一週間前に近くで事故があり、その事故にあった人が身近な人だと解る
上司の娘婿Y君だった
彼はまだ30歳前、働き者で、2歳になる女の子一人の良きパパだったそうだ
雨が降る朝早い出勤時間の6時半頃、彼の車めがけて対向車がスリップし
真正面に突っ込んできた貰い事故だった
娘婿Y君は、正面から来た車を避けられずもろに被害を受ける
救急車で病院に運ばれた時はすでに瞳孔は開いていたそうだ
頭蓋骨を開く大手術を受け一命は取り留めたものの、意識はいまだに回復せず、
やはり脳の一部に損傷があって、植物状態になるかも知れず、意識が回復したとしても
身体の何処かに異変があるかも知れず、今後どうなるかは分からないらしい
嫁に出した親としては若くして子供を抱えて呆然としている娘が不憫でならない
これから先、まだ人生3分の1も生きてないのに、夫の介護に生きなければならないのだろうと
思うとたまらないのだと言う
本当にそうだよね。
婿殿Y君の親も祖父母も半狂乱であるに違いない
田舎の事でもあるから、彼らは夫の家族の家で祖父母も合わせてと一緒に暮らしていた
家族顔を合わせて過ごすこの毎日はどのような苦しみの中にもがいているのだろうかと
思わずにはいられない
上司の育ての母親もここんところ「胃ろう」の手術をしたのだけれども、よかったのは数カ月、うちの母親の時と同じだ
ここにきてやはり危篤状態になっていて、日々不安な毎日が続いている矢先なだけに
身動きとれないと言っていた上司
会社はこんなだし、どうにもこうにもならない
田舎では公共機関の乗りものが極端に少ないために、車が無いとどこへも行けず就職も出来ない
だから、家に居る家族は近くで救急車の音がしたりすると、絶えず我が子、わが家族の事故を心配する
私だって、深夜遅く帰宅する息子がさらに遅くになっても帰らないと携帯鳴らしてしまうのだ
帰ってきて無事な顔を見る事が出来るまでは眠れない親の私である
またドライブが好きな娘夫婦が休日になると必ず出かけるのを知っているため、テレビを見ていて
高速道路とかで「事故のためうんぬん」とテロップが流れるともう不安で一杯になるのだ
親は本当に馬鹿なものである
どんなに心配したところで、どうにもならないと解っているのに心配で気をもむ
どんな人生が子供達に来ていようと、ただ祈り見守るだけだとは生涯、納得出来ないものであるらしい
Y君が早く目覚めてくれますように祈るだけだ
上司の娘婿Y君だった
彼はまだ30歳前、働き者で、2歳になる女の子一人の良きパパだったそうだ
雨が降る朝早い出勤時間の6時半頃、彼の車めがけて対向車がスリップし
真正面に突っ込んできた貰い事故だった
娘婿Y君は、正面から来た車を避けられずもろに被害を受ける
救急車で病院に運ばれた時はすでに瞳孔は開いていたそうだ
頭蓋骨を開く大手術を受け一命は取り留めたものの、意識はいまだに回復せず、
やはり脳の一部に損傷があって、植物状態になるかも知れず、意識が回復したとしても
身体の何処かに異変があるかも知れず、今後どうなるかは分からないらしい
嫁に出した親としては若くして子供を抱えて呆然としている娘が不憫でならない
これから先、まだ人生3分の1も生きてないのに、夫の介護に生きなければならないのだろうと
思うとたまらないのだと言う
本当にそうだよね。
婿殿Y君の親も祖父母も半狂乱であるに違いない
田舎の事でもあるから、彼らは夫の家族の家で祖父母も合わせてと一緒に暮らしていた
家族顔を合わせて過ごすこの毎日はどのような苦しみの中にもがいているのだろうかと
思わずにはいられない
上司の育ての母親もここんところ「胃ろう」の手術をしたのだけれども、よかったのは数カ月、うちの母親の時と同じだ
ここにきてやはり危篤状態になっていて、日々不安な毎日が続いている矢先なだけに
身動きとれないと言っていた上司
会社はこんなだし、どうにもこうにもならない
田舎では公共機関の乗りものが極端に少ないために、車が無いとどこへも行けず就職も出来ない
だから、家に居る家族は近くで救急車の音がしたりすると、絶えず我が子、わが家族の事故を心配する
私だって、深夜遅く帰宅する息子がさらに遅くになっても帰らないと携帯鳴らしてしまうのだ
帰ってきて無事な顔を見る事が出来るまでは眠れない親の私である
またドライブが好きな娘夫婦が休日になると必ず出かけるのを知っているため、テレビを見ていて
高速道路とかで「事故のためうんぬん」とテロップが流れるともう不安で一杯になるのだ
親は本当に馬鹿なものである
どんなに心配したところで、どうにもならないと解っているのに心配で気をもむ
どんな人生が子供達に来ていようと、ただ祈り見守るだけだとは生涯、納得出来ないものであるらしい
Y君が早く目覚めてくれますように祈るだけだ