パールリッジ・ショッピングセンターの近くから20番のバスで、アロハスタジアムへ!
さっきは「業者さんが入っちゃってて、プロ臭のするイベント」なんて言っちゃいましたが、そりゃ、ここまで来たらアロハスタジアムのスワップミートにも行ってみたいのですよ。
コチラも水・土・日の朝から開催ですが、昼過ぎてもやってるということです。
カム・スワップミートからそんなに遠くなく、バス1本で来れてしまいますので、当然連チャンで回ることにしていたのでした。
アロハスタジアムは、野球やフットボールに使用できる球場で、観客席が可動式になっていて、かつてはフットボール仕様から1時間ぐらいで野球仕様に変身していたそうです(これ、本当)。
夜には、巨大ロボにも変身していて、オアフ島をズシンズシンと歩き回っていたそうです(これは、ウソ)。
でも、最近は可動システムが老朽化していて、使っていないのだそうで、フットボール専用のスタジアムになっているのだとか。
ハワイ大学のカレッジフットボールチーム「ウォーリアーズ」の本拠地ですね。
スワップミートは、スタジアムの周囲をぐるりと取り囲むように数々のお店が出ているそうで、入場料は1ドル。
さあ、それでは、行ってみましょうか!
<動画>
ざっと見てみますと、こんな感じ。
左上:Tシャツ屋さん。8枚20ドルは激安ですね! 日本からあんまり服を持って行かないで、最初にここで買っちゃうってのも楽しいかもしれません。
右上:ナンバープレートもあちこちで売ってますよね。ハワイ州の象徴・レインボーがかわいいです。
左下:ポスター? レコードジャケット? みたいなのを大量に売ってるお店。こういうのも実にハワイっぽいですね。
右下:Tシャツ屋さんはたくさんありましたが、そんな中で、ここだけ独特でした。
たぶん、お米のパッケージデザインをTシャツにプリント・・・?
他には、アクセサリー、ハワイアンジュエリー、絵や写真、バッグやサンダル、ウクレレなどなどが多かったですかね。
あと、印象的だったのが「カエルのギロ」!
ギロってのは、もともとラテン音楽に使われる楽器で、ギザギザのついた板を棒でこすって音を出します。
ここで売ってたのは、カエルの形をしてまして、口に棒をくわえてるのです。
棒をとって、背中のギザギザをこすると、カエルの鳴き声みたいな音がするというもので、盛んにお店の人が鳴らして見せてました。
ワタクシも日本の楽器屋さんや民芸品店なんかで見たことがあるのですが、あれってハワイだっけ!?
アジアじゃなかったっけ・・・?
確かベトナムとかで雨乞いの時に使うって聞いたような気がするんですけど・・・。
Tシャツや、アロハシャツ、ムームーなどのお店も多いのですが、ずっと回ってると、なんだかどのお店も同じような感じだと気づきます。
例えば、Tシャツ、アロハ、アクセサリー、楽器や民芸品、お土産、みたいな感じでセットになってて、次はまた同じ並びの繰り返し。
ワイキキのお土産屋さんを回ってアロハシャツを探しますと、お店を変えても売ってるアロハはほぼ同じ柄だったりしますが、それと似てますね。
なるほど、こういうところがアロハスタジアムの「プロ臭」って奴ですか。
お金儲けを志しますと、どうしても内容が平均的なものになっていきがちなんですよね。
オーナーが趣味半分でやってるようなお店ですと、たまにブッ飛んだものがあったりして、マニアが「スゲエ!」と唸ったりするのですが、それで商売が成功とは限らないわけで・・・。
アロハシャツに関しては、ワタクシはハッキリ「マニア」ですので、
「決して商売にのせられるまいぞ」
くらいには思って、漁ってるわけです。
どこでも売ってるようなもの買ってたまるか、とも思うのですが、よくしたもので、そういうものはまず気に入らないのですね。
デザインにグッと迫るものを感じないわけです。
まぁ、必然的に、そういうものにはお金を出すことにはならないということで・・・。
・・・などとまたしてもナマイキな態度で見て回っていたんですが、
「んん~? これは・・・?」
あるお店のあるアロハにシッカリ捕まってしまいました。
いや、このお店も他とそんなに違わないわけです。
ただ、このデザインは他のお店では見なかったし、なかなか良いと思える・・・。
しかも1枚たった10ドルです。
あっという間に買ってしまいました。
ハワイのいろんなビーチの名前がそれぞれ違うロゴになってるデザインでして、はいはい、例によって文字のロゴが出てくるとすぐにやられてしまうワタクシですよ。
明るい色と、ゴチャゴチャした文字で、なんともにぎやかなデザインになってるところも魅力!
今回「ベイリーズ」で買ったアロハは、ワタクシにしては地味な柄でしたから、やっぱりこれくらい派手なのも行っときたいところなのです。
本当は色違いのライトブルーの奴もステキだった(レッドもありました)のですが、ブルーのアロハは「Yayaちゃん」とか、まさに今日着てる「SHAVE ICE」とか、もうすでに持ってるのですね。
こういうペパーミントグリーンのアロハは、手持ちにはありませんので、ここはこれを!
あー、でも、ワタクシが知らないだけで、ハワイ中のお土産屋さんで売られてるデザインなのでしょうか!?
誰か他の人が着てるところを見かけちゃったりしたらショックだなぁ・・・。
うーんうーん、でもまぁ、気に入っちゃったし、しょうがないよなぁ・・・。
スタジアムを一周したあたりで、外に出ます。
何だか、ちょっとイヤな感じに疲れてきたので休みたいのです。
帽子はかぶってますが、軽く日射病みたいな感じだったのかもしれません。
そうでなくとも真冬の日本から来てるんですし、今回も歩き回ってますから体力的にも無理が出てるのかも。
近くにあるアイエア・ショッピングセンターへ歩きました。
思ってたよりも近くて助かりました・・・。
またトイレを借りようとしたのですが見当たらないので、マクドナルドに入ります。
アイスティのスモール。
店員さんが、
店「今日はどのサイズでも99セントなのよ。大きいのにする?」
ワ「いや、スモールがいい」
店「OK」
どうせそんなにたくさん飲む気はないですし、ビッグなんて言ったらバケツみたいなコップが出てくるに決まってます。
紙コップをもらって、ファミレスのドリンクバーみたいなところでセルフで注ぐシステム。
トイレを借りて、アイスティをなめながら休みますと、わりとすぐにまた元気が出てきました。
そろそろお昼ですので、ショッピングセンターからしばらく歩いて、狙っていたお店へ。
ここのことは、スワップミートをいろいろ調べていて、この周辺をGoogleマップで見ていた時に発見したのです。
「なぁるほど、なるほど。これくらいなら、ま、歩けないこともないでしょ。・・・んー? 『Dixie Grill(ディキシー・グリル)』?」。
どう思いますか?
ワタクシは、この屋号にピンと来てしまいました。
「アメリカンな匂いがする!」
と思ってしまったのです。
果たして、調べてみますとその通りでした。
キャッチフレーズは「Put Some South In Your Mouth」つまり「南部のものをアナタに!」。
アメリカ南部料理のお店なのですね。
うむうむ。
やはりバーベキューと来ちゃうか。
そしてCRABってカニのことでしょ? シーフードも自慢なのね。
道路沿いのテラスには、オープンエアで食事を楽しめる席がたくさんあって、すでに大勢のお客さんでにぎわっている様子。
当然、みなさんアメリカの方なんでしょうね。楽しそうだなぁ!
入口まで来ましたよ!
「新鮮な殻つきカキ、毎週末に入荷! 早い者勝ちだよ!」ってとこでしょうか。
黒板には「今日のオススメ」が書いてあって、そこにも「オイスター」の文字が。
店内も何とも言えず楽しそうでいい感じ!
予想通り、アメリカンな雰囲気ですね!
さて、ワタクシが食べたいと思ったのは「Southern Fried Catfish」。
キャットフィッシュ、つまり「ナマズ」のフライです!
プレートスタイルで出てきまして、左上はクレオール・ライス。
細長くてパラパラした外国米に薄く味つけがしてあります。
ややボソボソしてますが、そこがいかにもアメリカで米を食うって感じ!
右上、お皿に入った緑色は「collard green」と書いてまして、調べたのですがキャベツの仲間っぽい野菜で「カキバカンラン」とかいうものみたいです。
あんまり食べたことのないものだと思うんですが、美味しかったです。
そして、手前半分が、ご本尊のフライド・キャットフィッシュ! と、タルタルソース! と、カリカリベーコン!
これね、ビックリしますよ。
ナマズのフライが、とても柔らかいのです!
もう本当にナイフいらず。フォークでサクサク切れます。
白身で、味にもクセがありません。意外なほどの食べやすさ。
そして自家製タルタルソースが、もう絶品!
「いやー、ハワイでナマズ食っちゃいましてね!」
って、半分はいわばネタを拾いに行った気分だったのですが、思わぬ大成功です!
南部料理って、こんなに美味しいの!?
食べてると、ふいに「キャットフィッシュ・ハンター」という名前を思い出しました。
子供の頃に大リーグのニュースか何かで見た名前で、確かアスレチックスにいた投手。
(調べ直してみますと、その後ヤンキースにも所属。結構名投手だったみたいです)
子供心におもしろい名前だなと思ったのですが「キャットフィッシュ」はモチロン愛称だったみたいです。
彼をスター選手として売り出そうとした球団のオーナーが、彼の口ヒゲにちなんで名づけたのだとか。
しかし「キャットフィッシュ・ハンター」という語呂のよさは、名作と呼んでいいんじゃないでしょうかね。
料理を持ってきてくれたウェイトレスさんは、クラスの優等生風のカワイコちゃんだったのですが、彼女が食べてるワタクシに、
「おいしい?」
と聞いてきました。
モチロン、
「Yes , yes!」
と答えるのですが、もっとこう、気の利いた返事ができればよかったですね・・・。
お値段は16ドルちょいでしたので、20ドル札を渡すと、カワイコちゃんは、
「お釣りを持ってくるわ」
と言うので、ワタクシは得意の
「Keep a change」
を繰り出したのですが、これまたチップが3ドルちょいってのは、ケチ過ぎるんじゃないでしょうか・・・?
23ドルとか、半端な金額を渡して「残りはチップね」ってすればいいのでしょうか?
そんなの変なんですかね?
チップ文化には、どうもまだまだ慣れません・・・。
ところで、ひとり旅の難点として、時々
「食事が一人なのがさびしい」
という意見を目にしますが、ワタクシは実はあまりそれを感じないのです。
しかし! このお店は複数で来たかった!
実は、このお店の名物が「トラッシュ・カン・バフェ」というんですが、「トラッシュ・カン」はゴミバケツのことですね。
ゴミバケツのフタに見立てた巨大なブリキのお皿に、このお店の名物料理が山と積まれて出てくるというもので、これを3人くらいで分けて食べるのが、このお店の正しい楽しみ方だと思うのですよ!
友達同士、ワイワイ言いながらね。
周りのテーブルで、ロコの若者達が、まさにそんな感じで食べているのを見てしまいましたので、切なさもひとしおでした。
ここだけは、それをやってみたかったなあ!
ちなみに「ディキシー・グリル」は、以前はウォード・センターズのそばにもお店があったのですが、今はこのアイエアの店舗だけだそうです。
最後に、もうひとつアメリカっぽいのを。
ビールのロゴのネオン詰め合わせです。
いやー、いいお店だった! 大好き! また来たい!!
<つづく>
さっきは「業者さんが入っちゃってて、プロ臭のするイベント」なんて言っちゃいましたが、そりゃ、ここまで来たらアロハスタジアムのスワップミートにも行ってみたいのですよ。
コチラも水・土・日の朝から開催ですが、昼過ぎてもやってるということです。
カム・スワップミートからそんなに遠くなく、バス1本で来れてしまいますので、当然連チャンで回ることにしていたのでした。
アロハスタジアムは、野球やフットボールに使用できる球場で、観客席が可動式になっていて、かつてはフットボール仕様から1時間ぐらいで野球仕様に変身していたそうです(これ、本当)。
夜には、巨大ロボにも変身していて、オアフ島をズシンズシンと歩き回っていたそうです(これは、ウソ)。
でも、最近は可動システムが老朽化していて、使っていないのだそうで、フットボール専用のスタジアムになっているのだとか。
ハワイ大学のカレッジフットボールチーム「ウォーリアーズ」の本拠地ですね。
スワップミートは、スタジアムの周囲をぐるりと取り囲むように数々のお店が出ているそうで、入場料は1ドル。
さあ、それでは、行ってみましょうか!
<動画>
ざっと見てみますと、こんな感じ。
左上:Tシャツ屋さん。8枚20ドルは激安ですね! 日本からあんまり服を持って行かないで、最初にここで買っちゃうってのも楽しいかもしれません。
右上:ナンバープレートもあちこちで売ってますよね。ハワイ州の象徴・レインボーがかわいいです。
左下:ポスター? レコードジャケット? みたいなのを大量に売ってるお店。こういうのも実にハワイっぽいですね。
右下:Tシャツ屋さんはたくさんありましたが、そんな中で、ここだけ独特でした。
たぶん、お米のパッケージデザインをTシャツにプリント・・・?
他には、アクセサリー、ハワイアンジュエリー、絵や写真、バッグやサンダル、ウクレレなどなどが多かったですかね。
あと、印象的だったのが「カエルのギロ」!
ギロってのは、もともとラテン音楽に使われる楽器で、ギザギザのついた板を棒でこすって音を出します。
ここで売ってたのは、カエルの形をしてまして、口に棒をくわえてるのです。
棒をとって、背中のギザギザをこすると、カエルの鳴き声みたいな音がするというもので、盛んにお店の人が鳴らして見せてました。
ワタクシも日本の楽器屋さんや民芸品店なんかで見たことがあるのですが、あれってハワイだっけ!?
アジアじゃなかったっけ・・・?
確かベトナムとかで雨乞いの時に使うって聞いたような気がするんですけど・・・。
Tシャツや、アロハシャツ、ムームーなどのお店も多いのですが、ずっと回ってると、なんだかどのお店も同じような感じだと気づきます。
例えば、Tシャツ、アロハ、アクセサリー、楽器や民芸品、お土産、みたいな感じでセットになってて、次はまた同じ並びの繰り返し。
ワイキキのお土産屋さんを回ってアロハシャツを探しますと、お店を変えても売ってるアロハはほぼ同じ柄だったりしますが、それと似てますね。
なるほど、こういうところがアロハスタジアムの「プロ臭」って奴ですか。
お金儲けを志しますと、どうしても内容が平均的なものになっていきがちなんですよね。
オーナーが趣味半分でやってるようなお店ですと、たまにブッ飛んだものがあったりして、マニアが「スゲエ!」と唸ったりするのですが、それで商売が成功とは限らないわけで・・・。
アロハシャツに関しては、ワタクシはハッキリ「マニア」ですので、
「決して商売にのせられるまいぞ」
くらいには思って、漁ってるわけです。
どこでも売ってるようなもの買ってたまるか、とも思うのですが、よくしたもので、そういうものはまず気に入らないのですね。
デザインにグッと迫るものを感じないわけです。
まぁ、必然的に、そういうものにはお金を出すことにはならないということで・・・。
・・・などとまたしてもナマイキな態度で見て回っていたんですが、
「んん~? これは・・・?」
あるお店のあるアロハにシッカリ捕まってしまいました。
いや、このお店も他とそんなに違わないわけです。
ただ、このデザインは他のお店では見なかったし、なかなか良いと思える・・・。
しかも1枚たった10ドルです。
あっという間に買ってしまいました。
ハワイのいろんなビーチの名前がそれぞれ違うロゴになってるデザインでして、はいはい、例によって文字のロゴが出てくるとすぐにやられてしまうワタクシですよ。
明るい色と、ゴチャゴチャした文字で、なんともにぎやかなデザインになってるところも魅力!
今回「ベイリーズ」で買ったアロハは、ワタクシにしては地味な柄でしたから、やっぱりこれくらい派手なのも行っときたいところなのです。
本当は色違いのライトブルーの奴もステキだった(レッドもありました)のですが、ブルーのアロハは「Yayaちゃん」とか、まさに今日着てる「SHAVE ICE」とか、もうすでに持ってるのですね。
こういうペパーミントグリーンのアロハは、手持ちにはありませんので、ここはこれを!
あー、でも、ワタクシが知らないだけで、ハワイ中のお土産屋さんで売られてるデザインなのでしょうか!?
誰か他の人が着てるところを見かけちゃったりしたらショックだなぁ・・・。
うーんうーん、でもまぁ、気に入っちゃったし、しょうがないよなぁ・・・。
スタジアムを一周したあたりで、外に出ます。
何だか、ちょっとイヤな感じに疲れてきたので休みたいのです。
帽子はかぶってますが、軽く日射病みたいな感じだったのかもしれません。
そうでなくとも真冬の日本から来てるんですし、今回も歩き回ってますから体力的にも無理が出てるのかも。
近くにあるアイエア・ショッピングセンターへ歩きました。
思ってたよりも近くて助かりました・・・。
またトイレを借りようとしたのですが見当たらないので、マクドナルドに入ります。
アイスティのスモール。
店員さんが、
店「今日はどのサイズでも99セントなのよ。大きいのにする?」
ワ「いや、スモールがいい」
店「OK」
どうせそんなにたくさん飲む気はないですし、ビッグなんて言ったらバケツみたいなコップが出てくるに決まってます。
紙コップをもらって、ファミレスのドリンクバーみたいなところでセルフで注ぐシステム。
トイレを借りて、アイスティをなめながら休みますと、わりとすぐにまた元気が出てきました。
そろそろお昼ですので、ショッピングセンターからしばらく歩いて、狙っていたお店へ。
ここのことは、スワップミートをいろいろ調べていて、この周辺をGoogleマップで見ていた時に発見したのです。
「なぁるほど、なるほど。これくらいなら、ま、歩けないこともないでしょ。・・・んー? 『Dixie Grill(ディキシー・グリル)』?」。
どう思いますか?
ワタクシは、この屋号にピンと来てしまいました。
「アメリカンな匂いがする!」
と思ってしまったのです。
果たして、調べてみますとその通りでした。
キャッチフレーズは「Put Some South In Your Mouth」つまり「南部のものをアナタに!」。
アメリカ南部料理のお店なのですね。
うむうむ。
やはりバーベキューと来ちゃうか。
そしてCRABってカニのことでしょ? シーフードも自慢なのね。
道路沿いのテラスには、オープンエアで食事を楽しめる席がたくさんあって、すでに大勢のお客さんでにぎわっている様子。
当然、みなさんアメリカの方なんでしょうね。楽しそうだなぁ!
入口まで来ましたよ!
「新鮮な殻つきカキ、毎週末に入荷! 早い者勝ちだよ!」ってとこでしょうか。
黒板には「今日のオススメ」が書いてあって、そこにも「オイスター」の文字が。
店内も何とも言えず楽しそうでいい感じ!
予想通り、アメリカンな雰囲気ですね!
さて、ワタクシが食べたいと思ったのは「Southern Fried Catfish」。
キャットフィッシュ、つまり「ナマズ」のフライです!
プレートスタイルで出てきまして、左上はクレオール・ライス。
細長くてパラパラした外国米に薄く味つけがしてあります。
ややボソボソしてますが、そこがいかにもアメリカで米を食うって感じ!
右上、お皿に入った緑色は「collard green」と書いてまして、調べたのですがキャベツの仲間っぽい野菜で「カキバカンラン」とかいうものみたいです。
あんまり食べたことのないものだと思うんですが、美味しかったです。
そして、手前半分が、ご本尊のフライド・キャットフィッシュ! と、タルタルソース! と、カリカリベーコン!
これね、ビックリしますよ。
ナマズのフライが、とても柔らかいのです!
もう本当にナイフいらず。フォークでサクサク切れます。
白身で、味にもクセがありません。意外なほどの食べやすさ。
そして自家製タルタルソースが、もう絶品!
「いやー、ハワイでナマズ食っちゃいましてね!」
って、半分はいわばネタを拾いに行った気分だったのですが、思わぬ大成功です!
南部料理って、こんなに美味しいの!?
食べてると、ふいに「キャットフィッシュ・ハンター」という名前を思い出しました。
子供の頃に大リーグのニュースか何かで見た名前で、確かアスレチックスにいた投手。
(調べ直してみますと、その後ヤンキースにも所属。結構名投手だったみたいです)
子供心におもしろい名前だなと思ったのですが「キャットフィッシュ」はモチロン愛称だったみたいです。
彼をスター選手として売り出そうとした球団のオーナーが、彼の口ヒゲにちなんで名づけたのだとか。
しかし「キャットフィッシュ・ハンター」という語呂のよさは、名作と呼んでいいんじゃないでしょうかね。
料理を持ってきてくれたウェイトレスさんは、クラスの優等生風のカワイコちゃんだったのですが、彼女が食べてるワタクシに、
「おいしい?」
と聞いてきました。
モチロン、
「Yes , yes!」
と答えるのですが、もっとこう、気の利いた返事ができればよかったですね・・・。
お値段は16ドルちょいでしたので、20ドル札を渡すと、カワイコちゃんは、
「お釣りを持ってくるわ」
と言うので、ワタクシは得意の
「Keep a change」
を繰り出したのですが、これまたチップが3ドルちょいってのは、ケチ過ぎるんじゃないでしょうか・・・?
23ドルとか、半端な金額を渡して「残りはチップね」ってすればいいのでしょうか?
そんなの変なんですかね?
チップ文化には、どうもまだまだ慣れません・・・。
ところで、ひとり旅の難点として、時々
「食事が一人なのがさびしい」
という意見を目にしますが、ワタクシは実はあまりそれを感じないのです。
しかし! このお店は複数で来たかった!
実は、このお店の名物が「トラッシュ・カン・バフェ」というんですが、「トラッシュ・カン」はゴミバケツのことですね。
ゴミバケツのフタに見立てた巨大なブリキのお皿に、このお店の名物料理が山と積まれて出てくるというもので、これを3人くらいで分けて食べるのが、このお店の正しい楽しみ方だと思うのですよ!
友達同士、ワイワイ言いながらね。
周りのテーブルで、ロコの若者達が、まさにそんな感じで食べているのを見てしまいましたので、切なさもひとしおでした。
ここだけは、それをやってみたかったなあ!
ちなみに「ディキシー・グリル」は、以前はウォード・センターズのそばにもお店があったのですが、今はこのアイエアの店舗だけだそうです。
最後に、もうひとつアメリカっぽいのを。
ビールのロゴのネオン詰め合わせです。
いやー、いいお店だった! 大好き! また来たい!!
<つづく>