小笠原と本土の植物の進化の違いとしてサワギキョウと大きさや、木本化する事でも比較されます。葉も強い太陽光に耐えられるように光沢があり、厚いです。
○ツチアケビ(キジカクシ目ラン科ツチアケビ属)
地生の多年草。光合成を行う葉を持たない菌従属栄養植物。(木材腐朽菌のナラタケとラン菌根を形成。)
花の特徴としては黄褐色で、唇弁にラン科に多くある距がなく、その基部は蕊柱を包む。果実は裂開しない。
通常ラン科植物は非常に微小な種子を大量に風に乗せて散布しているとされるが、2015年、京都大学により、ヒヨドリなどの鳥によるツチアケビの種子散布が明らかになっており、世界で初めてのラン植物における動物の種子散布の報告になっています。
初めて会いましたが、その姿には驚き。
ツチアケビ属Cyrtosiaのシノニム(異名)としてGaleolaがあり、ツチアケビの他にタカツルラン(別名ツルツチアケビ)(タカツルラン属)が同じくシノニムにGaleolaを持ち、屋久島以南に知られている。
難しいですが、近い仲間の可能性があるということでしょうか。
つる性で高さ5mにも達するラン。絶滅危惧ⅠA類(CR)(木材腐朽菌と共生とありましたがナラタケ?)
いつか会ってみたいものです。😄
参考文献 大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司編(2016)改訂新版 日本の野生植物 平凡社
○カセンソウ(キク目キク科オグルマ属)
オグルマ属の日当たりの良い草地などに生える多年草。葉は柄がなく互生。
オグルマ属のオグルマとはよく似ているが、カセンソウの葉が表面にややが光沢あり、固めなのに対し、オグルマは葉が柔らかい。
また、痩果にカセンソウは毛がなく、オグルマには毛がある。頭花の総苞片の長さがオグルマの方は均一という説明もあるが、痩果による見分けが一番確実らしい。
ちよっとわかりにくいです😅
湿原復元区にて。
○クサレダマ(ツツジ目サクラソウ科オカトラノオ属)
山中の湿地に生える多年草。葉は柄がなく、2から4枚が対生または輪生する。花冠は黄色で5裂、花糸は基部で広がり、互いに合着して短い筒を作る。
オカトラノオ属は他にはオカトラノオ、ヌマトラノオ、ハマボッス、コナスビ、ツマトリソウなどがあります。
わかりにくいですが、雄しべも5本です。
クサレダマの果実。
○サワギキョウ(キク目キキョウ科ミゾカクシ属)
山地の湿原に生える多年生草本。葉は互生。茎は中空で50〜100㎝で分枝しない。花は特徴的な2唇形で上唇は2深裂、下唇は3戦列し裂片の縁に長い毛がある。
ミゾカクシ属は他に、小笠原のオオハマギキョウ、ミゾカクシ、マルバミゾカクシ(絶滅危惧ⅠA類)、タチミゾカクシ、(絶滅危惧ⅠA類)マルバハタケムシロ(絶滅危惧ⅠB類)があります。
園芸種のロベリアといわれるものとも同属です。
確かに花の裂片に毛が見えます。
小笠原のオオハマギキョウ。花でなくてすみません。
常緑性の1回繁殖型小高木で小笠原の海岸近く草地に稀に生える。絶滅危惧Ⅱ類。(VU)
小笠原と本土の植物の進化の違いとしてサワギキョウと大きさや、木本化する事でも比較されます。葉も強い太陽光に耐えられるように光沢があり、厚いです。
○ツチアケビ(キジカクシ目ラン科ツチアケビ属)
地生の多年草。光合成を行う葉を持たない菌従属栄養植物。(木材腐朽菌のナラタケとラン菌根を形成。)
花の特徴としては黄褐色で、唇弁にラン科に多くある距がなく、その基部は蕊柱を包む。果実は裂開しない。
通常ラン科植物は非常に微小な種子を大量に風に乗せて散布しているとされるが、2015年、京都大学により、ヒヨドリなどの鳥によるツチアケビの種子散布が明らかになっており、世界で初めてのラン植物における動物の種子散布の報告になっています。
初めて会いましたが、その姿には驚き。
ツチアケビ属Cyrtosiaのシノニム(異名)としてGaleolaがあり、ツチアケビの他にタカツルラン(別名ツルツチアケビ)(タカツルラン属)が同じくシノニムにGaleolaを持ち、屋久島以南に知られている。
難しいですが、近い仲間の可能性があるということでしょうか。
つる性で高さ5mにも達するラン。絶滅危惧ⅠA類(CR)(木材腐朽菌と共生とありましたがナラタケ?)
いつか会ってみたいものです。😄
参考文献 大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司編(2016)改訂新版 日本の野生植物 平凡社