TWで述べたように私はこの漫画を一気に読んで涙が止まりませんでした。
記憶が喪失したわけでもなく、言語体系が崩壊したわけでもないのに,親友とその友達友達の言葉、態度、嘲笑、駄洒落、叱責の言葉に主人公は打ちのめされます。当惑して混乱します。
「え、しおりちゃんは学校でいじめられているの」の問いかけに対する返事がオーム返しになり「え、しおりちゃんは学校でいじめられていますで」で変調して先は次のような一見支離滅裂な単語の配置になります。「だから、今日は嫌だからの学校が、反対を歩いてましたを道と」
一見支離滅裂な言葉しか発せられないこのアスペの主人公(統合失調症かも知れませんね)の少女の心の奏でる哀しみの言葉の美しさを私は感じました。話し言葉の次元を超えた悲しみと狼狽の詩言葉だと思いました。こんな言葉は多数派の健常な所謂定型発達者には不可能です。
日常会話の言葉と詩の言葉。心が通わない言葉を使っていることに対する当惑は、戯曲夕鶴のつうの言葉に込められていると思います。 . . . 本文を読む
YOUTUBE
紘葉のmini画廊
現代精神医療を巡る、早期受診、早期発見、早期治療、
早期介入のキャンペーンはどのような背景で展開されて
いるのでしょうか?
最近の私の2つの記事でも書いていますが、精神疾患の早
期発見・早期治療・早期介入が学校・行政・施設・精神医療機関・製薬
会社が一体になって推奨・推進されていますが…よくよく考えるとこれ
が支援の丸投げの連鎖なのです。
例えば学校で発達障害が疑われた生徒は学校の教師の奨めで児童
相談所などの相談機関や地域発達センターなどを紹介されます。
やがて生徒は最終的な段階で精神医療機関つまりは精神科の病院で
検査され投薬治療を受けることになります。
心理カウンセラーでさえ 立ち塞がることなく発達障害児童の投薬治療
を紹介の丸投げ連鎖で推奨・推進する役割を担っていることが問題な
のです。 . . . 本文を読む