この日の目的地は、ワシントン州ポメロイという小さな街。
走って走って、夕方になって、ようやく到着しました。
まずは街にそこしかないんじゃないの、という「パイオニア・モーテル」に飛び込みます。
看板、カッコいい!
ここが取れなかった場合のすべり止めは考えてません。
目を吊り上げて挑みました。ま、吊り上げても意味ないんですけども。
幸い部屋はすぐにいただけまして、お値段も60ドルと小銭。
よかったー。
スーツケースを部屋に入れて、歩いて街中へ出かけます。
このポメロイの街は、看板、ネオンがいろいろ見られるらしいのですが、調べているとすぐ「ポメロイ・シティウォーク」という言葉にぶつかります。
これがどういうことなのかよくわからないまま、今日はここに泊まることにしてしまったのでした。
これは「パイオニア・モーテル」からすぐの美容室。
その後も、こんな感じのお店が出てきました。
おお、おお、なるほど、これはつまり、今あるお店に昔のネオン看板を取り付けて、ネオンいっぱいの街を作ろうということか。
で、訪ねて来た人には、ポメロイの街を歩いてネオン看板を探してくださいと。
それで「ポメロイ・シティウォーク」だということだな!
なかなかステキだな、とは思ったのですが、でも、そうすると今見られるネオン看板はこのぐらいなのか。
ま、正直、数としては物足りないな。まぁ、でも、そんなもんか。
そう思ったワタクシは、それでも事前に調べていて「この建物にはネオンがいろいろありそう」と思っていたところに行ってみたのでした。
でも、それが何の建物なのか、イマイチ把握できていないのです。
ほら、まず、外側に、こういうのが。
モチロン、ここは別にグレイハウンドの乗り場じゃないのに。
写真撮りながら建物の正面に回ってみますと、ご夫婦がいらっしゃいました。
夫「こんにちは。観光かい?」
ワ「東京から来ましたでっしゃろ。アメリカの看板とかが好きでおまんねん」
ワタクシのセリフは、もう「これはそういうことだろうな」と思ってのものでしたが、はたして「そういうこと」でした。
この方、デイヴさんがこの建物のオーナーで、建物はご夫婦の憩いの場所兼私設のミュージアム兼デイヴのアトリエというものなのですね!
「ポメロイ・シティウォーク」も、デイヴさんが行ってるプロジェクトなのです。
いやもう、グレイハウンドサイン撮ってる辺りから、ワタクシの脳内曲「ワクワクの予感」のイントロが頭の中で鳴り始めてるような感じでしたが、さあ、ここから大変なことになりますよ!
ああああ! こ、これはスゴイ・・・!
看板、ネオンはモチロン、ゲーム機、おもちゃ、ノベルティの類、果ては車まで!
ありとあらゆる古いものが、本当にとりとめもなく大集合していて、圧倒的すぎる!
看板、ネオンの豊富なことは、もう言うまでもない感じで、正直な話、シンシナティの「サイン・ミュージアム」をも凌いでいると思います。
そしてこれをね、デイヴがいちいちネオンの電源を入れながらワタクシに紹介してくれるのです!
ワタクシだけのために! なんという贅沢!
もったいなくって目が潰れる!
ああ、ピッツバーグ・ペインツの「A」の字の紫色がなんて鮮やか!
これも、描き込み、色遣い、ともに楽しいですね!
あまりにも物量が圧倒的なので、ついつい、
ワ「これ、全部あんたはんのもんでおまっかいな!?」
などと聞いてしまうワタクシでしたが、デイヴはこともなげに
デ「そうだよ。君は何を集めてるの?」
ワ「アロハシャツですねん・・・」
デ「ああ、私もいくつか持ってる。ハワイ産のものばかりを」
もう、全く勝負にならないのです!
日本に生まれてラッキーだと思うこともたくさんありますが、こういう時は肩身が狭いですね。
日本人のコレクターは、まずこれだけの広さの自分の城を所有するのが至難の業ですもん・・・。
この後、さらに奥様運転の車で街の東側へ。
マフラーマンだ!
デ「レインボウ・ガスは、ワシントン州だけで販売してたガソリンチェーンだったんだ」
ワ「シャツがタイダイ(絞り染め)ですやんか」
デ「そう。レインボウに合わせて色をつけたのさ」
こちらもバカみたいに写真撮りまくって、すっかり堪能。
車で「パイオニア・モーテル」まで送ってくださいました!
お2人の時間をたっぷり使ってしまいましたので、別れ際に得意の
ワ「少し寄付をさせていただきとおますねやが・・・」
を申し出たのですが、
デ「それはダメだ」
と、頑として受け取ってくれませんでした。
ありがたいやら申し訳ないやらラッキーやら感動やらで、頭がぐっちゃぐちゃになって、モーテルの部屋でしばしボンヤリ。
ああ、すごかった・・・。
この旅でいちばん重要な体験だったかも・・・。
気がついたらボチボチあたりが暗くなり始めてましたので、また出かけます。
「ポメロイ・シティウォーク」のネオンを。
そして、動画最後の「パイオニア・モーテル」、決して大きなネオンではないですが、これだけは「シティウォーク」と関係のないオリジナルのネオンなのです。
それもまた、すばらしい!
美容室のネオンにワタクシも入って、カッコいい写真を撮ってやろう、と思ったのですが、ネオンが上手く撮れませんでした・・・。
さあ、看板ステキなのはキリがないけど、そろそろ晩ご飯にしようか、と見回してみると、開いてるお店が全然ありませんでした。
そうか、ポメロイって田舎街だった。
唯一、ガソリンスタンドのコンビニのガソスタないバージョン、みたいなお店があったので、飛び込んでみました。
そしたら、ここは食べ物メニューが充実してまして、サンドイッチとか注文できるみたいで、イートインスペースも。
丸坊主でプロレスラーみたいな店員のお兄さんに「タコサラダ」というのを注文。
サラダの上にタコスの具が載ってくる、という奴で「炭水化物ないのに満足できるの?」と思いましたが、大量で食べきれないぐらい。
そして美味しかったのでした!
イートインスペースは広くて、黄色い椅子がかわいい!
カッコつけて写真撮るワタクシでしたが、口の端にソースか何かついてる。
モーテルまで歩いて帰って、大満足のDAY8終了です!
<つづく>
走って走って、夕方になって、ようやく到着しました。
まずは街にそこしかないんじゃないの、という「パイオニア・モーテル」に飛び込みます。
看板、カッコいい!
ここが取れなかった場合のすべり止めは考えてません。
目を吊り上げて挑みました。ま、吊り上げても意味ないんですけども。
幸い部屋はすぐにいただけまして、お値段も60ドルと小銭。
よかったー。
スーツケースを部屋に入れて、歩いて街中へ出かけます。
このポメロイの街は、看板、ネオンがいろいろ見られるらしいのですが、調べているとすぐ「ポメロイ・シティウォーク」という言葉にぶつかります。
これがどういうことなのかよくわからないまま、今日はここに泊まることにしてしまったのでした。
これは「パイオニア・モーテル」からすぐの美容室。
その後も、こんな感じのお店が出てきました。
おお、おお、なるほど、これはつまり、今あるお店に昔のネオン看板を取り付けて、ネオンいっぱいの街を作ろうということか。
で、訪ねて来た人には、ポメロイの街を歩いてネオン看板を探してくださいと。
それで「ポメロイ・シティウォーク」だということだな!
なかなかステキだな、とは思ったのですが、でも、そうすると今見られるネオン看板はこのぐらいなのか。
ま、正直、数としては物足りないな。まぁ、でも、そんなもんか。
そう思ったワタクシは、それでも事前に調べていて「この建物にはネオンがいろいろありそう」と思っていたところに行ってみたのでした。
でも、それが何の建物なのか、イマイチ把握できていないのです。
ほら、まず、外側に、こういうのが。
モチロン、ここは別にグレイハウンドの乗り場じゃないのに。
写真撮りながら建物の正面に回ってみますと、ご夫婦がいらっしゃいました。
夫「こんにちは。観光かい?」
ワ「東京から来ましたでっしゃろ。アメリカの看板とかが好きでおまんねん」
ワタクシのセリフは、もう「これはそういうことだろうな」と思ってのものでしたが、はたして「そういうこと」でした。
この方、デイヴさんがこの建物のオーナーで、建物はご夫婦の憩いの場所兼私設のミュージアム兼デイヴのアトリエというものなのですね!
「ポメロイ・シティウォーク」も、デイヴさんが行ってるプロジェクトなのです。
いやもう、グレイハウンドサイン撮ってる辺りから、ワタクシの脳内曲「ワクワクの予感」のイントロが頭の中で鳴り始めてるような感じでしたが、さあ、ここから大変なことになりますよ!
ああああ! こ、これはスゴイ・・・!
看板、ネオンはモチロン、ゲーム機、おもちゃ、ノベルティの類、果ては車まで!
ありとあらゆる古いものが、本当にとりとめもなく大集合していて、圧倒的すぎる!
看板、ネオンの豊富なことは、もう言うまでもない感じで、正直な話、シンシナティの「サイン・ミュージアム」をも凌いでいると思います。
そしてこれをね、デイヴがいちいちネオンの電源を入れながらワタクシに紹介してくれるのです!
ワタクシだけのために! なんという贅沢!
もったいなくって目が潰れる!
ああ、ピッツバーグ・ペインツの「A」の字の紫色がなんて鮮やか!
これも、描き込み、色遣い、ともに楽しいですね!
あまりにも物量が圧倒的なので、ついつい、
ワ「これ、全部あんたはんのもんでおまっかいな!?」
などと聞いてしまうワタクシでしたが、デイヴはこともなげに
デ「そうだよ。君は何を集めてるの?」
ワ「アロハシャツですねん・・・」
デ「ああ、私もいくつか持ってる。ハワイ産のものばかりを」
もう、全く勝負にならないのです!
日本に生まれてラッキーだと思うこともたくさんありますが、こういう時は肩身が狭いですね。
日本人のコレクターは、まずこれだけの広さの自分の城を所有するのが至難の業ですもん・・・。
この後、さらに奥様運転の車で街の東側へ。
マフラーマンだ!
デ「レインボウ・ガスは、ワシントン州だけで販売してたガソリンチェーンだったんだ」
ワ「シャツがタイダイ(絞り染め)ですやんか」
デ「そう。レインボウに合わせて色をつけたのさ」
こちらもバカみたいに写真撮りまくって、すっかり堪能。
車で「パイオニア・モーテル」まで送ってくださいました!
お2人の時間をたっぷり使ってしまいましたので、別れ際に得意の
ワ「少し寄付をさせていただきとおますねやが・・・」
を申し出たのですが、
デ「それはダメだ」
と、頑として受け取ってくれませんでした。
ありがたいやら申し訳ないやらラッキーやら感動やらで、頭がぐっちゃぐちゃになって、モーテルの部屋でしばしボンヤリ。
ああ、すごかった・・・。
この旅でいちばん重要な体験だったかも・・・。
気がついたらボチボチあたりが暗くなり始めてましたので、また出かけます。
「ポメロイ・シティウォーク」のネオンを。
そして、動画最後の「パイオニア・モーテル」、決して大きなネオンではないですが、これだけは「シティウォーク」と関係のないオリジナルのネオンなのです。
それもまた、すばらしい!
美容室のネオンにワタクシも入って、カッコいい写真を撮ってやろう、と思ったのですが、ネオンが上手く撮れませんでした・・・。
さあ、看板ステキなのはキリがないけど、そろそろ晩ご飯にしようか、と見回してみると、開いてるお店が全然ありませんでした。
そうか、ポメロイって田舎街だった。
唯一、ガソリンスタンドのコンビニのガソスタないバージョン、みたいなお店があったので、飛び込んでみました。
そしたら、ここは食べ物メニューが充実してまして、サンドイッチとか注文できるみたいで、イートインスペースも。
丸坊主でプロレスラーみたいな店員のお兄さんに「タコサラダ」というのを注文。
サラダの上にタコスの具が載ってくる、という奴で「炭水化物ないのに満足できるの?」と思いましたが、大量で食べきれないぐらい。
そして美味しかったのでした!
イートインスペースは広くて、黄色い椅子がかわいい!
カッコつけて写真撮るワタクシでしたが、口の端にソースか何かついてる。
モーテルまで歩いて帰って、大満足のDAY8終了です!
<つづく>