ようし、さっさとトノパーを出よう!
気合いで迎えた移動5日目の朝、まずは給油と朝ご飯。
すっかりおなじみ「ハニー・バン」ですよ!
で、早速出発なんですが、来ました、とうとう来ましたよ、そう、奴が!
まぁ、もう、正直覚悟はしていました・・・が、今日はこの旅の中でもアウトドア要素が濃い日なんだよなぁ。
何もわざわざこんな日を狙って降らなくても・・・。
でも、幸い今日最初の目的地・ゴールドフィールド(Goldfield)に着いた時には、止んでてくれてひと安心。
「ゴールドフィールド・ネバダ」のロゴがカッコよすぎ!
この街は、基本的にこんな感じでして、ゴールドラッシュで盛り上がってその後寂れました、というのが丸出しになってるんですね。
で、今となっては、それが評価されてるような感じで、要するに街全体がゴーストタウンのテーマパークみたいなところなのです。
例によってワタクシは、こういうのに注目。
道路標識まみれの建物!
これは何かと言いますと、広場になぜか「地下鉄の駅の入口」が放り出してあったのですよ。
ただちに写真を撮ることにしたのでした。
「ニューヨークで地下鉄に乗ったはずだったけど、降りてみるとそこは・・・」みたいな感じで。
はい、本日のTシャツは「仕事中」、アロハはリポビタンDです。
さて、この街で絶対見たかったのが、
「サンタフェ・サルーン」!
カッコいい! ・・・って言うか、この写真、2014年感が全くない!
さらに、もう1ヶ所、見たいものがあるんです。
そこへは歩いて行こうかと、上で写真を見ていただいた名前のわからない潰れたモーテルのそばに松田さんを停めて歩きだしたんですが、意外に遠くて、
「やっぱ車で行こう」
ってことになって、松田さんのところへ戻っていきました。
すると、松田さんのそばにパトカーが停まっていたのです。
ヤバい。ここ、停めちゃダメだった?
いや、そりゃダメだよな。
参ったぞ、これは。駐車違反かぁ・・・?
ワタクシ自慢のゴールド免許に、まさかのアメリカで傷がついてしまうピンチ!
どなたかのブログで、やはりアメリカでドライブ中に、Uターン禁止の場所でUターンしてしまって、お巡りさんに捕まった話があったのを思い出しました。
その人が、英語が全然わからないフリをし続けたところ、お巡りさんは面倒になったのか、無罪放免されたという面白エピソード。
ようし、そのテでいくぞ!
おかしな決意を固めながら松田さんに近づいて行くと、廃モーテルの建物の方から2人組のお巡りさんが現れました。
建物の方に、松田さんの持ち主・つまりワタクシがいるかと探していたようなのです。
巡「???」
冗談じゃないぞ、まるで何言われたかわからなかったじゃないか。
そうか、英語がわからないフリなんかわざわざしなくっても、最初からおれには英語なんかわからなかったか。
こりゃあ、今回に限っては都合がいいや(←ヤケクソ)!
しかたないので、
ワ「私の車です!」
となるべく愛想良く言いました。
あわわ! しまった、こっちから英語しゃべっちゃった!
中学1年1学期レベルだけど!
こりゃ、もう、違反キップは避けられないか。さらば、ワタクシのゴールド免許・・・。
巡「うん、それはわかってる。ところで・・・」
あああ、ダメだぁ、もうダメだぁ。
やっぱり駐車違反だったんだぁ。
巡「何か問題があったのか? 困ってるんじゃないのか?」
・・・。
・・・え? まさか、「親切」・・・?
ワタクシが困ってないか、困ってたら助けなきゃ、ってそれだけで、わざわざ探してくれてたの・・・?
違反になっちゃったらやだなあ、とそれしか考えてなかったワタクシは、恥ずかしくなってしまって、
ワ「いえ! 何も困ってません! 楽しんでます!」
と答えるのが精いっぱい。
巡「そうか、それならいいんだ」
と歩き去るお巡りさんたちを、なんだか敬礼でもしたい気持ちで見送りました。
見たかったものというのは、街はずれにある、これ。
「カーフォレスト」です!
ルート66の旅では、テキサス州アマリロで、10台のキャデラックが地面に突き刺さっているという「キャデラックランチ」を見ましたが、それと似てますね。
もう動かない車、というのは、ちょっと悲しい気持ちになってしまいますので、見ていて複雑な気分でもあるのですが、これの製作意図としてはたぶんもっと軽い気持ちで「変でおもしろいもの」を作ろうというのだろうな、というのもわかりますので、これはやはり単純に楽しんでおくのが正解なんでしょうね。
ただ単に寂れてしまったゴーストタウンかと思っていたゴールドフィールドは、実はとても楽しい街で、見るべきものにあふれていて、ついつい時間を使ってしまったのでした。
さあ、またしても95号線を南下、次の街ビーティ(Beatty)へと走ります。
ビーティもまた、ゴーストタウンっぽい街なんだそうですが、その直前にあったのが、
「エアプレイン・レック」、つまり落ちた飛行機の残骸という奴なんですが、これはアレですよね、マジじゃないですよね!?
隣のカッコいい看板のトラック・パーキング(モチロン潰れてました)の宣伝で置いたんですよね!?
・・・でもなぁ、車なんかはあちこちに平然と捨てられてるし、本当に落ちた飛行機が放置されてるってのも、ギリギリありそうなんだよなぁ、アメリカじゃ・・・。
アクション映画でよく見るシーン。
ビーティの街に着いて、とりあえずまずは素通り、反対側の街はずれあたりにある「メルズ・ダイナー」で昼ご飯!
ここが、とてもステキなお店だったのです!
痛恨のピンボケですが、明るくて楽しそうな店内!
アイスクリームのネオンがカッコいい!
「アイスクリームが5セント」ってのは、モチロン現在の話ではなくて「アイスクリームが5セントで食べられた時代・・・」みたいなノスタルジーを感じさせる演出のようです。
このテのダイナーでは、結構目にします。
ワタクシ注文の「オルテガ・バーガー」!
ハンバーガーを避けようとチキンバスケットを注文したところ売り切れだったのですが、これは美味しかったのです。
レジでお金を払ってる時に、アイスクリームがはかどってないのを思い出して、
ワ「アイスクリーム、ありますか?」
と聞いてみたのですが
店「今はやってないの」
とのお答え。
この、いかにもなダイナーで、アイスクリームがないってのは残念・・・。
街の方へ戻って、
「ステージコーチ・ホテル&カジノ」で、時間も押してるというのに
「ちょっとだけ・・・ちょっとだけ・・・」
とまたビデオポーカー。
あっさりバチが当たって負けた上、外に出てみますと、大雨になっていてビックリします。
しまったー! この後、アウトドアの予定なのに・・・!
<つづく>
気合いで迎えた移動5日目の朝、まずは給油と朝ご飯。
すっかりおなじみ「ハニー・バン」ですよ!
で、早速出発なんですが、来ました、とうとう来ましたよ、そう、奴が!
まぁ、もう、正直覚悟はしていました・・・が、今日はこの旅の中でもアウトドア要素が濃い日なんだよなぁ。
何もわざわざこんな日を狙って降らなくても・・・。
でも、幸い今日最初の目的地・ゴールドフィールド(Goldfield)に着いた時には、止んでてくれてひと安心。
「ゴールドフィールド・ネバダ」のロゴがカッコよすぎ!
この街は、基本的にこんな感じでして、ゴールドラッシュで盛り上がってその後寂れました、というのが丸出しになってるんですね。
で、今となっては、それが評価されてるような感じで、要するに街全体がゴーストタウンのテーマパークみたいなところなのです。
例によってワタクシは、こういうのに注目。
道路標識まみれの建物!
これは何かと言いますと、広場になぜか「地下鉄の駅の入口」が放り出してあったのですよ。
ただちに写真を撮ることにしたのでした。
「ニューヨークで地下鉄に乗ったはずだったけど、降りてみるとそこは・・・」みたいな感じで。
はい、本日のTシャツは「仕事中」、アロハはリポビタンDです。
さて、この街で絶対見たかったのが、
「サンタフェ・サルーン」!
カッコいい! ・・・って言うか、この写真、2014年感が全くない!
さらに、もう1ヶ所、見たいものがあるんです。
そこへは歩いて行こうかと、上で写真を見ていただいた名前のわからない潰れたモーテルのそばに松田さんを停めて歩きだしたんですが、意外に遠くて、
「やっぱ車で行こう」
ってことになって、松田さんのところへ戻っていきました。
すると、松田さんのそばにパトカーが停まっていたのです。
ヤバい。ここ、停めちゃダメだった?
いや、そりゃダメだよな。
参ったぞ、これは。駐車違反かぁ・・・?
ワタクシ自慢のゴールド免許に、まさかのアメリカで傷がついてしまうピンチ!
どなたかのブログで、やはりアメリカでドライブ中に、Uターン禁止の場所でUターンしてしまって、お巡りさんに捕まった話があったのを思い出しました。
その人が、英語が全然わからないフリをし続けたところ、お巡りさんは面倒になったのか、無罪放免されたという面白エピソード。
ようし、そのテでいくぞ!
おかしな決意を固めながら松田さんに近づいて行くと、廃モーテルの建物の方から2人組のお巡りさんが現れました。
建物の方に、松田さんの持ち主・つまりワタクシがいるかと探していたようなのです。
巡「???」
冗談じゃないぞ、まるで何言われたかわからなかったじゃないか。
そうか、英語がわからないフリなんかわざわざしなくっても、最初からおれには英語なんかわからなかったか。
こりゃあ、今回に限っては都合がいいや(←ヤケクソ)!
しかたないので、
ワ「私の車です!」
となるべく愛想良く言いました。
あわわ! しまった、こっちから英語しゃべっちゃった!
中学1年1学期レベルだけど!
こりゃ、もう、違反キップは避けられないか。さらば、ワタクシのゴールド免許・・・。
巡「うん、それはわかってる。ところで・・・」
あああ、ダメだぁ、もうダメだぁ。
やっぱり駐車違反だったんだぁ。
巡「何か問題があったのか? 困ってるんじゃないのか?」
・・・。
・・・え? まさか、「親切」・・・?
ワタクシが困ってないか、困ってたら助けなきゃ、ってそれだけで、わざわざ探してくれてたの・・・?
違反になっちゃったらやだなあ、とそれしか考えてなかったワタクシは、恥ずかしくなってしまって、
ワ「いえ! 何も困ってません! 楽しんでます!」
と答えるのが精いっぱい。
巡「そうか、それならいいんだ」
と歩き去るお巡りさんたちを、なんだか敬礼でもしたい気持ちで見送りました。
見たかったものというのは、街はずれにある、これ。
「カーフォレスト」です!
ルート66の旅では、テキサス州アマリロで、10台のキャデラックが地面に突き刺さっているという「キャデラックランチ」を見ましたが、それと似てますね。
もう動かない車、というのは、ちょっと悲しい気持ちになってしまいますので、見ていて複雑な気分でもあるのですが、これの製作意図としてはたぶんもっと軽い気持ちで「変でおもしろいもの」を作ろうというのだろうな、というのもわかりますので、これはやはり単純に楽しんでおくのが正解なんでしょうね。
ただ単に寂れてしまったゴーストタウンかと思っていたゴールドフィールドは、実はとても楽しい街で、見るべきものにあふれていて、ついつい時間を使ってしまったのでした。
さあ、またしても95号線を南下、次の街ビーティ(Beatty)へと走ります。
ビーティもまた、ゴーストタウンっぽい街なんだそうですが、その直前にあったのが、
「エアプレイン・レック」、つまり落ちた飛行機の残骸という奴なんですが、これはアレですよね、マジじゃないですよね!?
隣のカッコいい看板のトラック・パーキング(モチロン潰れてました)の宣伝で置いたんですよね!?
・・・でもなぁ、車なんかはあちこちに平然と捨てられてるし、本当に落ちた飛行機が放置されてるってのも、ギリギリありそうなんだよなぁ、アメリカじゃ・・・。
アクション映画でよく見るシーン。
ビーティの街に着いて、とりあえずまずは素通り、反対側の街はずれあたりにある「メルズ・ダイナー」で昼ご飯!
ここが、とてもステキなお店だったのです!
痛恨のピンボケですが、明るくて楽しそうな店内!
アイスクリームのネオンがカッコいい!
「アイスクリームが5セント」ってのは、モチロン現在の話ではなくて「アイスクリームが5セントで食べられた時代・・・」みたいなノスタルジーを感じさせる演出のようです。
このテのダイナーでは、結構目にします。
ワタクシ注文の「オルテガ・バーガー」!
ハンバーガーを避けようとチキンバスケットを注文したところ売り切れだったのですが、これは美味しかったのです。
レジでお金を払ってる時に、アイスクリームがはかどってないのを思い出して、
ワ「アイスクリーム、ありますか?」
と聞いてみたのですが
店「今はやってないの」
とのお答え。
この、いかにもなダイナーで、アイスクリームがないってのは残念・・・。
街の方へ戻って、
「ステージコーチ・ホテル&カジノ」で、時間も押してるというのに
「ちょっとだけ・・・ちょっとだけ・・・」
とまたビデオポーカー。
あっさりバチが当たって負けた上、外に出てみますと、大雨になっていてビックリします。
しまったー! この後、アウトドアの予定なのに・・・!
<つづく>