いかん! ペッツの楽しさのあまり、もう夕方になっちゃった!
あわてて「じゃない方ワシントン」のアクセルを踏み込みます。
今日は、もう少し進まなくちゃいかんのです。
ニューへヴンという街で1号線から5号線というのに乗り換えて、後はこれをひたすら進むだけ。
しかし、これがまた、なかなか着かないのです。
だんだん「本当にこの道でよかったのか」という不安が、またしても頭をもたげてくるのですよ。
途中、何度か地図を確認しつつ、なおも進みます。
このまま進めば、今夜ぜひ行きたいお店と泊まりたいモーテルが、いずれも逆の車線側に現れるはずなのです。
それが、全然現れない。いつまで経っても現れない。
おっかしーな、こんな遠かったかなぁ・・・と思いながら、ふと見ると、なんだかカッコいい看板が。
そして、その看板に、なんだか見覚えがあったのです。
あれは・・・確か目的地あたりをGoogleストリートビューで予習していた時に見た看板では・・・?
そして、この看板って、目的地より先にあったはずだ!
うおおお! とっくに着いてたんじゃん! いつの間にか通り過ぎてたってかい!
あわててUターンして、道を戻り始めますが、少し嫌な予感もするのです。
あれだけ楽しみにしてた看板を見逃すなんて、考えにくい。
もしかして、泊まりたいモーテルは廃業してて看板もなくなっていたのでは・・・。
この旅の途中で見た「ムーン・モーテル」のこととか思い出しちゃいました。
あそこは看板だけでも残ってたけど・・・。
・・・で、モチロン、泊まりたかったモーテルさんは、元気一杯営業されてました!
はい! 例によってワタクシがウッカリしてただけ!
ということで、本日のお宿は「USAモーテル」ですよ!
ありそうでなかったネーミング!
星条旗の柄の看板がすばらしい!
74ドルという、ワタクシが泊まるモーテルとしては高めのお値段で部屋をいただきましたが、これは納得。
なんだか全体にゴージャスな雰囲気の漂うモーテルだったのです!
やはりアメリカのみなさまの「USA」の名や星条旗に向ける想いはものすごいものがありますね!
さすがの気合の入りよう!
ワタクシのようなおっさん一人で泊まるには、ちょっともったいないくらいのお部屋・・・。
さあ、しかし!
ちょっと休んで、晩ご飯を食べに、ぜひ行きたかったというお店を目指すわけなんですが、このお店こそもう廃業してて看板もなくなっていたのでは・・・。
こんな田舎街で、ご飯食べるお店だって、繁盛してるとは思えないし・・・。
・・・で、モチロン、食べに行きたかったダイナーさんも、やたら元気に営業されてました!
はい! またしてもワタクシがウッカリ看板を見過ごしていただけ!
ということで、こちらが「オリンピア・ダイナー」ですよ!
ワタクシが言うところの「ネオ・ダイナー」という奴でして、古きよきアメリカという演出ではありながら、お店としては古びたところは少しもなく、凝った料理も出してくれるというレストラン!
メニューを見て「ヤンキー・ポットロースト」という料理を、どんなものが出てくるか解らないまま注文しましたが、まずは、
サラダが出てきたのが、とてもうれしかったのです。
この旅で、こんなに生野菜食べるの初めてじゃないかなぁ!
で、メインのポットローストが
これ!
うおおおお! すごい肉!
しかも、肉が柔らかくて、とても美味しい!
大喜びでむさぼり食いますが、肉もマッシュポテトも大量で、最後少しだけ残してしまいました。
この日はここまで、結局食欲とタイミングの都合で昼ご飯を抜く格好になってしまったので、食べる前は、
「デザートにケーキかなんか食ってやろう」
とか思ってたのに、ポットローストだけで見事撃沈。
おっさんになってしまった自分の食の細さにガッカリしつつ「オリンピア・ダイナー」を後にしました。
で、この後は、久々にネオン狩りに。
とは言っても、この5号線という道路をひたすら往復して、その間にあるネオンを撮影するだけなのですが、これが楽しかったのです。
思えば、今回の旅では、ボードウォークだったり、カジノだったり、ビデオゲームだったり、他に楽しみがある街が多くて、なんだかネオンがついでみたいになっていたのですよ。
ところが、このコネチカットの田舎街・ニューイントンには、他の娯楽は一切なかったのです。
ただただ車を走らせて、ネオンを見つけたらカメラを回すだけ。
でも、それをやりながら、ワタクシは以前のルート66の旅などを思い出していたのでした。
ああ、こういう楽しみ方は、久しぶりだなぁ、と思ったのです。
かと言って、モチロン、ゲームだとかカジノが嫌いってわけではないのですが・・・ううん、我ながら解らん!
なんで、この日はこの「何もない中でネオンを追いかける」のがあんなにも楽しかったんだろう・・・。
結局、この日は、ダイナーとかペッツとかネオンとか、この旅の中ではこれまでと違った楽しみ方の1日となったのでした。
でも、今思い返しても、こういうのこそ、ワタクシの旅の楽しさだと思えるんですよね。
ううん、解らん。解らんけど、確かに楽しかったんだよなぁ・・・。
<つづく>
あわてて「じゃない方ワシントン」のアクセルを踏み込みます。
今日は、もう少し進まなくちゃいかんのです。
ニューへヴンという街で1号線から5号線というのに乗り換えて、後はこれをひたすら進むだけ。
しかし、これがまた、なかなか着かないのです。
だんだん「本当にこの道でよかったのか」という不安が、またしても頭をもたげてくるのですよ。
途中、何度か地図を確認しつつ、なおも進みます。
このまま進めば、今夜ぜひ行きたいお店と泊まりたいモーテルが、いずれも逆の車線側に現れるはずなのです。
それが、全然現れない。いつまで経っても現れない。
おっかしーな、こんな遠かったかなぁ・・・と思いながら、ふと見ると、なんだかカッコいい看板が。
そして、その看板に、なんだか見覚えがあったのです。
あれは・・・確か目的地あたりをGoogleストリートビューで予習していた時に見た看板では・・・?
そして、この看板って、目的地より先にあったはずだ!
うおおお! とっくに着いてたんじゃん! いつの間にか通り過ぎてたってかい!
あわててUターンして、道を戻り始めますが、少し嫌な予感もするのです。
あれだけ楽しみにしてた看板を見逃すなんて、考えにくい。
もしかして、泊まりたいモーテルは廃業してて看板もなくなっていたのでは・・・。
この旅の途中で見た「ムーン・モーテル」のこととか思い出しちゃいました。
あそこは看板だけでも残ってたけど・・・。
・・・で、モチロン、泊まりたかったモーテルさんは、元気一杯営業されてました!
はい! 例によってワタクシがウッカリしてただけ!
ということで、本日のお宿は「USAモーテル」ですよ!
ありそうでなかったネーミング!
星条旗の柄の看板がすばらしい!
74ドルという、ワタクシが泊まるモーテルとしては高めのお値段で部屋をいただきましたが、これは納得。
なんだか全体にゴージャスな雰囲気の漂うモーテルだったのです!
やはりアメリカのみなさまの「USA」の名や星条旗に向ける想いはものすごいものがありますね!
さすがの気合の入りよう!
ワタクシのようなおっさん一人で泊まるには、ちょっともったいないくらいのお部屋・・・。
さあ、しかし!
ちょっと休んで、晩ご飯を食べに、ぜひ行きたかったというお店を目指すわけなんですが、このお店こそもう廃業してて看板もなくなっていたのでは・・・。
こんな田舎街で、ご飯食べるお店だって、繁盛してるとは思えないし・・・。
・・・で、モチロン、食べに行きたかったダイナーさんも、やたら元気に営業されてました!
はい! またしてもワタクシがウッカリ看板を見過ごしていただけ!
ということで、こちらが「オリンピア・ダイナー」ですよ!
ワタクシが言うところの「ネオ・ダイナー」という奴でして、古きよきアメリカという演出ではありながら、お店としては古びたところは少しもなく、凝った料理も出してくれるというレストラン!
メニューを見て「ヤンキー・ポットロースト」という料理を、どんなものが出てくるか解らないまま注文しましたが、まずは、
サラダが出てきたのが、とてもうれしかったのです。
この旅で、こんなに生野菜食べるの初めてじゃないかなぁ!
で、メインのポットローストが
これ!
うおおおお! すごい肉!
しかも、肉が柔らかくて、とても美味しい!
大喜びでむさぼり食いますが、肉もマッシュポテトも大量で、最後少しだけ残してしまいました。
この日はここまで、結局食欲とタイミングの都合で昼ご飯を抜く格好になってしまったので、食べる前は、
「デザートにケーキかなんか食ってやろう」
とか思ってたのに、ポットローストだけで見事撃沈。
おっさんになってしまった自分の食の細さにガッカリしつつ「オリンピア・ダイナー」を後にしました。
で、この後は、久々にネオン狩りに。
とは言っても、この5号線という道路をひたすら往復して、その間にあるネオンを撮影するだけなのですが、これが楽しかったのです。
思えば、今回の旅では、ボードウォークだったり、カジノだったり、ビデオゲームだったり、他に楽しみがある街が多くて、なんだかネオンがついでみたいになっていたのですよ。
ところが、このコネチカットの田舎街・ニューイントンには、他の娯楽は一切なかったのです。
ただただ車を走らせて、ネオンを見つけたらカメラを回すだけ。
でも、それをやりながら、ワタクシは以前のルート66の旅などを思い出していたのでした。
ああ、こういう楽しみ方は、久しぶりだなぁ、と思ったのです。
かと言って、モチロン、ゲームだとかカジノが嫌いってわけではないのですが・・・ううん、我ながら解らん!
なんで、この日はこの「何もない中でネオンを追いかける」のがあんなにも楽しかったんだろう・・・。
結局、この日は、ダイナーとかペッツとかネオンとか、この旅の中ではこれまでと違った楽しみ方の1日となったのでした。
でも、今思い返しても、こういうのこそ、ワタクシの旅の楽しさだと思えるんですよね。
ううん、解らん。解らんけど、確かに楽しかったんだよなぁ・・・。
<つづく>