空模様

わがまま老女の視野狭窄ときどき日記

トンネルの向こう

2010-10-27 23:48:11 | 日記
          

姫が王子を追いかけてトンネルを行く
暗さに不安を覗かせながら、お兄ちゃんを見つめている

こんな景色を見ていると、ふと 私が幼かった頃を思い出す

父と妹たちとで近所の山へピクニックに行った時のあの薄暗い木々と草薮の中を掻き分けて歩いた
妹たちは必死で私を追い、私は父のそばを離れなかった

そして結核を煩っていた父の心の中を読み取るかのように不安を覚えた

あの時、父は何を思っていたのだろうか

あの後親子は持ってきた餅を焼いてお昼を食べて、歌を歌いながら手を繋いで帰った
背の高いリンドウの青い花やセンブリを見つけたり、喜んだ
薄暗くなった夕暮れの中、家に帰り着くまで、ずいぶんと長い間歩いた

          


散歩で

2010-10-27 23:36:42 | 
              

ご近所をお散歩中見つけた柿の木
昔はどこの家にも柿の木はあって、誰が取っても文句言われたことが無かった田舎

今年の柿はどうも裏作らしい こんな風に沢山実っているところは少ないし、
また昔あったはずの場所に柿の木が見えなくなった

柿の実を見ながら「これは渋柿、あっちは甘柿」と毎年の経験で覚えてて、もぐのが楽しかったな

それが、古い木になり伐採したのか、はたまたあまり今の時代柿を食べる習慣がなくなったからかは判らないが、
季節を感じさせてくれる植物が周りから消えていくのはとっても寂しい限りだ

              

これは 「芙蓉」?

              

UPすると、美しい花びらが好き

我が家には無い二つの木、どれでも我が家の持ってこようとするのは我儘だから、こうしてあちこち散策して楽しむもの良いよね?