吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

携帯電話を買い替えたくない2018

2018-02-20 23:11:31 | 日記
ようし、続編日記書いちゃうぞ!

いつの日記の続編かと言いますと、これがスゴイ!

なんと、2011年1月の日記なのですよ! 7年前!

そう、つまりその時書いた日記「携帯電話を買い替えたくない」および「結局携帯電話を買い替えたワタクシのハナシ」で買い替えた携帯電話が壊れたので、またも買い替えたというお話をしたいわけなんです。



遡ること3日ほど前。

それまで全く問題なく動作していたワタクシの携帯が、突如おかしくなりました。

スライドしても、なかなか画面が表示されない。

表示されても、なんだか黄色がかったおかしな色調の画面。

それも、すぐに消えちゃう。

でも、まぁ、ワタクシはあせりませんでした。

ここんとこ、特に誰かとの交流もなく、通話はモチロン、メールだってたまに来るのは迷惑メールだけ、という状況だったからです。

そのまま気合で放置して、2、3日過ごしてみましたが、いや、全然困らんね! マジでもう、いらんのじゃないのか、携帯なんて!

・・・いや、ま、いろいろな社会的立場から携帯が壊れて連絡がつかないまんま、というのは、さすがにヤバいわけですが、数日間なら実に全く問題ないわけです。

世の中の誰一人「今、吉田ナゴヤに連絡つかない」ことに気づいてないわけです。

マジでもう、いらんのじゃないのか、携帯なんて!!

あ、今書いてて気づいたけど、このフレーズ、やや強引に言えば五七五と言えるね。俳句だね。



でもまぁ、さすがにこのまま何日も放置するわけにもいかず、だんだん画面も黄色いのすら表示されなくなってきたので、今日、仕方なく携帯電話売場に出向きました。

しかしまぁ、7年とか経っても、全然変わらない、気の進まなさ、億劫さ!

どうしても「こんなもん、ホントはいらんのだからな、仕方なく来てるんだからな」という気持ちが消えません。

携帯売場に近寄ったワタクシに「カモ発見!」とばかりにすぐさま近づいてきた店員さんを「顔が気にくわない」の一点で見切ったワタクシは、


「ああー、じゃあ、いろいろ見て回りますんで」


と言い放って、簡単にソデにします。

だけれども、売場を離れてようやく気づいたことには、今日あたり携帯問題を片づけないことには落ち着かないワタクシ。

弱みはこっちにあったのですね。

遠巻きに眺めて、さっきの店員さんがいない隙に、すかさず売場に近寄ります。

また、すぐにやって来るね、店員さんが!

今度の方は、好感度高く、ワタクシもハキハキと狙っている機種まで一気にまくしたてます。

そのままトントン拍子に、プラン決定、即契約。

そこまでは、まぁ、よかったのですが、ここで「営業成績・命!」みたいな雰囲気の店員さんが新たに出張ってきて、ワタクシのパソコンやタブレットの契約に口を出し始めます。

要するに、お前が各社バラバラに結んでいる契約は、全部ウチの会社で面倒見ることができ、その方が安くなり、それを選択しない理由がない、と、いうことなのですが、ワタクシはこういう話が世界一苦手なのです。

自分でも心配になるくらい、悲しい顔になっていきました。

いや、営業さんの言うことは、半分は営業でも、半分は確実に本当のことだと思うのです。

すべてを知ってる人からすれば、なぜこんな非効率的な契約を結んでいるのか、不可解なことでしょう。

しかし、ワタクシは、そういうことには無知であり、かつ、無知でいたいと、無知である自由を満喫していたいと、そういう人間なのでした。

四六時中、携帯電話や、その他世間とつながっている機器のことを考え、得する契約について知識を得る、なんてこととは無縁でいたいのです。

それに何と言うか、こういう場面で、突如相手のペースでいきなり営業され、


「得になるなら、じゃあ」


なんて言ってウマウマと相手の口車に乗る、そういう人になりたくないのです。

なんか、あんまりミジメじゃないですか。

ワタクシは、自分でも多少失礼だったかな、と思えるイキオイで、営業さんの説明が終わるや否や、


「後日考えます! 今日のところは結構です!!」


と断言してしまったのでした。

さすがに鼻白んだ営業さんは退散しましたが、その後、ものすごい数の書類をワタクシの担当さんが捌く長い長い時間を、契約カウンターのストゥールでなすすべなく過ごすワタクシというのも、なかなかにミジメであったと言いがかりをつけておきます。

これなんだ、こういう時間の悲しさが、ワタクシをして、いつまで経っても携帯電話やそれにまつわる諸々を好きにさせないんだ。

7年前と全く同じ拷問でありました。

これはつまり、ワタクシにはさっぱり解らない、しかし、今後のワタクシの経済に非常に深くかかわる問題が、ワタクシの解らないままドンドン決定されていってることに対する不安なのだと思うのです。

かと言って、それを理解する知識を得るのも、メンドクサイ。

そんなものと無縁で生きていない。

やだよう。携帯なんか、ホントは欲しくないんだよう。

もうやめたいよう。



だってね、これも7年前にすでに言いましたが、今さら携帯電話を新しくして、ワタクシにどんな心ときめく出来事があるとでも言うのですか!?

50歳手前のおっさん、いやもう、ジジイの域に入ったワタクシですよ。

今さら何の人間関係でワクワクできるのですか?

そりゃあ、ワタクシだって、例えば20代の頃ならば、電話が鳴ることに胸が躍る気持ちになったこともありましたよ。

後輩の女の子、なんて魅力的な関係性からの呼び鈴であると妄想することもできましたよ。

でも、さすがにもう、そんなことは無理じゃないですか。

最近じゃもう、電話が鳴る、なんてことは不吉にしか思えないワタクシなんですよ。

だけども、そんなワタクシでも、社会とつながってることはアピールせねばならない、と。

もはや何のためかも解らない、細い細い何かのつながりを、大金を払ってキープせねばならない不思議な決まりなのですよ。

一体、これは何なのさ!?

誰が得をするためのシステムなのさ!?



担当さんの、いつ果てるとも知れない長い長い説明に生返事をしながら、そんなことをずっと考えていると、どんどん悲しくなってきました。

さっきの営業さんの時も、一気に悲しくなっちゃって、あとほんの少し理性がなくなってれば、


「もうやめてくれえええ! そんな話、聞きたくないんだあああああ!!」


と号泣していたと思う、ギリギリのところでした。

結局、長い長い説明の後、大金を支払ったワタクシは、ようやく売場から解放、なんとかギリギリ平静を保っていた、というレベルでやり切ったと信じたいのです。

ふらふらと通りに出ると「かつや」が目に入ったので、ただちに入店してカツ丼を食べました。

何なんだろうなあ、この「携帯を買い替える」というミッションの、拷問感は・・・。

あと何度、ワタクシは人生でこんな思いをするんだろうなあ・・・。

カツ丼はいいなあ。


「カツ丼ください」


って言えば、すぐに出てくるもんなあ。

契約プランとか、月当たりのカツ丼消費量、とかが問題になるってことはないもんなあ。

こういう買物なら、ワタクシでもすべて理解できるんだけどなあ・・・。



結局、携帯は新しくなりましたが、この上なくミジメな気分になってアジトに帰ってきたワタクシ。

オマケとして、今回の携帯は故障での買い替えでしたので、元の携帯に登録していたアドレス帳を引き継ぐこともできず、今、必死にこれまで付き合いのあるみなさまに「メールください!」とお願いしてるところです。

これを機に、吉田ナゴヤの携帯に登録されても構わん、なんなら時々はメールのやり取りも辞さない、と言ってくださる方は、何らかの方法でワタクシに電話番号、メールアドレス、なんかを教えてやってください!

どうかヨロシクお願いします!!


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