ぶらっと流山に行ってきましたよ!
千葉県の流山市。
JR常磐線に上野から乗ってますと、松戸より少し先に「馬橋(まばし)」という駅があるのですが、そこから流山までを走るのが「流鉄流山線」。
そうです! またしても小さな鉄道を歩く旅!
この「流山線」ってのがね、いろいろと気になる路線なのですよ。
全長5.7km、駅数6。
モチロン単線で、沿線は郊外ののどかな風景、なんてのは、まぁ、基本としても。
1.知られてない
とにかく知られてないですね、流山線。ご存知でしたぁ?
都心から近いのに見事にローカル線の風情ですので、本来ならもっとテレビや雑誌などで取り上げられてもいいと思うのですが、そういうことが全くありません。
今年いろいろと散歩旅をするようになって買い込んだローカル線を紹介している本からも、あっさりシカトされています。
ワタクシも最近、いろいろと路線図なんかを見てて、初めて「これ、何?」と思って、ようやくその存在を知ったのでした。
2.公式サイトがない
で、その流山線がどういう路線なのか調べてみようとして、軽くビックリしました。
公式サイトがないのです。
上でリンクを貼ったサイトがかなり公式っぽいのですが、「ファンサイトです」と明言されています。
Wikipediaによると、旅客輸送を行う鉄道事業者で公式がないってのは、日本で唯一(2009年4月現在)だそうです! 逆にすごい!
もう、上記リンクのサイトを公式にしちゃえばいいのに、って勢いですね。
3.車両がステキ
ここらでポジティヴな特徴を。
ローカル線らしく、流山線で使用している車両は、西武鉄道からのお下がりなのですが、それぞれに違う色の塗装をしてまして、その色に合った愛称がつけられています。
例えば、ブルーに白帯が「青空」、緑に白帯が「若葉」って具合でして、大変可愛らしいのですね。
これは実にいい工夫だと思います。
で、規模の小さい電車や駅が好きなワタクシ(『鉄』じゃないですよ!)、例によって沿線を歩いてみようと思いまして、11月1日(日)、ワンダー2日目をうっちゃらかして馬橋駅にやって来ました!
乗り換え口なんてものはなく、一旦JRの改札を出てから、
ここを下っていけば、切符売り場と乗り場が。
ワタクシは駅の様子をチラッと見ただけで、とりあえず駅を出まして、線路と平行した道を歩き始めました。
「どうせ本数少ないだろうし、電車を見かける機会はあんまりないのかな?」
などと思っていましたら、イキナリ電車が向かってきました!
黄色いボディの「なの花」号だったのですが、とっさにカメラが間に合わず、撮り逃がし・・・。
すると、すぐに小さな踏切と歩道橋が見えてきたのです。
歩道橋から見ますと、こんな景色。
さっきの「なの花」は、馬橋駅で停まってまして、もう少ししたらまた走ってくるわけですので、それをここから撮ればいい絵になるだろう、と思ったのですが、なかなか来ないのです。
まぁ、いいか、と思って歩道橋を降りて、また歩き出した途端、踏切が鳴り始めました!
ね! 黄色に緑の帯という色使いがかわいいでしょう?
偶然、隣のJR常磐線に「スーパーひたち」が通りがかって、思わぬ2ショットになってます!
さあ、また隣の「幸谷(こうや)駅」を目指して歩き始めます。
途中、流山線の線路とそばを流れる新坂川の間に、川沿いの遊歩道があったので、喜んでそっちへ。
新坂川には、やたら動物がいました。
水面にたくさんの鴨がのんびり浮かんでまして、その下を大きな鯉がゆうゆうと泳いでます。
岸には何羽もの鳩。
そして、それをアホ面で眺める人間のオス。
ちょっとした極楽浄土みたいでした。
道の反対側には、レンタルスペースか何かのコンテナがたくさん積まれているゾーンがあったんですが、こんな貼り紙が。
いやぁ、これは笑いました。
白「おい、黒犬」
黒「何だ、白犬」
白「そこ、ダメだよ、お前。犬は入るなって書いてあるじゃねえか」
黒「お、すまん。これは『犬』って字なのか」
白「お前は学がないからいかん。そういうことじゃ犬全体の恥になるぞ。人間どもに笑われるぞ?」
黒「そりゃあ、よくないな。人間に笑われちゃオシマイだ」
白「アイツらに笑われちゃあな」
なんてこと、言い合ってるんでしょうか?
やがて、JR新松戸駅が現れました。
常磐線と武蔵野線が交わる交通の要所。
流山線の「幸谷駅」は、新松戸駅から徒歩1分。
乗換駅として、流山線でも屈指の乗降客数を誇る駅なのだそうですが・・・どこにあるの・・・?
手持ちの「文庫版千葉県都市図」の地図で、駅があるとされている場所には、路地があるだけ・・・ん?
おおお、路地の奥に看板が! あれがそうかぁ。
幸谷駅は、マンションの1階の一部がそのまま駅になっています。
マンションも流鉄の会社の経営。
停まっているのは、馬橋駅から戻ってきた「青空」号。
「電車を見る機会が少ないかも」と思ってましたが、こんなに電車を頻繁に見かけるとは。
そして今日は「なの花」と「青空」の2台で運行しているみたいですね。
駅名表示。
左の極太ゴシックもいいですが、何といっても右の奴でしょう。
こげ茶色もいいし、流れるようなフォントもステキです。
さあ、まだまだどんどん行きますよ!
<つづく>
千葉県の流山市。
JR常磐線に上野から乗ってますと、松戸より少し先に「馬橋(まばし)」という駅があるのですが、そこから流山までを走るのが「流鉄流山線」。
そうです! またしても小さな鉄道を歩く旅!
この「流山線」ってのがね、いろいろと気になる路線なのですよ。
全長5.7km、駅数6。
モチロン単線で、沿線は郊外ののどかな風景、なんてのは、まぁ、基本としても。
1.知られてない
とにかく知られてないですね、流山線。ご存知でしたぁ?
都心から近いのに見事にローカル線の風情ですので、本来ならもっとテレビや雑誌などで取り上げられてもいいと思うのですが、そういうことが全くありません。
今年いろいろと散歩旅をするようになって買い込んだローカル線を紹介している本からも、あっさりシカトされています。
ワタクシも最近、いろいろと路線図なんかを見てて、初めて「これ、何?」と思って、ようやくその存在を知ったのでした。
2.公式サイトがない
で、その流山線がどういう路線なのか調べてみようとして、軽くビックリしました。
公式サイトがないのです。
上でリンクを貼ったサイトがかなり公式っぽいのですが、「ファンサイトです」と明言されています。
Wikipediaによると、旅客輸送を行う鉄道事業者で公式がないってのは、日本で唯一(2009年4月現在)だそうです! 逆にすごい!
もう、上記リンクのサイトを公式にしちゃえばいいのに、って勢いですね。
3.車両がステキ
ここらでポジティヴな特徴を。
ローカル線らしく、流山線で使用している車両は、西武鉄道からのお下がりなのですが、それぞれに違う色の塗装をしてまして、その色に合った愛称がつけられています。
例えば、ブルーに白帯が「青空」、緑に白帯が「若葉」って具合でして、大変可愛らしいのですね。
これは実にいい工夫だと思います。
で、規模の小さい電車や駅が好きなワタクシ(『鉄』じゃないですよ!)、例によって沿線を歩いてみようと思いまして、11月1日(日)、ワンダー2日目をうっちゃらかして馬橋駅にやって来ました!
乗り換え口なんてものはなく、一旦JRの改札を出てから、
ここを下っていけば、切符売り場と乗り場が。
ワタクシは駅の様子をチラッと見ただけで、とりあえず駅を出まして、線路と平行した道を歩き始めました。
「どうせ本数少ないだろうし、電車を見かける機会はあんまりないのかな?」
などと思っていましたら、イキナリ電車が向かってきました!
黄色いボディの「なの花」号だったのですが、とっさにカメラが間に合わず、撮り逃がし・・・。
すると、すぐに小さな踏切と歩道橋が見えてきたのです。
歩道橋から見ますと、こんな景色。
さっきの「なの花」は、馬橋駅で停まってまして、もう少ししたらまた走ってくるわけですので、それをここから撮ればいい絵になるだろう、と思ったのですが、なかなか来ないのです。
まぁ、いいか、と思って歩道橋を降りて、また歩き出した途端、踏切が鳴り始めました!
ね! 黄色に緑の帯という色使いがかわいいでしょう?
偶然、隣のJR常磐線に「スーパーひたち」が通りがかって、思わぬ2ショットになってます!
さあ、また隣の「幸谷(こうや)駅」を目指して歩き始めます。
途中、流山線の線路とそばを流れる新坂川の間に、川沿いの遊歩道があったので、喜んでそっちへ。
新坂川には、やたら動物がいました。
水面にたくさんの鴨がのんびり浮かんでまして、その下を大きな鯉がゆうゆうと泳いでます。
岸には何羽もの鳩。
そして、それをアホ面で眺める人間のオス。
ちょっとした極楽浄土みたいでした。
道の反対側には、レンタルスペースか何かのコンテナがたくさん積まれているゾーンがあったんですが、こんな貼り紙が。
いやぁ、これは笑いました。
白「おい、黒犬」
黒「何だ、白犬」
白「そこ、ダメだよ、お前。犬は入るなって書いてあるじゃねえか」
黒「お、すまん。これは『犬』って字なのか」
白「お前は学がないからいかん。そういうことじゃ犬全体の恥になるぞ。人間どもに笑われるぞ?」
黒「そりゃあ、よくないな。人間に笑われちゃオシマイだ」
白「アイツらに笑われちゃあな」
なんてこと、言い合ってるんでしょうか?
やがて、JR新松戸駅が現れました。
常磐線と武蔵野線が交わる交通の要所。
流山線の「幸谷駅」は、新松戸駅から徒歩1分。
乗換駅として、流山線でも屈指の乗降客数を誇る駅なのだそうですが・・・どこにあるの・・・?
手持ちの「文庫版千葉県都市図」の地図で、駅があるとされている場所には、路地があるだけ・・・ん?
おおお、路地の奥に看板が! あれがそうかぁ。
幸谷駅は、マンションの1階の一部がそのまま駅になっています。
マンションも流鉄の会社の経営。
停まっているのは、馬橋駅から戻ってきた「青空」号。
「電車を見る機会が少ないかも」と思ってましたが、こんなに電車を頻繁に見かけるとは。
そして今日は「なの花」と「青空」の2台で運行しているみたいですね。
駅名表示。
左の極太ゴシックもいいですが、何といっても右の奴でしょう。
こげ茶色もいいし、流れるようなフォントもステキです。
さあ、まだまだどんどん行きますよ!
<つづく>