♪ さ~ら~に~ 122号を西に進んで~
(「オートパーラー巡りの歌」作詞:吉田ナゴヤ 作曲:あなた)
あ、ところで、急に思ったんですけど、この旅ってルート66の旅にもどこか似てますよね!
車でちょっと走っては止まって、今や消えそうになっちゃった古いものを見つけて、看板やネオンに喜んで、ワタクシの勝手な趣味を満たして・・・って、やってることが日本でもアメリカでも変わらないような気がします。
うーん、似てるなぁ。
やや、ゴーインだけど、似てる似てる。
で、ちょっと行くと、また出てきました。
「コインスナック・ジョイフル24」!
素っ気ない建物が逆にイカス!
そして、内部の、この昭和っぷり!
うわああ、これ、ワタクシが中学生だった頃に通った近所のゲームセンターにソックリな景色なんですけど!
この極限までのボロさ! これなんだよなあ、これ!!
テーブル筺体が懐かしい!
で、この「ジョイフル」さん、たいへん珍しいことに、道路を挟んで反対側にも、同じような建物が!
おお、こっちの方が「コインスナック ジョイフル24」てちゃんと書いてある!
でも、近づいてよく見ると「ジョイフル」が「シ°ョイフル」になってました。何て読むんだ!
あ、ちなみにここからワタクシのTシャツが「若者インク」になっています。
これまでの写真では、Tシャツのイラストが見えなかったのに、この写真ではブサイクな花のイラストが見える、という方がいらっしゃいましたら、教えてください!
このTシャツのイラスト部分は、ナゴヤ堂が独自に開発した「若者しか見えないインク」で描かれているのです!
・・・というウソがやりたかっただけのTシャツ!
ウェスタンシャツは、最近買った「花柄ジュニア」。
元々持ってた花柄のシャツとちょっと似てて、弟分っぽいから。
こっちの建物の方は、ゲーム機が隅っこに追いやられてて、自販機の他は、真ん中に畳スペースがドンとあるだけのやる気ない感じ。
またしても「うどん・そば」の自販機。
もう、自販機ウォッチャーとしてスレちゃったワタクシは、もはや「うどん・そば」ごときでは驚きもしませんが、ここのは、注意書きがいいですね。
「此の販売機のうどん・そばは館林松本食品の製品だからおいしいのです 店主」
地元企業を誇らしげに紹介している姿勢がステキです!
・・・まぁ、うどんもそばも売り切れだったのですが・・・。
さあ、今度は県道38号というのに入りまして「オレンジハット沖之郷店」!
「オレンジハット」さんは、こういうタイプのドライブイン的なチェーンを展開されてまして、群馬県ではあちこちに見られるようです。
建物の上の「オレンジハット」の文字がステキ!
店内はゲームコーナー・自販機ともに充実してまして、特にカップヌードル、トーストサンド、ハンバーガーの3自販機の並びは圧巻でした!
ワタクシは、今回ぜひどこかで見つけたいと思っていたレトロゲーム「ニューラリーX」をここで見つけて大喜びでプレイ。
ワタクシの大好きなレトロゲームのひとつですが、迷路の中を走り回ってチェックポイントの旗を倒して回るというゲーム内容が、この旅とリンクしている気がして仕方ないのです。
このゲームの中では、効率よくチェックポイントを回るように工夫するのですが、迷路が入り組んでいて、なかなか思うように回らせてくれませんでした。
で、今日のワタクシも似たようなもので、群馬県という迷路の中にバラ撒かれたオートパーラーというチェックポイントも、これでなかなか曲者。
効率よく回るルートを考えれば考えるほど、取りこぼしが出てくるようになっているのです。
つまり、ワタクシは、群馬を舞台に一人でリアル「ニューラリーX」をやっているようなものなのですね。
さあ、それじゃあ、またハンバーガー買ってみましょうかね!
さっきのとは化粧板のデザインが違いますね。
ハンバーガーもシュウマイも、本来この自販機で売るスナックのすべてをひとつのお皿に載せる、白ひげのコックさん。
センスはないけど、ノーテンキでこの自販機ができた当時の時代の平和さを物語ってるような絵柄ですねえ!
ベーコンポテチーバーガーのポスターが邪魔してるのが残念!
化粧板をフルバージョンで見たかったけど、このベーコンポテチーが邪魔しちゃっててなあ!
ベーコンポテチーさえなければ・・・
・・・ところで、ベーコンポテチーバーガーって何?
ようし、わかった、そいつを買ってやろうじゃないの!
・・・ま、ベーコンポテチーがどんなだったかは、動画でも見ていただくとしまして・・・。
ともかく「オレンジハット」さんは頼もしい!
ゲームセンターもハンバーガーやトーストサンドの自販機も、こうしたドライブイン自体も絶滅しつつある中で、キレイな店舗で頑張って下さってる「オレンジハット」さんは、旅をするうちに出会えた力強い味方!
さて、またしてもデミオの運転席に戻りまして、県道38号線を北上しますが、すぐに「栃木県」という看板を見つけて仰天します。
えええ! そうなんだっけか!?
埼玉・群馬に行く覚悟はできていたのですが、「覚悟」ってのもおかしな話ではありますが、それにしても栃木県まで来ちゃうとは全く不意打ちでして、急に「思えば遠くへ来たもんだ」的な気分が盛り上がります。
充分、旅じゃないか・・・。
まぁ、栃木県はほんの端っこをかすめただけで、またすぐに群馬県に戻ったわけなんですが、なんでしょう、埼玉・群馬と全く違うインパクトがありました。
国道50号から県道39号、もうすでに午後3時近いのですが、ここで昼ご飯。
昼ご飯は、自販機とかと全く関係なく、狙っていたものがあるのです。
オートパーラーを巡るという企画だけでは、みなさまのハートをキャッチできないのではないかと考えたワタクシ、グルメ要素も加えて何とか合わせ技一本にして、自販機とかゲームとか興味ないみなさまにもご覧いただこうという、非常に涙ぐましい・・・いや、まぁ、これまた全く別にワタクシが食べたかっただけなんですけど。
広々とした田園風景の中を走りまして、やって来ましたのは、
これまたステキなたたずまいの「かわとみ」さん!
ここ群馬県太田市というのは、焼きそばが名物でして、ものすごい数の焼きそば屋さんがある街なのですが、最近その焼きそばにも取って代わるほど話題になっている新名物がこのお店にあるのです。
それが、これ!
はい、アップにしたら、こう!
美味しそうでしょ!
何と、これが、蒲焼きは蒲焼きでも、「なすびの蒲焼き重」なのです!
そもそもは、お店のご主人が、地元の名産であるなすびを使った料理レシピコンテストに応募するために考案したというシロモノでして、それが見事グランプリを受賞したのが、実は数年前。
で、去年あたりからの「うなぎ、絶滅するかもムーヴメント」ですよ!
「かわとみ」さんが「高騰化するうなぎはやめてなすびの蒲焼きを食べようキャンペーン」を打ち出したところ、地元テレビ局を発端に、あれよあれよと舞い込む取材攻勢。
ついにはNHKニュースや、日本テレビ「秘密のケンミンshow」にも取り上げられて、一躍有名に!
大行列ができる有名店になってしまった「かわとみ」さんですので心配だったのですが、この日は平日で時間も午後3時。
落ち着いた店内でゆっくり食べることができました。
店内にはテレビで「ケンミンshow」が流れてます。
しかし、それにしても、見れば見るほどうな重にしか見えないんですよね!
フタを開けて見た時は、思わず「だはは」と笑いが漏れてしまいました。
わかってても、これがなすびとは信じられない!
水分の多いなすびに焦げ目をつけるため高温度のバーナーで炙るんだそうで、「うなぎに似せる」ことへのあくなき情熱が感動的!
なすびの下には鶏の照り焼きが敷かれてて、さらにその下にはノリ。
うなぎの蒲焼きの、あのタレがタップリかかってて、そこにさらに小瓶の山椒を振りかければ、ますます気分が盛り上がります!
じゃあ、いざ食べますよ! と振りかぶった瞬間、テレビに映ったご主人が苦笑しつつ
「でも、食べると、やっぱりなすびなんだよなぁ・・・」
というコメントが聞こえてきて、こっちまで笑っちゃいました。
でもね! ガッカリするには及びません!
確かに食べるとうなぎとは違うことがわかるのですが、思えばこれはそもそも「なすびの蒲焼き重」。
そして、オリジナルなすび料理としての完成度は、うなぎ関係なしにすばらしいものなのです!
うなぎのタレ、なすび、鶏照り焼きでお重のご飯がガンガン減っていきます!
いや、これ、モチロンうな重とは別物ですが、これはこれで、とても美味しい!
見た目のインパクトがあって、食べ物としての美味しさもちゃんとあるという、ネタ食の鏡とも言うべきすばらしい料理でした!
ホント、みなさんもぜひ食べてみて!
念願の「なすびの蒲焼き重」を食べることができて、オートパーラー巡りは楽しいし、群馬県、サイコーです!
<つづく>
(「オートパーラー巡りの歌」作詞:吉田ナゴヤ 作曲:あなた)
あ、ところで、急に思ったんですけど、この旅ってルート66の旅にもどこか似てますよね!
車でちょっと走っては止まって、今や消えそうになっちゃった古いものを見つけて、看板やネオンに喜んで、ワタクシの勝手な趣味を満たして・・・って、やってることが日本でもアメリカでも変わらないような気がします。
うーん、似てるなぁ。
やや、ゴーインだけど、似てる似てる。
で、ちょっと行くと、また出てきました。
「コインスナック・ジョイフル24」!
素っ気ない建物が逆にイカス!
そして、内部の、この昭和っぷり!
うわああ、これ、ワタクシが中学生だった頃に通った近所のゲームセンターにソックリな景色なんですけど!
この極限までのボロさ! これなんだよなあ、これ!!
テーブル筺体が懐かしい!
で、この「ジョイフル」さん、たいへん珍しいことに、道路を挟んで反対側にも、同じような建物が!
おお、こっちの方が「コインスナック ジョイフル24」てちゃんと書いてある!
でも、近づいてよく見ると「ジョイフル」が「シ°ョイフル」になってました。何て読むんだ!
あ、ちなみにここからワタクシのTシャツが「若者インク」になっています。
これまでの写真では、Tシャツのイラストが見えなかったのに、この写真ではブサイクな花のイラストが見える、という方がいらっしゃいましたら、教えてください!
このTシャツのイラスト部分は、ナゴヤ堂が独自に開発した「若者しか見えないインク」で描かれているのです!
・・・というウソがやりたかっただけのTシャツ!
ウェスタンシャツは、最近買った「花柄ジュニア」。
元々持ってた花柄のシャツとちょっと似てて、弟分っぽいから。
こっちの建物の方は、ゲーム機が隅っこに追いやられてて、自販機の他は、真ん中に畳スペースがドンとあるだけのやる気ない感じ。
またしても「うどん・そば」の自販機。
もう、自販機ウォッチャーとしてスレちゃったワタクシは、もはや「うどん・そば」ごときでは驚きもしませんが、ここのは、注意書きがいいですね。
「此の販売機のうどん・そばは館林松本食品の製品だからおいしいのです 店主」
地元企業を誇らしげに紹介している姿勢がステキです!
・・・まぁ、うどんもそばも売り切れだったのですが・・・。
さあ、今度は県道38号というのに入りまして「オレンジハット沖之郷店」!
「オレンジハット」さんは、こういうタイプのドライブイン的なチェーンを展開されてまして、群馬県ではあちこちに見られるようです。
建物の上の「オレンジハット」の文字がステキ!
店内はゲームコーナー・自販機ともに充実してまして、特にカップヌードル、トーストサンド、ハンバーガーの3自販機の並びは圧巻でした!
ワタクシは、今回ぜひどこかで見つけたいと思っていたレトロゲーム「ニューラリーX」をここで見つけて大喜びでプレイ。
ワタクシの大好きなレトロゲームのひとつですが、迷路の中を走り回ってチェックポイントの旗を倒して回るというゲーム内容が、この旅とリンクしている気がして仕方ないのです。
このゲームの中では、効率よくチェックポイントを回るように工夫するのですが、迷路が入り組んでいて、なかなか思うように回らせてくれませんでした。
で、今日のワタクシも似たようなもので、群馬県という迷路の中にバラ撒かれたオートパーラーというチェックポイントも、これでなかなか曲者。
効率よく回るルートを考えれば考えるほど、取りこぼしが出てくるようになっているのです。
つまり、ワタクシは、群馬を舞台に一人でリアル「ニューラリーX」をやっているようなものなのですね。
さあ、それじゃあ、またハンバーガー買ってみましょうかね!
さっきのとは化粧板のデザインが違いますね。
ハンバーガーもシュウマイも、本来この自販機で売るスナックのすべてをひとつのお皿に載せる、白ひげのコックさん。
センスはないけど、ノーテンキでこの自販機ができた当時の時代の平和さを物語ってるような絵柄ですねえ!
ベーコンポテチーバーガーのポスターが邪魔してるのが残念!
化粧板をフルバージョンで見たかったけど、このベーコンポテチーが邪魔しちゃっててなあ!
ベーコンポテチーさえなければ・・・
・・・ところで、ベーコンポテチーバーガーって何?
ようし、わかった、そいつを買ってやろうじゃないの!
・・・ま、ベーコンポテチーがどんなだったかは、動画でも見ていただくとしまして・・・。
ともかく「オレンジハット」さんは頼もしい!
ゲームセンターもハンバーガーやトーストサンドの自販機も、こうしたドライブイン自体も絶滅しつつある中で、キレイな店舗で頑張って下さってる「オレンジハット」さんは、旅をするうちに出会えた力強い味方!
さて、またしてもデミオの運転席に戻りまして、県道38号線を北上しますが、すぐに「栃木県」という看板を見つけて仰天します。
えええ! そうなんだっけか!?
埼玉・群馬に行く覚悟はできていたのですが、「覚悟」ってのもおかしな話ではありますが、それにしても栃木県まで来ちゃうとは全く不意打ちでして、急に「思えば遠くへ来たもんだ」的な気分が盛り上がります。
充分、旅じゃないか・・・。
まぁ、栃木県はほんの端っこをかすめただけで、またすぐに群馬県に戻ったわけなんですが、なんでしょう、埼玉・群馬と全く違うインパクトがありました。
国道50号から県道39号、もうすでに午後3時近いのですが、ここで昼ご飯。
昼ご飯は、自販機とかと全く関係なく、狙っていたものがあるのです。
オートパーラーを巡るという企画だけでは、みなさまのハートをキャッチできないのではないかと考えたワタクシ、グルメ要素も加えて何とか合わせ技一本にして、自販機とかゲームとか興味ないみなさまにもご覧いただこうという、非常に涙ぐましい・・・いや、まぁ、これまた全く別にワタクシが食べたかっただけなんですけど。
広々とした田園風景の中を走りまして、やって来ましたのは、
これまたステキなたたずまいの「かわとみ」さん!
ここ群馬県太田市というのは、焼きそばが名物でして、ものすごい数の焼きそば屋さんがある街なのですが、最近その焼きそばにも取って代わるほど話題になっている新名物がこのお店にあるのです。
それが、これ!
はい、アップにしたら、こう!
美味しそうでしょ!
何と、これが、蒲焼きは蒲焼きでも、「なすびの蒲焼き重」なのです!
そもそもは、お店のご主人が、地元の名産であるなすびを使った料理レシピコンテストに応募するために考案したというシロモノでして、それが見事グランプリを受賞したのが、実は数年前。
で、去年あたりからの「うなぎ、絶滅するかもムーヴメント」ですよ!
「かわとみ」さんが「高騰化するうなぎはやめてなすびの蒲焼きを食べようキャンペーン」を打ち出したところ、地元テレビ局を発端に、あれよあれよと舞い込む取材攻勢。
ついにはNHKニュースや、日本テレビ「秘密のケンミンshow」にも取り上げられて、一躍有名に!
大行列ができる有名店になってしまった「かわとみ」さんですので心配だったのですが、この日は平日で時間も午後3時。
落ち着いた店内でゆっくり食べることができました。
店内にはテレビで「ケンミンshow」が流れてます。
しかし、それにしても、見れば見るほどうな重にしか見えないんですよね!
フタを開けて見た時は、思わず「だはは」と笑いが漏れてしまいました。
わかってても、これがなすびとは信じられない!
水分の多いなすびに焦げ目をつけるため高温度のバーナーで炙るんだそうで、「うなぎに似せる」ことへのあくなき情熱が感動的!
なすびの下には鶏の照り焼きが敷かれてて、さらにその下にはノリ。
うなぎの蒲焼きの、あのタレがタップリかかってて、そこにさらに小瓶の山椒を振りかければ、ますます気分が盛り上がります!
じゃあ、いざ食べますよ! と振りかぶった瞬間、テレビに映ったご主人が苦笑しつつ
「でも、食べると、やっぱりなすびなんだよなぁ・・・」
というコメントが聞こえてきて、こっちまで笑っちゃいました。
でもね! ガッカリするには及びません!
確かに食べるとうなぎとは違うことがわかるのですが、思えばこれはそもそも「なすびの蒲焼き重」。
そして、オリジナルなすび料理としての完成度は、うなぎ関係なしにすばらしいものなのです!
うなぎのタレ、なすび、鶏照り焼きでお重のご飯がガンガン減っていきます!
いや、これ、モチロンうな重とは別物ですが、これはこれで、とても美味しい!
見た目のインパクトがあって、食べ物としての美味しさもちゃんとあるという、ネタ食の鏡とも言うべきすばらしい料理でした!
ホント、みなさんもぜひ食べてみて!
念願の「なすびの蒲焼き重」を食べることができて、オートパーラー巡りは楽しいし、群馬県、サイコーです!
<つづく>