吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

アメリカおぼれ旅 21

2019-10-08 19:15:33 | 日記
さあ、宿を・・・と思うのですが、さすがシアトルは大都市、モーテルが高いのです!

調べれど調べれど高い中、なんとかここなら、と思った「コロンバス・モーターイン」に行ってみると、太ったヒゲのオヤジが出てきて、


「予約はしてんのか? ノー? じゃダメだ」


と。

旅の途中でもあったけど、やや差別的に感じてしまう断られ方。

こっちももう平気で「あっそ」って出てきて、次に行った「アメリカズ・ベストヴァリュー・イン」で部屋が取れました。



アジア系の快活なカワイコちゃんのフロント係さんが


「92ドルにtaxとデポジット50ドル」


とのことで、2ケタならもういいや。



部屋で少し休んでから、車で出かけます。



シアトルで絶対来たかった「アーチー・マクフィー」!

ユーモアグッズでいっぱいの雑貨屋さん! 楽しみだったんだ!



まぁまぁまぁ、もう動画の通りでして、実に楽しい「いらんもん」の宝庫!

特に見どころだったのは、最近店内に設立されたという「ラバーチキン・ミュージアム」!

あの、握ると声を出すチキンのいろいろを集めて展示しているということで、これはもう、ぜひ見なければ!



あ、その前に「世界最大のラバーチキン」と写真を撮れるコーナーがあります!



ミュージアムは無料ですが、ちゃんとこの「バーを押してはいる入口」が!



で、展示は、これ。

これを見たら、もう「EXIT」と書いてまして、まさしく店内の「一角」がミュージアムになっているのですね!

これ自体がバカバカしくて楽しい!



・・・その他その他その他!

んもう、一事が万事この調子でして、ワタクシもついつい気になるものを買い物カゴにポイポイと放り込んでいたら、50ドルちょいのお会計となりました。

・・・あ、全然大きなものとか買ってないんだけど、意外といっちゃってたのね、となりましたが、それでも後々


「うわーっ、これも買っときゃよかったよー!」


ってことが頻繁に起こりそうで怖い・・・。

ともかく、見て楽しい買ってうれしい「アーチー・マクフィー」でした!



続いて訪ねたのは「シアトル・ゴ・センター」。



ワタクシは囲碁のルールも知りませんので本来用のないところですが、出発前にたまたまtwitterで知ったのです。

壁に掲げられたこの棋譜は「原爆対局」のものなのですね。

昭和20年8月6日、広島市に近い五日市町(現在は広島市佐伯区)で行われた本因坊戦。

対局中に原爆投下があり、対局は中断されましたが、驚いたことに当日の午前中に再開しており、その日のうちに決着がついているという凄まじい逸話。

後に、挑戦者だった岩本薫七段(当時)の基金で「シアトル・ゴ・センター」が設立されたそうです。

囲碁を知る人にのみわかる形で掲げられた「戦争反対」のメッセージ。

ワタクシには何もできるわけではないのですが、やはりこれは見ておこう、と思ったのでした。

「アーチー・マクフィー」の直後というのは、我ながら落差がメチャクチャですが!



あれ、ちょっと腹減ったかも・・・と思って気づいたのですが、そう言えば昼ご飯、食べてない!

シアトルの中心街をウロウロしてた頃が、実はお昼時だったのですね。

その時は、何か食べるなんて頭に浮かびもしなかったなー。

じゃあ、まぁ、晩ご飯早めでもいいでしょ。

っていうか、ここも絶対行きたかった「ディックス・ドライブイン」です!




昔ながらのバーガースタンドっぽいお店で、バーガー注文して受け取ったら車の中で食べる、って感じ。

ここはね、なんと最近あのビル・ゲイツさんが、ハンバーガーを買いに来て一般客に混じって並んでた、ってのが、話題になったお店なのですね!



これがそのニュースに載ってた写真なのですが、ワタクシ、ちょっと調べてみたら「ディックス」はシアトルにいくつか店舗があるのですね。

ストリートビューを見てみて、その中から、写真に映り込んだ建物の感じやシェルのガソリンスタンドの看板で、このノース45th St.沿いのお店と特定しました。

うおお、このあたりにビル・ゲイツ立ってたんだ・・・。



はい、デラックスバーガーにフレンチフライ、スプライトという、合計8ドルちょいの変哲もないメニュー!

ですが、これは、あのビル・ゲイツも食べた食事なのです!

そう思って食べると格別!

ビルとは比べものにならない貧乏人のワタクシでも、同じ味のするものを食べてる! スゴイですね!



この後、少し周囲を回りましたが、特にこれといった収穫もなく、早めではありましたがモーテルに戻りました。

部屋に入ってビックリ、バスルームのドアが何かの拍子で鍵がかかってしまったらしく、開かなくなっていまして、フロントに助けを求めに行きます。

さっきのアジア系快活なカワイコちゃんがまだいましたので、事情を話すと、マスターキーを持って部屋に来てくれました。

なんだかみっともないトラブルに見舞われて、何もできないのが恥ずかしく、かつ、仕事とはいえ、おっさんと部屋で2人きりになってしまうのは嫌だろうな、と小さくなっていました。

カワイコちゃんはあくまで快活に、


「OK、これで大丈夫よ!」


とすぐにドアを開けてくれて、


「えらいすまへんでした」


というワタクシに、


「ノープロブレム! じゃ、ごゆっくり」


と去っていきまして、それにしてもよくもまあ、こんなにもいろんなトラブルに遭ってしまう自分のダメさ、それに比べて周りの人は何でもすぐに解決できるなあ、と少し落ち込むのでした。

念のため、それ以降、バスルームのドアは閉じないように注意して、DAY13の夜は更けていくのでした。





明日はいよいよ最終日です!


<つづく>




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