「デイリーポータルZ」の企画「ここはどこでしょう?」。
一枚の写真に映った情報から、そこがどこか解答するという人気投稿コーナーです。
相変わらず、このコーナーに解答者として参加しているワタクシ、出題のたびにワクワクとGoogleストリートビューを巡る旅に出ているのです。
今回は、先々週の1月17日に出題された問題の答え合わせ!
まずは第1問です!
(写真はいずれも、上記リンク「デイリーポータルZ」さんにて、拡大できるバージョンがご覧いただけます!)
おおう、ロマンティック!
なんかこう、映画「刑事物語」シリーズのエンディングテーマ、吉田拓郎さんの歌う「唇をかみしめて」が聴こえてきそうな、このロマンにまずはやられます。
で、まずは落ち着いて画像を拡大して見ますと、フェリーの船体には「おれんじ」の文字。
さらに「宇和島運輸」の文字を見つけます。
検索してみますと「宇和島運輸フェリー」は、大分県別府、臼杵、愛媛県八幡浜を結ぶ路線を持っているらしいのです。
それぞれの港をGoogleストリートビューで見てみますと、八幡浜フェリー乗り場がいちばんこの画像に近い感じ。
っていうか、ストリートビュー自体にこの画像と同じフェリーが映ってます。
港の感じもソックリで、これはもう決めてかかっても問題ないでしょう。
・・・ということで、この問題の答えは「愛媛県八幡浜市沖新田・八幡浜港フェリー乗り場」! はい、正解!
「宇和島運輸」ということだったので、最初は思わず宇和島港を見に行ってしまったのですが、「宇和島運輸」は宇和島港ではなく八幡浜港を使っていたというのがやや意外でした。
実は1月19日、つまり出題直後なのですが、その日、強風のために、まさにこの映っているフェリーが、クレーンに衝突するという事故が起こったのだそうです!
くわばらくわばら・・・。
2問目!
先に1問目と3問目を片付けたワタクシでしたが、この問題には苦しむことになったのでした。
「崖 寺 足場」で検索すると、千葉県の「崖の観音」の情報ばかり。
建物や石碑の文字情報は、ワタクシなどには読めないものばかりで、手が出ません。
うんうん唸っていると、ワタクシには冗談しか言わないQさんがやって来ました。
Q「何やってんの?」
ワ「これこれこういう遊びでして、これがどこだか解らんのです」
Q「あ、これ、沖縄だわ」
ほら、始まった。こんな山寺が沖縄にあるもんですか。
ワ「なんでそう思うんですか?」
Q「右の石碑。あれに、これからシーサーを彫るんだよ、きっと」
ワ「あっちに行っててください」
あっちに行ったQさんは、それでも気になったらしく、自分のパソコンで写真を眺めている様子。
Q「んー? 北原白秋? いや、でも違うか・・・」
ワ「またまた。どうせでたらめでしょ?」
で、ワタクシだって鬼じゃありませんので、一応「北原白秋 歌碑」で検索しますと・・・なんとドンピシャ。
あまりのことに、背筋が寒くなりました!
ワ「なんで! なんで解った!?」
Q「左の石碑のいちばん左の二文字目が『原』に見えた」
言われてみれば、そう見えます。四文字目は明らかに「秋」だし。
しかし、自分一人では、絶対読み切れなかったに違いありません。
Qさんには、しばらく頭が上がらないことになりました・・・。
ということで、この問題の答えは「長野県上田市別所温泉・北向観音・温泉薬師瑠璃殿」! 正解です!
いやー、それにしても、この問題だけは参りましたね!
「ここどこ?」戦士のワタクシが、全然解らずにうんうん言ってたのに、通りすがりで「ここどこ?」のことなんか何も知らないQさんが、あっという間に答えを出しちゃったんですから!
ワタクシも調子に乗って「四文字目は『秋』」とか言ってますが、今画像を見返してみても、つくづく一人だったら「北原白秋」なんて絶対に読めなかったと思います!
ですので、今回は、ワタクシの力で解いたわけではないので、豪華賞品については辞退させていただきます!
さすが! 潔い! 「ここどこ?」戦士の鏡! カッコいいぞ、ワタクシ!
・・・まぁ、賞品なんかないんですけども・・・。
それにしても、このときのQさんのヒラメキは一体なんだったのでしょう・・・?
今考えても、ちょっと怖ろしい・・・。
そして、さらに。
この顛末をその通りに書いて投稿してしまいましたところ、その投稿が今回の「ここどこ?」の記事に載ってしまっています!
うわああ! これまたワタクシの力じゃないので、誠に申し訳ありません!
重ねて、Qさんには頭が上がりません・・・。
また解らない問題にブチ当たった時は知恵を借りることにしましょう・・・。
第3問!
危なーい! 危なかったー! あやうく間違えるところでした!
パッと見で「こんなもん、荒川河川敷だろお、こらぁ」と思って、ストリートビューを見始めまして、
「墨田区東墨田2丁目あたりから木根川橋を臨む」という絵を見た時は、
「ほうら、見つけた! 楽勝だもん!」
と本気で思ってしまいました。
これが、そのストリートビューの画像。似てると思いません!?
橋の形は同じだし、マンションの感じも実に似てるのですよ!
あわやそのまま解答してしまうところだったのですが、どうにも違和感がぬぐえず、後でもう一度出題画像を拡大してみたのです。
そしたらまぁ、全然違いましたね!
橋の形こそ似ているものの、出題画像左端の円筒形の建造物が見当たらない。
河川敷の野球場と思える敷地の向こうの、茶色いパゴダみたいなのもありません。
ま、まさか違うのか、と改めて荒川沿いを眺め回します。
最近行った岩淵水門あたりがこんな感じだった気がしたのですが、これも空振り。
おいおい、荒川河川敷に野球場っていくつあるんだよ、と暗澹とした気持ちになりましたが、じゃあ、このパゴダは何なのよ、と
「荒川河川敷 茶色の塔」
という検索を行ったところ「金町浄水場」の情報がトップに出てきました。
でも、そこに出てきた取水塔はとんがり屋根なのです。
なのでしばらくは未練がましく荒川を調べていたのですが、モチロン収穫なし。
藁にもすがる思いで金町浄水場周辺を見てみて、ようやく丸屋根のパゴダみたいな取水塔を見つけたのでした。
金町浄水場のサイトでも、とんがり屋根の向こうに丸屋根の塔が目立たない感じで見えているのに、ようやく気づきました。
もう、納得できないまま荒川河川敷と答えちゃおうかと思っていたのですが、あきらめずに納得できる形の答えを見つけられてよかったです。
というわけで、この問題の答えは「東京都葛飾区柴又7丁目・金町浄水場裏交差点付近の江戸川河川敷サイクリングロード」! よっ、ご名答!
実は、この付近は、映画「男はつらいよ」シリーズで、寅さんがしばしば歩いていた場所として登場しているのだそうで、かなり有名な景色なんだそうです!
いやぁ・・・そんなに熱心に寅さん見てなかったもので、よく解りませんでした・・・。
さて、今回は答え合わせだったわけですが、今回の正解者は、前回を大きく割って250名ほどだったそうです。
おお、では、出題初日に答えを投稿したワタクシは、かなり前の方に載っているのでは・・・と思ったのですが、正解者一覧を見ますと、実に地味な位置にコッソリ載ってました・・・。
相変わらず、スゴ過ぎるだろ、「ここどこ?」戦士のみなさん!
で、本日出題の3問てのも当然ありまして、ワタクシ、本日の午後を全部ブッ潰して、先ほどようやく回答を投稿しました!
一応出題初日の回答ではあるけれども!
どうせ、正解でも、また地味な位置に載るに違いない!
いや、それより、今回は正解してるかどうか、ちょっと自信ない・・・。
さあ、どうなることやら!
次回「ここはどこでしょう?」は、2月14日!
みなさんも、それまでに、探してみてはいかがですか、出題写真の場所を!
地球のどこかから!
一枚の写真に映った情報から、そこがどこか解答するという人気投稿コーナーです。
相変わらず、このコーナーに解答者として参加しているワタクシ、出題のたびにワクワクとGoogleストリートビューを巡る旅に出ているのです。
今回は、先々週の1月17日に出題された問題の答え合わせ!
まずは第1問です!
(写真はいずれも、上記リンク「デイリーポータルZ」さんにて、拡大できるバージョンがご覧いただけます!)
おおう、ロマンティック!
なんかこう、映画「刑事物語」シリーズのエンディングテーマ、吉田拓郎さんの歌う「唇をかみしめて」が聴こえてきそうな、このロマンにまずはやられます。
で、まずは落ち着いて画像を拡大して見ますと、フェリーの船体には「おれんじ」の文字。
さらに「宇和島運輸」の文字を見つけます。
検索してみますと「宇和島運輸フェリー」は、大分県別府、臼杵、愛媛県八幡浜を結ぶ路線を持っているらしいのです。
それぞれの港をGoogleストリートビューで見てみますと、八幡浜フェリー乗り場がいちばんこの画像に近い感じ。
っていうか、ストリートビュー自体にこの画像と同じフェリーが映ってます。
港の感じもソックリで、これはもう決めてかかっても問題ないでしょう。
・・・ということで、この問題の答えは「愛媛県八幡浜市沖新田・八幡浜港フェリー乗り場」! はい、正解!
「宇和島運輸」ということだったので、最初は思わず宇和島港を見に行ってしまったのですが、「宇和島運輸」は宇和島港ではなく八幡浜港を使っていたというのがやや意外でした。
実は1月19日、つまり出題直後なのですが、その日、強風のために、まさにこの映っているフェリーが、クレーンに衝突するという事故が起こったのだそうです!
くわばらくわばら・・・。
2問目!
先に1問目と3問目を片付けたワタクシでしたが、この問題には苦しむことになったのでした。
「崖 寺 足場」で検索すると、千葉県の「崖の観音」の情報ばかり。
建物や石碑の文字情報は、ワタクシなどには読めないものばかりで、手が出ません。
うんうん唸っていると、ワタクシには冗談しか言わないQさんがやって来ました。
Q「何やってんの?」
ワ「これこれこういう遊びでして、これがどこだか解らんのです」
Q「あ、これ、沖縄だわ」
ほら、始まった。こんな山寺が沖縄にあるもんですか。
ワ「なんでそう思うんですか?」
Q「右の石碑。あれに、これからシーサーを彫るんだよ、きっと」
ワ「あっちに行っててください」
あっちに行ったQさんは、それでも気になったらしく、自分のパソコンで写真を眺めている様子。
Q「んー? 北原白秋? いや、でも違うか・・・」
ワ「またまた。どうせでたらめでしょ?」
で、ワタクシだって鬼じゃありませんので、一応「北原白秋 歌碑」で検索しますと・・・なんとドンピシャ。
あまりのことに、背筋が寒くなりました!
ワ「なんで! なんで解った!?」
Q「左の石碑のいちばん左の二文字目が『原』に見えた」
言われてみれば、そう見えます。四文字目は明らかに「秋」だし。
しかし、自分一人では、絶対読み切れなかったに違いありません。
Qさんには、しばらく頭が上がらないことになりました・・・。
ということで、この問題の答えは「長野県上田市別所温泉・北向観音・温泉薬師瑠璃殿」! 正解です!
いやー、それにしても、この問題だけは参りましたね!
「ここどこ?」戦士のワタクシが、全然解らずにうんうん言ってたのに、通りすがりで「ここどこ?」のことなんか何も知らないQさんが、あっという間に答えを出しちゃったんですから!
ワタクシも調子に乗って「四文字目は『秋』」とか言ってますが、今画像を見返してみても、つくづく一人だったら「北原白秋」なんて絶対に読めなかったと思います!
ですので、今回は、ワタクシの力で解いたわけではないので、豪華賞品については辞退させていただきます!
さすが! 潔い! 「ここどこ?」戦士の鏡! カッコいいぞ、ワタクシ!
・・・まぁ、賞品なんかないんですけども・・・。
それにしても、このときのQさんのヒラメキは一体なんだったのでしょう・・・?
今考えても、ちょっと怖ろしい・・・。
そして、さらに。
この顛末をその通りに書いて投稿してしまいましたところ、その投稿が今回の「ここどこ?」の記事に載ってしまっています!
うわああ! これまたワタクシの力じゃないので、誠に申し訳ありません!
重ねて、Qさんには頭が上がりません・・・。
また解らない問題にブチ当たった時は知恵を借りることにしましょう・・・。
第3問!
危なーい! 危なかったー! あやうく間違えるところでした!
パッと見で「こんなもん、荒川河川敷だろお、こらぁ」と思って、ストリートビューを見始めまして、
「墨田区東墨田2丁目あたりから木根川橋を臨む」という絵を見た時は、
「ほうら、見つけた! 楽勝だもん!」
と本気で思ってしまいました。
これが、そのストリートビューの画像。似てると思いません!?
橋の形は同じだし、マンションの感じも実に似てるのですよ!
あわやそのまま解答してしまうところだったのですが、どうにも違和感がぬぐえず、後でもう一度出題画像を拡大してみたのです。
そしたらまぁ、全然違いましたね!
橋の形こそ似ているものの、出題画像左端の円筒形の建造物が見当たらない。
河川敷の野球場と思える敷地の向こうの、茶色いパゴダみたいなのもありません。
ま、まさか違うのか、と改めて荒川沿いを眺め回します。
最近行った岩淵水門あたりがこんな感じだった気がしたのですが、これも空振り。
おいおい、荒川河川敷に野球場っていくつあるんだよ、と暗澹とした気持ちになりましたが、じゃあ、このパゴダは何なのよ、と
「荒川河川敷 茶色の塔」
という検索を行ったところ「金町浄水場」の情報がトップに出てきました。
でも、そこに出てきた取水塔はとんがり屋根なのです。
なのでしばらくは未練がましく荒川を調べていたのですが、モチロン収穫なし。
藁にもすがる思いで金町浄水場周辺を見てみて、ようやく丸屋根のパゴダみたいな取水塔を見つけたのでした。
金町浄水場のサイトでも、とんがり屋根の向こうに丸屋根の塔が目立たない感じで見えているのに、ようやく気づきました。
もう、納得できないまま荒川河川敷と答えちゃおうかと思っていたのですが、あきらめずに納得できる形の答えを見つけられてよかったです。
というわけで、この問題の答えは「東京都葛飾区柴又7丁目・金町浄水場裏交差点付近の江戸川河川敷サイクリングロード」! よっ、ご名答!
実は、この付近は、映画「男はつらいよ」シリーズで、寅さんがしばしば歩いていた場所として登場しているのだそうで、かなり有名な景色なんだそうです!
いやぁ・・・そんなに熱心に寅さん見てなかったもので、よく解りませんでした・・・。
さて、今回は答え合わせだったわけですが、今回の正解者は、前回を大きく割って250名ほどだったそうです。
おお、では、出題初日に答えを投稿したワタクシは、かなり前の方に載っているのでは・・・と思ったのですが、正解者一覧を見ますと、実に地味な位置にコッソリ載ってました・・・。
相変わらず、スゴ過ぎるだろ、「ここどこ?」戦士のみなさん!
で、本日出題の3問てのも当然ありまして、ワタクシ、本日の午後を全部ブッ潰して、先ほどようやく回答を投稿しました!
一応出題初日の回答ではあるけれども!
どうせ、正解でも、また地味な位置に載るに違いない!
いや、それより、今回は正解してるかどうか、ちょっと自信ない・・・。
さあ、どうなることやら!
次回「ここはどこでしょう?」は、2月14日!
みなさんも、それまでに、探してみてはいかがですか、出題写真の場所を!
地球のどこかから!