吉田ナゴヤ堂本舗・店主の日記

まぬけTシャツ一本勝負!「吉田ナゴヤ堂本舗」店主がTシャツを作る! 売る! 売れない!

「ここはどこでしょう?」 失意編

2015-10-14 19:35:51 | 日記
昨日に引き続き、「デイリーポータルZ」の企画「ここはどこでしょう?」のお話。

一枚の写真に映った情報から、そこがどこか解答するという人気投稿コーナーです。

今回は9月6日の出題分について!

9月6日と言えば、ワタクシは先日まで日記書いてた「東海岸よじれ旅」の真っ最中。

モーテルの部屋でタブレット端末で出題写真を見て、なるほどなるほど、と思いまして、帰国してからちゃんと取り組んだのでした。



では、まず第1問!



まずは文字情報を探すのが「ここどこ?」の鉄則。

「ここどこ?」戦士のみなさまなら、必ずそうするでしょうが、ワタクシも「SENDO」という赤い看板にまずは注目したのでした。

すぐに千葉県の食料品スーパー「せんどう」さんのお店と知れまして、サイトに行ってみます。

店舗案内のコーナーを見てみますと、ご親切にも店舗の外観画像まで添えられていましたので、出題写真にある形の看板を出している店舗を当たってみますと、どうも「千葉みなと店」がそれっぽい。

ストリートビューで対岸からの景色を見てみますと、「SENDO」の右あたりに映っている倉庫の形もバッチリでした。

というわけで、この問題の答えは「千葉県千葉市中央区中央港1丁目 千葉市消防局中央消防署臨港出張所付近から東南方向を撮影」!

・・・とは言うものの、この写真の風景そのものはGoogleストリートビューで確認することができず、まぁ、だいたいこんなもんだろ的な回答になっちゃったんですが。

それにしても、「ここどこ?」戦士のみなさまの中には、出題画像左端にちょっとだけ見切れてる「り」の文字を、「千葉港めぐり」遊覧船の「り」だと見抜いた方がいて、ワタクシ、もうけたたましく笑いました!

なんで! なんでそんなのわかるの!?



第2問!



画像をひと目見て「あっ、ここ知ってる!」と思い、以前歩いたことのある神奈川県横須賀市の観音崎灯台付近を見てみますが、どうも映っているタワーの形とは違いまして、これは全くの空振り。

思い込みは当てにならないというのを再確認しました。

こんな形の塔をどこかで見たような気がする、とは思ったのですが、思い出せません。

「四角い展望台 タワー」などで検索するも、これという結果はナシ。

結局「日本のタワー」で画像検索したところ、「全日本タワー協議会の高さ比較」という図表を載せているブログがヒットしまして、その画像から「東尋坊タワー」を見つけました。

あとは、近くの港を見つけまして、ストリートビューで確認。

ということで、この問題の答えは「福井県坂井市三国町安島 安島漁港から南方向を撮影」! 

本当は全然行ったことがない場所だったのでした。

そりゃあ、誰だってこのタワーをヒントに答えを探るだろ、と思ってましたが、さすがは変態ぞろいの(ほめ言葉)「ここどこ?」戦士のみなさま。

なんと、大きく映ってる漁船の登録番号から場所を割り出した方々がいらっしゃって、度肝を抜かれました!

例えば、オレンジ色の船は「栄晃丸」という名前ですが、船体に「FK3-12***」と読めるマーキングが。

Wikipediaの「漁船」の項によりますと、これが漁船登録番号というものだそうでして、前の「FK」が福井県を示すもので、その次の「3」は「3級船(5トン未満の海水動力漁船)」を意味しているのだそうです!

はえー。これは勉強になりましたー。

「ここどこ?」をやってると、いつもそうですが、自分の知らない知識をいっぱい持ってる方というのが、とてもたくさんいるものだなぁ、と思わされます!



続いて第3問です。

実は、この第3問こそ、ワタクシにとっては忘れがたい問題となったのでした!



「ここどこ?」では時々出てくる航空写真問題です。

ワタクシは、正直に言って、航空写真問題はキライなのです。

「ここどこ?」というのは、映ってる情報だけからその場所を探すという遊びなのですが、どうもワタクシにとっては、かすかな「文字情報」から正解を手繰り寄せるのがおもしろいようなのですね。

ところが、航空写真には文字情報がありません。

地形だけから場所を特定しなければならないのですが、その方法が、まだワタクシの中では確立していないのです。

以前も、航空写真の問題だけ答えがわからず、投稿に至らなかったという屈辱の歴史があるのですが、その問題についても、答えを知った後でも、


「ああ、こうすれば解けたのか」


と思えなかったのですね。

そんなの、解りっこないや、としか思えなかったのです。

ですので、この問題についても、


「げー。航空写真か」


と思ったのですが、なんだかピンとひらめきました。


「これ、宮古島じゃないの?」


はい、何の根拠もないです。

ただ、何となく「宮古島」というのは、答えとしてありそうな気がしてしまったのです。

それだけです。

Google Mapで島の形を見てみても、まぁまぁ似てる気がする。

いよーぅし、さすがはワタクシも「ここどこ?」戦士!

何となく勘で答えても、今や正解しちゃうんだもんね!

うれしくなって浮かれまくったワタクシは、ろくに答えを確かめることもせず「宮古島」と回答してしまったのでした。

で、9月20日の答え合わせの記事。

先に、正解者の一覧を軽く見たワタクシは、「吉田ナゴヤ」の名が見つけられず、


「おかしいな?」


と思いながら、本文を読み始めました。



・・・はい! もういいでしょう!

実は、この問題の正解は、なんと「淡路島」だったのです!



自分が間違ってるなんてことは、ひとっかけらも思わずに記事を読んでいたワタクシは、正直、一人の部屋で、


「ああっ!」


と大声を上げてしまいました!

言われてみれば、淡路島でしかないよ、これ!



宮古島も確かに形は似てますが、右下に小さな丸い島なんかないし!

いや、形が似てるってことなら、石垣島だって形は似てるのです!

出題写真をよく見てみますと、島の左の方から橋が突き出てますし、島のすぐ上には大きな陸地も見えています。

こんなの、沖縄のはずがないじゃんか!

どうして宮古島だと思い込んでしまったの!



いやー、解った後なら、恥ずかしい。

しかし、解る前は、そうだとしか思えなくなってしまっているのです。

これがバカというものだ!

しかも、答え合わせの記事でも「宮古島と解答して不正解になった方が数人いらっしゃいました」とトドメを刺される始末!

ワシじゃ、ワシじゃ!

ワシがその阿呆じゃ!



「ここどこ?」の解答投稿は、自由に長文を打ち込む形式になっていますので、ワタクシはこの時も、3問の解答を打ち込んだ後に、


「旅行に出かけていましたので、解答が遅くなりましたが、半日ですべて解りました」


とかコメントをつけていました。

解ってねえよ! お前、間違ってるんだよ!

さらに、


「簡単な問題ですと、何と言っても自分も参加できる喜びがありますが、そろそろ超一流『ここどこラー』のみなさまの奇跡のような推理を目にして『ぎょえええ!』と叫びたいと思いますので、次回あたりは超難問に期待します」


などというナマイキなコメントまで!

超難問もクソも、お前、この問題すでに間違ってるんだよ!

このコメントから、すでに「自分が間違ってるなんて、ひとっかけらも思ってない」のが丸わかりで、いやああああああ! 恥ずかしいいいいいいいい!!



やっぱり、ワタクシは、彗星のように現れた「ここどこ?」界の超大物新人、なんてもんではなくて、ただのまぬけだったのでした・・・。

自らの不注意で、確実に登り詰めていると思っていた階段を踏み外したワタクシは、この後数日、ヤケウーロン茶をあおる泥沼の日々に沈み込んでしまいました・・・(お酒が飲めないので)。


<つづく>

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