中華街のパーキングに車を停めたまま、歩いて移動しました。
そうなんです。ここからだと、すぐ近くにあるのですよね。
「T-モバイル・パーク」が!
メジャーリーグ、シアトル・マリナーズの本拠地!
しかし、このどでかい球場を、ワタクシは実に微妙な思いで眺めるのでした。
ケン・グリフィーJr.がマリナーズで活躍した90年代は、20年ほど前。
その後、イチローが入団し、数々の伝説を築いた2000年代からは約10年が経過しています。
今や、イチローでさえも、選手としてグラウンドには立っていない2019年。
どうしたって来るのが遅すぎたとしか、思えないのですよね・・・。
20年前にここに来れたなら、ワタクシは飛び上がって喜んでいたことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3e/c7022ffafe79e737e86bb62ea0dc046e.jpg)
そして、もっと言えば、いつまで経っても「T-モバイル・パーク」という名前には慣れませんよね。
どうしたって「セーフコ・フィールド」だと思ってしまうのです。
まぁ、おっさんが早口で思い入れをダラダラ語ってしまって、気持ち悪いところかと思いますが、要するに「素直に喜べない」ワタクシの気分だけわかってやってくださいよ。
今回、旅を計画して、見たいものを繋ぎ合わせてルートを決めて、じゃあ、シアトルをゴールにしようかね、となった時は、マリナーズのことを少しも思っていませんでした。
出発前に「そう言えばシアトルなんだな」と思って、たまたまマリナーズのスケジュールを調べたら、本当にたまたまゲームがあったのです。
えー、じゃあ、行けるのか? 行くのか? 今のマリナーズの選手なんか全然知らない! どうせ今年も地区最下位なんだろ(本当にそうだった)?
結局、現地で行けたら行く、ってことにして、旅に出ました。
ケン・グリフィーJr.のレプリカユニフォームは、持って行く気になれず、スーツケースに入れるの止めました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/d2/9e8bc9aad603523edcc0ec793a9234e5.jpg)
まぁ、行けなくもなさそうだ、ということで、来てみたのですが、これもたまたまこの日は「イチロー・セレブレイション・ナイト」で、試合前にセレモニーがあって、イチローがファンに向けてスピーチをするというのですね。
大変なラッキーなんだと思うのですが、これまた「そんなのより、活躍するイチローを見たかった」と思ってしまうと・・・。
しかたなくチケットオフィスに行きまして、
「内野でいちばん安い席が欲しいんですねん」
という図々しいセリフを、平気で言うことができました。
ワタクシのモヤモヤした気持ちからの、完全な八つ当たりです。27ドル。
すでに入場を待って並んでいる人の中には、結構な数の日本人がいたようで、「お一人様」Tシャツも多少笑っていただけたようです。
ワタクシは、少し歩いて近くのサンドイッチ店に。
テキトーにチキンブレストサンドイッチを買って、鞄に突っ込みました。
球場に戻ると、そろそろ開場時刻。
入場時に係員のおばさんが、ワタクシのルート66標識アロハを見て、
お「いいシャツね! ルート66に行ったの?」
ワ「全部いてこましたりましたで!」
お「いいわねえ! 私の夢なのよ!」
楽しい会話で多少気持ちがほぐれたところに、隣のおじさんからドン! と箱を渡されました。
先着順でイチローのボブルヘッドがもらえるんだそうです。
これもラッキーなんですけど、ワタクシより持つのにふさわしい人がいるよな、と思うとツライ・・・。
内野でいちばん安い席、というのは、入場してから階段をこれでもか、と登った先にありました。
さすがに選手は遠いけど、ゲーム全体のことはよく見えるので、特にダメな席という気はしません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/90/21b4c6ed063e2089b4ac542eebecbd86.jpg)
さっきのチキンブレストサンドを席で食べたんですが、全然期待してなかったのに、すごく美味しくて思わずサンドイッチを二度見。
これは、お見それしました!
試合前にセレモニー。
イチロー登場前の映像がよかったので見てください。
イチローの実質的なメジャーデビューとも言える、あのライトからサードへの送球「ザ・スロウ」のシーンは、涙が出そうになりました。
みなさまもご覧になったかと思いますが、イチローは、時折ジョークも交えた英語のイチロー節でスピーチ。
最後の「Now , let's play Baseball!」は、カッコよかったなあ。感動したなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/6c/93599adf800c02552f7da8215f5e7983.jpg)
試合の方は・・・まぁ、実にセレモニーの半分も魅力のないもので・・・。
マリナーズのロングがホームランを打って「おおっ!」となりましたが、その後ホワイトソックスにゲッツー崩れで1点取られて追いつかれて、あとは淡々とアウトが積み重なるゲーム。
1-1の9回の裏に席を立ちました。
中華街のパーキングへ戻って、狼号に乗り込むと、シアトル・タコマ国際空港を目指しました。
<つづく>
そうなんです。ここからだと、すぐ近くにあるのですよね。
「T-モバイル・パーク」が!
メジャーリーグ、シアトル・マリナーズの本拠地!
しかし、このどでかい球場を、ワタクシは実に微妙な思いで眺めるのでした。
ケン・グリフィーJr.がマリナーズで活躍した90年代は、20年ほど前。
その後、イチローが入団し、数々の伝説を築いた2000年代からは約10年が経過しています。
今や、イチローでさえも、選手としてグラウンドには立っていない2019年。
どうしたって来るのが遅すぎたとしか、思えないのですよね・・・。
20年前にここに来れたなら、ワタクシは飛び上がって喜んでいたことでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/3e/c7022ffafe79e737e86bb62ea0dc046e.jpg)
そして、もっと言えば、いつまで経っても「T-モバイル・パーク」という名前には慣れませんよね。
どうしたって「セーフコ・フィールド」だと思ってしまうのです。
まぁ、おっさんが早口で思い入れをダラダラ語ってしまって、気持ち悪いところかと思いますが、要するに「素直に喜べない」ワタクシの気分だけわかってやってくださいよ。
今回、旅を計画して、見たいものを繋ぎ合わせてルートを決めて、じゃあ、シアトルをゴールにしようかね、となった時は、マリナーズのことを少しも思っていませんでした。
出発前に「そう言えばシアトルなんだな」と思って、たまたまマリナーズのスケジュールを調べたら、本当にたまたまゲームがあったのです。
えー、じゃあ、行けるのか? 行くのか? 今のマリナーズの選手なんか全然知らない! どうせ今年も地区最下位なんだろ(本当にそうだった)?
結局、現地で行けたら行く、ってことにして、旅に出ました。
ケン・グリフィーJr.のレプリカユニフォームは、持って行く気になれず、スーツケースに入れるの止めました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/d2/9e8bc9aad603523edcc0ec793a9234e5.jpg)
まぁ、行けなくもなさそうだ、ということで、来てみたのですが、これもたまたまこの日は「イチロー・セレブレイション・ナイト」で、試合前にセレモニーがあって、イチローがファンに向けてスピーチをするというのですね。
大変なラッキーなんだと思うのですが、これまた「そんなのより、活躍するイチローを見たかった」と思ってしまうと・・・。
しかたなくチケットオフィスに行きまして、
「内野でいちばん安い席が欲しいんですねん」
という図々しいセリフを、平気で言うことができました。
ワタクシのモヤモヤした気持ちからの、完全な八つ当たりです。27ドル。
すでに入場を待って並んでいる人の中には、結構な数の日本人がいたようで、「お一人様」Tシャツも多少笑っていただけたようです。
ワタクシは、少し歩いて近くのサンドイッチ店に。
テキトーにチキンブレストサンドイッチを買って、鞄に突っ込みました。
球場に戻ると、そろそろ開場時刻。
入場時に係員のおばさんが、ワタクシのルート66標識アロハを見て、
お「いいシャツね! ルート66に行ったの?」
ワ「全部いてこましたりましたで!」
お「いいわねえ! 私の夢なのよ!」
楽しい会話で多少気持ちがほぐれたところに、隣のおじさんからドン! と箱を渡されました。
先着順でイチローのボブルヘッドがもらえるんだそうです。
これもラッキーなんですけど、ワタクシより持つのにふさわしい人がいるよな、と思うとツライ・・・。
内野でいちばん安い席、というのは、入場してから階段をこれでもか、と登った先にありました。
さすがに選手は遠いけど、ゲーム全体のことはよく見えるので、特にダメな席という気はしません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/90/21b4c6ed063e2089b4ac542eebecbd86.jpg)
さっきのチキンブレストサンドを席で食べたんですが、全然期待してなかったのに、すごく美味しくて思わずサンドイッチを二度見。
これは、お見それしました!
試合前にセレモニー。
イチロー登場前の映像がよかったので見てください。
イチローの実質的なメジャーデビューとも言える、あのライトからサードへの送球「ザ・スロウ」のシーンは、涙が出そうになりました。
みなさまもご覧になったかと思いますが、イチローは、時折ジョークも交えた英語のイチロー節でスピーチ。
最後の「Now , let's play Baseball!」は、カッコよかったなあ。感動したなあ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/6c/93599adf800c02552f7da8215f5e7983.jpg)
試合の方は・・・まぁ、実にセレモニーの半分も魅力のないもので・・・。
マリナーズのロングがホームランを打って「おおっ!」となりましたが、その後ホワイトソックスにゲッツー崩れで1点取られて追いつかれて、あとは淡々とアウトが積み重なるゲーム。
1-1の9回の裏に席を立ちました。
中華街のパーキングへ戻って、狼号に乗り込むと、シアトル・タコマ国際空港を目指しました。
<つづく>