「City Express! B」は、カラカウア・アヴェニューを走る珍しい路線です。
確かワタクシが初めてハワイに来た2007年は、まだカラカウア・アヴェニューを走るTheBusはなかったような気がしますが、意外とTheBusの路線の細かいところはチョコチョコ変更されているみたいですね。
ワタクシがバスを降りたのは、ロイヤルハワイアンの前にあるバスストップ。
すぐ近くに「センター・オブ・ワイキキ」がありまして、この旅の初日にお話ししました「WAIKIKI」のネオンに灯が入ってます。
カッコいいんですけど、なんか、初日に触れたものが最終日にもう一度出てくるあたりが、もう旅が終わろうとしているという演出に思えて複雑な気持ちです・・・。
まぁ、ここへやって来たのは、ワタクシなんですけど・・・。
特に今回は、夜にワイキキショッピングプラザのゲームコーナーに来るぐらいで、ほとんどこの周辺を歩いてないのです。
夜になっても、世界各国からの観光客でごった返すカラカウア・アヴェニューはとてもにぎやかで、先ほどのチャイナタウンとは対照的ですね。
ワタクシ、去年の旅行では、最終日の夜にアラモアナセンターのにぎわいの中に一人でいる寂しさを存分に味わいまして、でも、それが実にハワイ最終日に似つかわしい感じがしたのですが、カラカウアにもそれと同じものを感じるのです。
ああ、ゆっくりと、旅が終わっていきますね・・・。
いや、しかし!
センチになってばかりもいられません。
まだ今日まではハワイ旅行!
最後までトコトン楽しまなくちゃあ、ハワイファンのみなさまに申し訳が立ちませんとも!
心を鬼にして、カフェに飛び込みました。
優雅に夜のティータイムとしゃれ込もうじゃないの!
・・・。
なるべく冷静に、さりげなく写真を撮ったつもりだったのですが、さすがに大きさが異常なのがバレてますね?
このでっかいカップは、ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」で、この旅初めて食べるアサイボウルですよ!
このお店では、アサイにハチミツがかかってまして、酸味もマイルドで食べやすくなってます!
かなり量がありましたが、一気にバクバク食べてしまいました。
そして、この丼みたいなでっかいカップが欲しい!
買おうかどうしようか迷ったのですが「帰りはどうせ荷物が重くなるから・・・」と思って止めてしまいました。
まぁ、そのぐらいでっかいカップなのです。
いろいろなお店を見て歩いて、またゲームコーナーでピンボールを遊んで、さあ、そろそろ晩ご飯の時間かな、と思うのですが、またしてもあまり食欲がないのです・・・。
今回はホント自らの体力の衰えをいろんなシーンで実感する旅になってますね。
まぁ、今のこれは、明らかにスノーとアサイボウルの連チャンのせいですが。
いや、でも、本当ならハワイ最後の夜、食べたいものはいくらでもあるのです!
今回は、ハワイ伝統料理も食べてません。
それなら「オノ・ハワイアンフーズ」か「ヤマズ・フィッシュマーケット」か。
あ、ジッピーズもまだだった!
チリフランク食べたい! カパフルにお店がありますよね。
そう言えば「レインボーロールを食べたい」とも思っていて、未だ果たせず。
これまたカパフル・アヴェニュー沿いのスーパー「セイフウェイ」で手に入るとか。
ロコモコも食べてないや。
「レインボー・ドライブイン」か「リケリケ・ドライブイン」。
・・・。
なんか・・・全部遠いなぁ・・・。
もうホテルに近い辺りにいるだけに、それほど空腹でもないのに遠くのお店まで今から行くのは億劫ですし、さりとてハワイ最後の夜をテキトーに入ったお店で、なんてワタクシには無理な芸当です。
そして、今やっと気づきましたが、ワタクシには、カラカウア・アヴェニュー辺りで「ここぞ!」という食事の持ちネタが全くない・・・!?
どーすんだ、どーすんだ!
ああああ、もうホテルがどんどん迫ってくるううう!
歩くのを止めればいいんですけど、何なんでしょうね、もうホテルの部屋に帰ってゆっくりしたい、とか思っちゃってたんでしょうか、この時のワタクシは・・・。
普段は絶対そんな風に考えないんですけど・・・。
・・・で、結局・・・。
言うも恥ずかしいのですが、ホテルのすぐ近くのABCでスパムむすび1個を買って、さっさと部屋に戻ってしまいました・・・。
「いやいや! これで晩飯だとか思ってもらっちゃ、困るわけ!
あとで、アレだ。24時間営業のレストランに、わざわざ深夜に行くんだもんね!
さすがナゴヤさん! 最後の夜まで手を抜かないんだもんね!」
自分でももう絶対そんなことやりっこないと思ってるのに、誰に対する主張なのか、空しいワタクシの演説はエレベーターが24階に着くまで続いたと言います・・・。
結局一人の部屋で、TVのNBAダイジェストを見ながらスパムむすびを食べたワタクシは、シャワーを浴びると、さっさとベッドに入ってしまいました。
去年までは、
「最終日は徹夜するのがお約束!」
とか豪語していたワタクシだったのに!
いや、あのね、一応言い訳しますと、去年までは帰国日の集合時間が朝の5時過ぎだったのです。
だから、早起きするよりはいっそのこと徹夜しようってことだったのですよ。
ところが今回は、航空会社さんが違ったせいもあってか、7時半というゆるめの時間設定なのです。
そりゃ、そうなれば、別に徹夜しなくても・・・ね?
充分寝て、7時前に起きればいいってだけですから・・・ね?
いいの! もう!
今朝も早かったし、おじさん、もう疲れてるの! 眠いの!
この自分の老けこみ方に、誰よりもワタクシ自身がショックだったのですが、ともかく疲れてるものはしょうがないのです。
あっという間に眠りについてしまいました・・・。
明けて24日は、とうとう帰国日です!
<動画>
この後やって来たバスに乗りこんで、空港に着くまでの時間も座席でグッスリ。
「明るい時間に空港へ送られるのは寂しい」とか言ってましたが、明るくなっていくハワイを、結局ちっとも見ないですみました。
チェックインをすませると、待ち時間が結構あったんですが、ここでは無性にコーヒーが飲みたくなって、バーガーキングへ。
ワタクシの顔の日焼け具合・・・。
さて、あと少しでいよいよハワイを飛び立つわけですが、ワタクシは今回の旅を自分なりに反省していました。
モチロン今回もとても楽しい旅行でして、特に「物質的な」観光の面では充実していたと胸を張れます。
初めてのものや場所、珍しい景色や体験、おもしろくも美味しい食べ物達・・・などなど「ワタクシ対ハワイの物」という切り口でなら、満足できたと自信を持って言えます。
しかし、「精神的な」観光、つまり「ワタクシ対ハワイの人々」という面ではどうだったか・・・?
確かに、今回、カツアゲめいたことがあったり、バスの運転手に降りようとしたのを忘れられたり、ここには書きませんでしたがワイキキで「募金してくれ」とつきまとわれたり、といったことがいくつかありました。
さすがにワタクシにだって、ハワイと言えどおとぎの国ではなくて、現実の問題がやはりあるのだ、くらいのことは実感できつつあります。
しかし、今問題にするのは、そういうことではありません。
どうもワタクシの方に問題があったように思われてならないのです。
ワタクシの気持ちがイマイチだったんじゃないか、もっとやれたんじゃないかと思えてきたのですね。
ワタクシは「アロハ分を摂取するためにハワイに行くのだ」と言っていますが、「アロハ分」てのはカゴに盛ってあるミカンのようなもので、そこにただ行けばもらえるとでも思っていたようなフシがあります。
確かにそれでももらえるにはもらえるでしょう。
しかし、それでは最低限です。
もっともっと「アロハ」をもらうには、どうするか。
自分もより大きな「アロハ」を持っている
ことじゃないかと急に思ったのですよ。
チャンスはなかったのか? そんなことはありません。むしろ人よりたくさんあったはずです。
手荷物検査のお姉さんが「水曜日の天使」Tシャツに興味を持ってくれたとき。
「グラススカート・グリル」のジョニーさんが「自分で作ったの? すごい! クール!」って言ってくれたとき。
「アロハジェネラルストア」の美人のお姉さんが投げキッスをしてくれたとき。
ウィルヘルミナを終えてバスストップに着いたら、気のいいおじさんが話しかけてきたとき。
「ディキシー・グリル」のカワイコちゃんのウェイトレスさんが「おいしい? 楽しんでる?」って言ってきたとき。
「マウイ・マイクス」で隣のテーブルのお姉さんが「そのアロハいいわね。どこで買ったの?」って聞いてきたとき。
その他その他、挙げればキリがありません。
こういう人達がみな、ワタクシに「アロハ」をくれようとしていたのです。
しかし、ワタクシは、その都度「照れるから」とか「英語でどう言ったらいいかわからないから」ということで、照れ笑いとかで流してしまったのではないか。
出来ないながらも、何とか前に進みさえすれば、ハッキリと「うれしい」気持ちを伝えることができれば、必ずもっともっと大きな「アロハ」が帰って来たんじゃないかと思うのです。
ワタクシは「吉田ナゴヤ堂本舗」の吉田ナゴヤという人でして、冗談が好きで、冗談を大事にして生きていこうと思っていたはずだったのです。
今、昔の日記を読み返してみますと、2度目の海外旅行でラスベガスに行った頃のワタクシは、当然今と同様の英語力であるにもかかわらず、
「なんとか英語のジョークに参加する」
ことを目標として挙げているじゃないですか!
なぜ、それを、失ってしまったのでしょう!
・・・いや、今からでもできるはずだ!
ちょうどその時、帰りの飛行機への搭乗が始まりまして、ワタクシも搭乗口へ向かいました。
切符モギリの大柄なお姉さんが、無愛想な顔で、無言で切符を引きちぎってはお客さんに渡していました。
ワタクシの番が来ましたので、ここぞと、
ワ「グゥゥゥゥッド・モオオォォォォニン!」
と、おかしな節回しで言ってみました。
シカトされたらどうしよう、と思ったのですが、お姉さんはニヤッと笑って、
姉「Thank you! Have a nice day!」
と言ってくれました。
笑顔でお姉さんに手を振りながら、ワタクシは激しく落ち込みました。
できるじゃん!
そう、これだけ! たったこれだけのことなのです!
これだけの準備があったなら、もっともっと大きな「アロハ」をもらって帰ることができたのです!
しかし、たったこれだけのことが、できていなかったのです・・・。
帰り際になって、そんなことに気づいてしまいました・・・。
身体の「老い」はある程度仕方ないけど、心の「老い」はもう少し何とかなってたはずだよなぁ・・・。
飛行機の座席で、人知れず落ち込むワタクシでした。
まぁ、それもほんの少しの時間で、後は身体の「老い」に負けてグースカ寝ていたんですけどね!
どうか、みなさん、ハワイへ行かれる際には、ひとつ大きめの「アロハ」を、ぜひお持ちになってください・・・。
大きな「アロハ」を持っている人ほど、より大きな「アロハ」を受け取ることが出来るのだと思います。
さて!
最後でちょっと「らしくない」反省をしてしまいましたが!
それでも大いにいろんな人から物からアロハ分を今回も摂取させていただきまして、大満足で日本に帰って来ました!
・・・イキナリの寒さで、もらいたてのアロハ分を早くも消費しそうになっています・・・。
それにしても、本当に何回行っても、毎度それなりに違った楽しさがあって、改めてハワイはすごいなぁと思っています。
モチロン、次いつ行くかなんてことは、わかんないんですけどね!
・・・いやもう、さすがに「来年は絶対ダメ!」って言ったって、これで3年連続ですもん、誰も信じちゃくれませんよね・・・。
いや、でも、わかりませんよ?
もしかしたら、そろそろ別の場所に目が向くかもしれないし、そうしたらそっちはそっちでおもしろいかもしれないし。
もしかしたら、もうこれっきりで、ハワイの土を生涯踏まないなんてことも・・・。
いやいやいやいや!
わかりませんよ!!
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
・・・やっとまた、みなさんにお会いすることができたの。
あんまり長いから、本当にもう、このまま私が出てくる機会はないんじゃないかと思っていたの。
みなさんに読んでいただいたように、「なんちゃってアロハジャンキー」の吉田ナゴヤは、今年も好き勝手にハワイで遊び回っていただけだったの。
こんな奴がエラそうに「大きなアロハを受取るには」とかちゃんちゃらなの。
でも、「大きなアロハを持つ人が、より大きなアロハを受け取れる」というのは、吉田ナゴヤにしてはマシな考えにたどり着いたと言えるかもしれないの。
まぁ、それも、そもそもハワイに4回も来ておいて、やっとそんなことに気づいてるあたりが、やっぱり吉田ナゴヤはおバカさんだと思うの。
おバカさんだから、きっとまた来年も、寒くなったら
「アロハ分が切れた」
とか騒ぎ出すつもりだと思うの。
その時は、みなさんがぜひコイツに思い出させてやってほしいの。
「大きなアロハ、持ってけよ!」
って。
モチロン、みなさんにも、ぜひ大きなアロハを持っていらしてほしいの。
ハワイへ!
<放゛浪 放゛浪 ハワイ2011 一応、完!>
確かワタクシが初めてハワイに来た2007年は、まだカラカウア・アヴェニューを走るTheBusはなかったような気がしますが、意外とTheBusの路線の細かいところはチョコチョコ変更されているみたいですね。
ワタクシがバスを降りたのは、ロイヤルハワイアンの前にあるバスストップ。
すぐ近くに「センター・オブ・ワイキキ」がありまして、この旅の初日にお話ししました「WAIKIKI」のネオンに灯が入ってます。
カッコいいんですけど、なんか、初日に触れたものが最終日にもう一度出てくるあたりが、もう旅が終わろうとしているという演出に思えて複雑な気持ちです・・・。
まぁ、ここへやって来たのは、ワタクシなんですけど・・・。
特に今回は、夜にワイキキショッピングプラザのゲームコーナーに来るぐらいで、ほとんどこの周辺を歩いてないのです。
夜になっても、世界各国からの観光客でごった返すカラカウア・アヴェニューはとてもにぎやかで、先ほどのチャイナタウンとは対照的ですね。
ワタクシ、去年の旅行では、最終日の夜にアラモアナセンターのにぎわいの中に一人でいる寂しさを存分に味わいまして、でも、それが実にハワイ最終日に似つかわしい感じがしたのですが、カラカウアにもそれと同じものを感じるのです。
ああ、ゆっくりと、旅が終わっていきますね・・・。
いや、しかし!
センチになってばかりもいられません。
まだ今日まではハワイ旅行!
最後までトコトン楽しまなくちゃあ、ハワイファンのみなさまに申し訳が立ちませんとも!
心を鬼にして、カフェに飛び込みました。
優雅に夜のティータイムとしゃれ込もうじゃないの!
・・・。
なるべく冷静に、さりげなく写真を撮ったつもりだったのですが、さすがに大きさが異常なのがバレてますね?
このでっかいカップは、ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」で、この旅初めて食べるアサイボウルですよ!
このお店では、アサイにハチミツがかかってまして、酸味もマイルドで食べやすくなってます!
かなり量がありましたが、一気にバクバク食べてしまいました。
そして、この丼みたいなでっかいカップが欲しい!
買おうかどうしようか迷ったのですが「帰りはどうせ荷物が重くなるから・・・」と思って止めてしまいました。
まぁ、そのぐらいでっかいカップなのです。
いろいろなお店を見て歩いて、またゲームコーナーでピンボールを遊んで、さあ、そろそろ晩ご飯の時間かな、と思うのですが、またしてもあまり食欲がないのです・・・。
今回はホント自らの体力の衰えをいろんなシーンで実感する旅になってますね。
まぁ、今のこれは、明らかにスノーとアサイボウルの連チャンのせいですが。
いや、でも、本当ならハワイ最後の夜、食べたいものはいくらでもあるのです!
今回は、ハワイ伝統料理も食べてません。
それなら「オノ・ハワイアンフーズ」か「ヤマズ・フィッシュマーケット」か。
あ、ジッピーズもまだだった!
チリフランク食べたい! カパフルにお店がありますよね。
そう言えば「レインボーロールを食べたい」とも思っていて、未だ果たせず。
これまたカパフル・アヴェニュー沿いのスーパー「セイフウェイ」で手に入るとか。
ロコモコも食べてないや。
「レインボー・ドライブイン」か「リケリケ・ドライブイン」。
・・・。
なんか・・・全部遠いなぁ・・・。
もうホテルに近い辺りにいるだけに、それほど空腹でもないのに遠くのお店まで今から行くのは億劫ですし、さりとてハワイ最後の夜をテキトーに入ったお店で、なんてワタクシには無理な芸当です。
そして、今やっと気づきましたが、ワタクシには、カラカウア・アヴェニュー辺りで「ここぞ!」という食事の持ちネタが全くない・・・!?
どーすんだ、どーすんだ!
ああああ、もうホテルがどんどん迫ってくるううう!
歩くのを止めればいいんですけど、何なんでしょうね、もうホテルの部屋に帰ってゆっくりしたい、とか思っちゃってたんでしょうか、この時のワタクシは・・・。
普段は絶対そんな風に考えないんですけど・・・。
・・・で、結局・・・。
言うも恥ずかしいのですが、ホテルのすぐ近くのABCでスパムむすび1個を買って、さっさと部屋に戻ってしまいました・・・。
「いやいや! これで晩飯だとか思ってもらっちゃ、困るわけ!
あとで、アレだ。24時間営業のレストランに、わざわざ深夜に行くんだもんね!
さすがナゴヤさん! 最後の夜まで手を抜かないんだもんね!」
自分でももう絶対そんなことやりっこないと思ってるのに、誰に対する主張なのか、空しいワタクシの演説はエレベーターが24階に着くまで続いたと言います・・・。
結局一人の部屋で、TVのNBAダイジェストを見ながらスパムむすびを食べたワタクシは、シャワーを浴びると、さっさとベッドに入ってしまいました。
去年までは、
「最終日は徹夜するのがお約束!」
とか豪語していたワタクシだったのに!
いや、あのね、一応言い訳しますと、去年までは帰国日の集合時間が朝の5時過ぎだったのです。
だから、早起きするよりはいっそのこと徹夜しようってことだったのですよ。
ところが今回は、航空会社さんが違ったせいもあってか、7時半というゆるめの時間設定なのです。
そりゃ、そうなれば、別に徹夜しなくても・・・ね?
充分寝て、7時前に起きればいいってだけですから・・・ね?
いいの! もう!
今朝も早かったし、おじさん、もう疲れてるの! 眠いの!
この自分の老けこみ方に、誰よりもワタクシ自身がショックだったのですが、ともかく疲れてるものはしょうがないのです。
あっという間に眠りについてしまいました・・・。
明けて24日は、とうとう帰国日です!
<動画>
この後やって来たバスに乗りこんで、空港に着くまでの時間も座席でグッスリ。
「明るい時間に空港へ送られるのは寂しい」とか言ってましたが、明るくなっていくハワイを、結局ちっとも見ないですみました。
チェックインをすませると、待ち時間が結構あったんですが、ここでは無性にコーヒーが飲みたくなって、バーガーキングへ。
ワタクシの顔の日焼け具合・・・。
さて、あと少しでいよいよハワイを飛び立つわけですが、ワタクシは今回の旅を自分なりに反省していました。
モチロン今回もとても楽しい旅行でして、特に「物質的な」観光の面では充実していたと胸を張れます。
初めてのものや場所、珍しい景色や体験、おもしろくも美味しい食べ物達・・・などなど「ワタクシ対ハワイの物」という切り口でなら、満足できたと自信を持って言えます。
しかし、「精神的な」観光、つまり「ワタクシ対ハワイの人々」という面ではどうだったか・・・?
確かに、今回、カツアゲめいたことがあったり、バスの運転手に降りようとしたのを忘れられたり、ここには書きませんでしたがワイキキで「募金してくれ」とつきまとわれたり、といったことがいくつかありました。
さすがにワタクシにだって、ハワイと言えどおとぎの国ではなくて、現実の問題がやはりあるのだ、くらいのことは実感できつつあります。
しかし、今問題にするのは、そういうことではありません。
どうもワタクシの方に問題があったように思われてならないのです。
ワタクシの気持ちがイマイチだったんじゃないか、もっとやれたんじゃないかと思えてきたのですね。
ワタクシは「アロハ分を摂取するためにハワイに行くのだ」と言っていますが、「アロハ分」てのはカゴに盛ってあるミカンのようなもので、そこにただ行けばもらえるとでも思っていたようなフシがあります。
確かにそれでももらえるにはもらえるでしょう。
しかし、それでは最低限です。
もっともっと「アロハ」をもらうには、どうするか。
自分もより大きな「アロハ」を持っている
ことじゃないかと急に思ったのですよ。
チャンスはなかったのか? そんなことはありません。むしろ人よりたくさんあったはずです。
手荷物検査のお姉さんが「水曜日の天使」Tシャツに興味を持ってくれたとき。
「グラススカート・グリル」のジョニーさんが「自分で作ったの? すごい! クール!」って言ってくれたとき。
「アロハジェネラルストア」の美人のお姉さんが投げキッスをしてくれたとき。
ウィルヘルミナを終えてバスストップに着いたら、気のいいおじさんが話しかけてきたとき。
「ディキシー・グリル」のカワイコちゃんのウェイトレスさんが「おいしい? 楽しんでる?」って言ってきたとき。
「マウイ・マイクス」で隣のテーブルのお姉さんが「そのアロハいいわね。どこで買ったの?」って聞いてきたとき。
その他その他、挙げればキリがありません。
こういう人達がみな、ワタクシに「アロハ」をくれようとしていたのです。
しかし、ワタクシは、その都度「照れるから」とか「英語でどう言ったらいいかわからないから」ということで、照れ笑いとかで流してしまったのではないか。
出来ないながらも、何とか前に進みさえすれば、ハッキリと「うれしい」気持ちを伝えることができれば、必ずもっともっと大きな「アロハ」が帰って来たんじゃないかと思うのです。
ワタクシは「吉田ナゴヤ堂本舗」の吉田ナゴヤという人でして、冗談が好きで、冗談を大事にして生きていこうと思っていたはずだったのです。
今、昔の日記を読み返してみますと、2度目の海外旅行でラスベガスに行った頃のワタクシは、当然今と同様の英語力であるにもかかわらず、
「なんとか英語のジョークに参加する」
ことを目標として挙げているじゃないですか!
なぜ、それを、失ってしまったのでしょう!
・・・いや、今からでもできるはずだ!
ちょうどその時、帰りの飛行機への搭乗が始まりまして、ワタクシも搭乗口へ向かいました。
切符モギリの大柄なお姉さんが、無愛想な顔で、無言で切符を引きちぎってはお客さんに渡していました。
ワタクシの番が来ましたので、ここぞと、
ワ「グゥゥゥゥッド・モオオォォォォニン!」
と、おかしな節回しで言ってみました。
シカトされたらどうしよう、と思ったのですが、お姉さんはニヤッと笑って、
姉「Thank you! Have a nice day!」
と言ってくれました。
笑顔でお姉さんに手を振りながら、ワタクシは激しく落ち込みました。
できるじゃん!
そう、これだけ! たったこれだけのことなのです!
これだけの準備があったなら、もっともっと大きな「アロハ」をもらって帰ることができたのです!
しかし、たったこれだけのことが、できていなかったのです・・・。
帰り際になって、そんなことに気づいてしまいました・・・。
身体の「老い」はある程度仕方ないけど、心の「老い」はもう少し何とかなってたはずだよなぁ・・・。
飛行機の座席で、人知れず落ち込むワタクシでした。
まぁ、それもほんの少しの時間で、後は身体の「老い」に負けてグースカ寝ていたんですけどね!
どうか、みなさん、ハワイへ行かれる際には、ひとつ大きめの「アロハ」を、ぜひお持ちになってください・・・。
大きな「アロハ」を持っている人ほど、より大きな「アロハ」を受け取ることが出来るのだと思います。
さて!
最後でちょっと「らしくない」反省をしてしまいましたが!
それでも大いにいろんな人から物からアロハ分を今回も摂取させていただきまして、大満足で日本に帰って来ました!
・・・イキナリの寒さで、もらいたてのアロハ分を早くも消費しそうになっています・・・。
それにしても、本当に何回行っても、毎度それなりに違った楽しさがあって、改めてハワイはすごいなぁと思っています。
モチロン、次いつ行くかなんてことは、わかんないんですけどね!
・・・いやもう、さすがに「来年は絶対ダメ!」って言ったって、これで3年連続ですもん、誰も信じちゃくれませんよね・・・。
いや、でも、わかりませんよ?
もしかしたら、そろそろ別の場所に目が向くかもしれないし、そうしたらそっちはそっちでおもしろいかもしれないし。
もしかしたら、もうこれっきりで、ハワイの土を生涯踏まないなんてことも・・・。
いやいやいやいや!
わかりませんよ!!
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
・・・やっとまた、みなさんにお会いすることができたの。
あんまり長いから、本当にもう、このまま私が出てくる機会はないんじゃないかと思っていたの。
みなさんに読んでいただいたように、「なんちゃってアロハジャンキー」の吉田ナゴヤは、今年も好き勝手にハワイで遊び回っていただけだったの。
こんな奴がエラそうに「大きなアロハを受取るには」とかちゃんちゃらなの。
でも、「大きなアロハを持つ人が、より大きなアロハを受け取れる」というのは、吉田ナゴヤにしてはマシな考えにたどり着いたと言えるかもしれないの。
まぁ、それも、そもそもハワイに4回も来ておいて、やっとそんなことに気づいてるあたりが、やっぱり吉田ナゴヤはおバカさんだと思うの。
おバカさんだから、きっとまた来年も、寒くなったら
「アロハ分が切れた」
とか騒ぎ出すつもりだと思うの。
その時は、みなさんがぜひコイツに思い出させてやってほしいの。
「大きなアロハ、持ってけよ!」
って。
モチロン、みなさんにも、ぜひ大きなアロハを持っていらしてほしいの。
ハワイへ!
<放゛浪 放゛浪 ハワイ2011 一応、完!>