2000年11月に開催した演劇ワークショップがYOU企画の一番最初の企画になります。
この最初のワークショップは今でも鮮明に覚えていますが、楽しかったです。
タイトルも、ほんとにそのまま「演劇ワークショップ」で見よう見まねで、字ばっかりのチラシと「ぱど」への広告だけで最初は開催したと思います。
4月を設立年月日にしている通り、4月から企画を立てて約半年後に実施しました。
当時、運営していた草サッカーチームの後輩が参加してくれたり、今でもファンとしてメールをくれたりする当時67歳の方がいらっしゃったり。
この年の12月にYOU-PROJECTという運営団体のようなものを創ったのは、そういう事情がありました。マネジメント論なんかを読んだりして。
大学3回生のときで並行して立命芸術劇場に参加しだしたものの、予定があまり合わずに学外の活動ばかりしていた年でした。
おそらく1999年秋から2000年にかけて京都市ユースサービス協会の東山青年の家がやってくれていた「芝居工房」という演劇ワークショップに参加して感激し、
ほぼほぼ完コピしてやりました。芝居工房は長期のワークショップですが、最初の方のワークショップを覚えている限りでやっていくという感じです。
その芝居工房の打ち上げでナビゲーターの二口大学さんに「こういう演劇ワークショップが枚方でもあるといいな」とか言ったら、「それは松浦君がしなきゃ」と言われてはじめたのがきっかけです。
実際古代ギリシャで毎年演劇をしていたのがうらやましく、演劇はそのように身近にあるべき、というのを、楽しみ始めた飲み会の席で得意げに披露していたんでしょうねえ。
でも本当にYOU企画はそのように「あなたが主役!」の企画として始めました。気軽に、ふらっとできるように。
このワークショップの冒頭で、そんな風に実験をみんなでやって発見を分かち合うのがこのワークショップだ、みたいなことを一生懸命に説明していたのを覚えています。
僕自身、今のように講師としてどこかへ行ったり、まして演出として作品を作ったりもする前の段階でしたし、名実ともに講師ではありえませんでした。
でも今でもワークショップをするときは外面の名前はどうあれ、“ナビゲーター”でありたいと願っています。
確かにワークショップデザイナーとか、ファシリテーターとか講師とかいろんな呼び名を学びましたが、やはりナビゲーターです。
「次はこれをしましょう」っていう導き手なだけであって、主役は参加者であり、ナビゲーター自身も何かを発見する仲間でありたいのです。
この最初のワークショップは確かに、YOU企画の原点です。
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