街を歩いてて、お寿司屋さんをたまに目にするじゃないですか。
それも、回転ずしのチェーンとかじゃなくて、個人店の、昔ながらのお店。
そういうお寿司屋さんをなんとなーく眺めていると、時々この看板が見られるのをご存じでしょうか?
「すし」の2文字がセンス良く図案化されてて、赤と黒の目立つ配色!
以前から「ああ、このマーク、カッコいい! 好きだ!」と思っていたのですが、去年ふと思い立ちまして、ちゃんとコレクションしてみようと。
それが去年の4月ごろだったのですが、それから去年の年末までで、どうやら都内に現存する「すしマーク」看板を全部見たのではないか、ということになりましたので、本日は、そのまとめをお届けしたいと思います!
(なんで今更なんじゃい、と言われますと、ひとえにワタクシのサボりのせいです!)
1.すしマークとは?
まず、この「すしマーク」とは何なのか?
看板上部には「安心して召し上がれる会員の店」の文字。
マークを挟んで下部には「厚生省公認 全国すし商環衛連合会」。
なあるほど、どうやらお寿司屋さんの業界団体って感じなのですね。
厚生省が厚生労働省になったのが2001年のことですので、現存する「すしマーク」看板は、少なくとも20年以上前に設置されたものと思われます。
スゴい!
当然、お店も20年以上続いてるってことになるわけで、そりゃあ老舗を感じるようなお店でしか見られないわけです。
「全国すし商生活衛生同業者組合連合会(現在の全国すし商環衛連合会?)」のサイトで連合会に加盟しているお寿司屋さんを当たったり、Googleマップでチマチマとお寿司屋さんを探したりして「すしマーク」を見つけては、現地を訪ねる、というのを繰り返すわけですが、
サイトに載ってるお店でも「すしマーク」なかったり、ストリートビューでは確かにあったのに、現地では「すしマーク」なくなってたり、ということも結構あって、去年は大いに楽しませてもらいました。
では、ワタクシが見たいろんな「すしマーク」をぜひご覧ください!
2.すしマークの魅力・その1「魅力的な店構え」
先ほども言ったように、すしマークには「厚生省公認」の文字があるわけで、つまり20年以上も前のもの。
これを現在掲示しているお寿司屋さんは、当然少なくとも20年以上続いているということになるわけです。
なので、たいていは伝統を纏ったすばらしい店構え!
これを鑑賞することも、すしマーク狩りの大きな楽しみのひとつなのですよ。
ほら、たとえば、西小山の「三好寿司」の堂々とした構えはどうですか?
「三」「好」「寿」「し」の一文字ずつの看板!
違い鷹の羽の紋も伝統を感じさせます!
「すし」っていう赤い看板も時々見ますね。
あるいは、大田区南六郷の「寿司勝」!
本当に東京なの!?
地方の老舗旅館みたいな立派な建物!
広ーい宴会場とかあるんじゃないでしょうか?
入ってみたい! いや、泊まってみたい!
一方、浅草の「常寿司」はいかがですか?
こじんまりとしてはいますが、いかにも「浅草の寿司屋」というプライドを感じます!
こんなお店の馴染み客になれたら、カッコいいんだけどなあ・・・!
伝統あるお寿司屋さん、まずはお店を鑑賞するだけでもすばらしい!
まぁ、モチロンすしマークがないお寿司屋さんでも、すばらしい店構えのところはたくさんあるんですが、やっぱりすしマークがそこにひと花添えているようにワタクシには思えるんですよねえ!
3.すしマークの魅力・その2「すし券看板」
お店によっては、すしマーク看板じゃなくて、
この「すし券看板」を掲示していることも。
まぁ、これにも左下に小さくすしマークが載ってるから、併せて見て回ってました。
白地に水色と赤の色遣いも爽やかでステキだし、「すし券」の文字の勘亭流が和をアピールしているのもいいですね。
向島「丸常鮨」
千歳烏山「旭鮨」
篠崎「初花鮨」
綾瀬「日乃出寿司」。
そして、台東区台東の「初音鮨本店」は、すしマークとすし券看板の揃い踏み!
これはお得です!
店構えもいい感じ!
ここだけでも見てやってください!
どういうお店の違いによって、すしマークだったりすし券看板だったりするのでしょうか?
謎は尽きませんが、どちらもカッコいいので、両方鑑賞するのです。
4.すしマークの魅力・その3「ダメージドすしマーク」
すしマークは20年以上も掲示されてるものなので、当然長年の風雪に晒されて傷んでいるものもあります。
それぞれの設置状況などによって、微妙に異なるダメージド具合も、ワタクシの興味を惹いてやまないのです。
東十条「花寿司」のすしマーク看板。
日光に晒されて赤色の部分がスッカリ抜けて真っ白になっています。
南蒲田の「恵比須寿司」のすしマークは、赤い部分がさらに抜けて透明に。中の蛍光灯が透けて見えています。
その他の部分は結構キレイに残っているのに、赤だけがひたすらやられちゃってるのも不思議。
ときわ台の「金寿司」のすしマークは、もうマーク全体がすっ飛んでます。
逆側はわりとキレイに残ってまして、日光のパワーを実感しますね。
板橋区仲宿の「都鮨」のすしマークは、黒い部分だけが抜けるというダメージド。
なぜここのだけ、赤じゃなくて黒がやられるの!?
武蔵小金井「きん鮨」のすしマークは、もはやお見事。
マーク部分全部抜けて、蛍光灯が素通しになっています。
なぜお店によってダメージド具合が異なるのか・・・?
そして、それぞれのダメージがそのまま個性になっていて、興味深い!
さらに、ダメージドすしマークから漂う、
「おれは長年ずっとここで、この店を見守ってるんだ」
という矜持! 風格!
たまらなく愛おしい!
5.すしマークの魅力・その4「マジでミステリーな鮨マーク」
足立区保木間の「奴寿司」で見たすしマークなんですけど・・・
いつものすしマーク、と思ったら、
裏面が「鮨」一文字の鮨マークだったんです!
ちゃんと「全国すし商環衛連合会」の文字も。
これを見たのは、この時だけでした。
この鮨マーク、マジでなんだったのでしょう・・・?
その他、ワタクシが去年見て回った、都内に現存するすしマークをGoogleマップにまとめました。
「都内のすしマーク2022年12月」
その数、全部で60件!
東京の方、お近くにすしマークがありましたら、ぜひ見に行ってみてくださいね!
都内に現存するの全部見たかも、とかワタクシは言ってますが、ワタクシなんてただのドシロウトです。
見落としてるのもきっとあると思うのです。
いや、あるはずです!
ここに載ってないすしマークを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!
そして、東京以外の方!
「全国すし商環衛連合会」は、「全国」なのです!
あなたのお住いの道府県にも、すしマークはあるかもしれないのですよ!
ワタクシ、ほんの少し神奈川県のすしマークも見てみたりしました。
ぜひ、あなたもすしマークを探してみてください!
あなたの近くのすしマークは、あなたに任せた!
みんなで探そう、すしマーク!
それも、回転ずしのチェーンとかじゃなくて、個人店の、昔ながらのお店。
そういうお寿司屋さんをなんとなーく眺めていると、時々この看板が見られるのをご存じでしょうか?
「すし」の2文字がセンス良く図案化されてて、赤と黒の目立つ配色!
以前から「ああ、このマーク、カッコいい! 好きだ!」と思っていたのですが、去年ふと思い立ちまして、ちゃんとコレクションしてみようと。
それが去年の4月ごろだったのですが、それから去年の年末までで、どうやら都内に現存する「すしマーク」看板を全部見たのではないか、ということになりましたので、本日は、そのまとめをお届けしたいと思います!
(なんで今更なんじゃい、と言われますと、ひとえにワタクシのサボりのせいです!)
1.すしマークとは?
まず、この「すしマーク」とは何なのか?
看板上部には「安心して召し上がれる会員の店」の文字。
マークを挟んで下部には「厚生省公認 全国すし商環衛連合会」。
なあるほど、どうやらお寿司屋さんの業界団体って感じなのですね。
厚生省が厚生労働省になったのが2001年のことですので、現存する「すしマーク」看板は、少なくとも20年以上前に設置されたものと思われます。
スゴい!
当然、お店も20年以上続いてるってことになるわけで、そりゃあ老舗を感じるようなお店でしか見られないわけです。
「全国すし商生活衛生同業者組合連合会(現在の全国すし商環衛連合会?)」のサイトで連合会に加盟しているお寿司屋さんを当たったり、Googleマップでチマチマとお寿司屋さんを探したりして「すしマーク」を見つけては、現地を訪ねる、というのを繰り返すわけですが、
サイトに載ってるお店でも「すしマーク」なかったり、ストリートビューでは確かにあったのに、現地では「すしマーク」なくなってたり、ということも結構あって、去年は大いに楽しませてもらいました。
では、ワタクシが見たいろんな「すしマーク」をぜひご覧ください!
2.すしマークの魅力・その1「魅力的な店構え」
先ほども言ったように、すしマークには「厚生省公認」の文字があるわけで、つまり20年以上も前のもの。
これを現在掲示しているお寿司屋さんは、当然少なくとも20年以上続いているということになるわけです。
なので、たいていは伝統を纏ったすばらしい店構え!
これを鑑賞することも、すしマーク狩りの大きな楽しみのひとつなのですよ。
ほら、たとえば、西小山の「三好寿司」の堂々とした構えはどうですか?
「三」「好」「寿」「し」の一文字ずつの看板!
違い鷹の羽の紋も伝統を感じさせます!
「すし」っていう赤い看板も時々見ますね。
あるいは、大田区南六郷の「寿司勝」!
本当に東京なの!?
地方の老舗旅館みたいな立派な建物!
広ーい宴会場とかあるんじゃないでしょうか?
入ってみたい! いや、泊まってみたい!
一方、浅草の「常寿司」はいかがですか?
こじんまりとしてはいますが、いかにも「浅草の寿司屋」というプライドを感じます!
こんなお店の馴染み客になれたら、カッコいいんだけどなあ・・・!
伝統あるお寿司屋さん、まずはお店を鑑賞するだけでもすばらしい!
まぁ、モチロンすしマークがないお寿司屋さんでも、すばらしい店構えのところはたくさんあるんですが、やっぱりすしマークがそこにひと花添えているようにワタクシには思えるんですよねえ!
3.すしマークの魅力・その2「すし券看板」
お店によっては、すしマーク看板じゃなくて、
この「すし券看板」を掲示していることも。
まぁ、これにも左下に小さくすしマークが載ってるから、併せて見て回ってました。
白地に水色と赤の色遣いも爽やかでステキだし、「すし券」の文字の勘亭流が和をアピールしているのもいいですね。
向島「丸常鮨」
千歳烏山「旭鮨」
篠崎「初花鮨」
綾瀬「日乃出寿司」。
そして、台東区台東の「初音鮨本店」は、すしマークとすし券看板の揃い踏み!
これはお得です!
店構えもいい感じ!
ここだけでも見てやってください!
どういうお店の違いによって、すしマークだったりすし券看板だったりするのでしょうか?
謎は尽きませんが、どちらもカッコいいので、両方鑑賞するのです。
4.すしマークの魅力・その3「ダメージドすしマーク」
すしマークは20年以上も掲示されてるものなので、当然長年の風雪に晒されて傷んでいるものもあります。
それぞれの設置状況などによって、微妙に異なるダメージド具合も、ワタクシの興味を惹いてやまないのです。
東十条「花寿司」のすしマーク看板。
日光に晒されて赤色の部分がスッカリ抜けて真っ白になっています。
南蒲田の「恵比須寿司」のすしマークは、赤い部分がさらに抜けて透明に。中の蛍光灯が透けて見えています。
その他の部分は結構キレイに残っているのに、赤だけがひたすらやられちゃってるのも不思議。
ときわ台の「金寿司」のすしマークは、もうマーク全体がすっ飛んでます。
逆側はわりとキレイに残ってまして、日光のパワーを実感しますね。
板橋区仲宿の「都鮨」のすしマークは、黒い部分だけが抜けるというダメージド。
なぜここのだけ、赤じゃなくて黒がやられるの!?
武蔵小金井「きん鮨」のすしマークは、もはやお見事。
マーク部分全部抜けて、蛍光灯が素通しになっています。
なぜお店によってダメージド具合が異なるのか・・・?
そして、それぞれのダメージがそのまま個性になっていて、興味深い!
さらに、ダメージドすしマークから漂う、
「おれは長年ずっとここで、この店を見守ってるんだ」
という矜持! 風格!
たまらなく愛おしい!
5.すしマークの魅力・その4「マジでミステリーな鮨マーク」
足立区保木間の「奴寿司」で見たすしマークなんですけど・・・
いつものすしマーク、と思ったら、
裏面が「鮨」一文字の鮨マークだったんです!
ちゃんと「全国すし商環衛連合会」の文字も。
これを見たのは、この時だけでした。
この鮨マーク、マジでなんだったのでしょう・・・?
その他、ワタクシが去年見て回った、都内に現存するすしマークをGoogleマップにまとめました。
「都内のすしマーク2022年12月」
その数、全部で60件!
東京の方、お近くにすしマークがありましたら、ぜひ見に行ってみてくださいね!
都内に現存するの全部見たかも、とかワタクシは言ってますが、ワタクシなんてただのドシロウトです。
見落としてるのもきっとあると思うのです。
いや、あるはずです!
ここに載ってないすしマークを見つけたら、ぜひ教えてくださいね!
そして、東京以外の方!
「全国すし商環衛連合会」は、「全国」なのです!
あなたのお住いの道府県にも、すしマークはあるかもしれないのですよ!
ワタクシ、ほんの少し神奈川県のすしマークも見てみたりしました。
ぜひ、あなたもすしマークを探してみてください!
あなたの近くのすしマークは、あなたに任せた!
みんなで探そう、すしマーク!