足立市場*歩きカメラ37
隅田川近くに位置する足立市場(あだちしじょう)。
千住の魚河岸として知られています。
今回の歩きカメラは8人。
Aさんの写真は
普段はプロの仕入れの方々で賑わう当市場ですが、一般のお客様に向けて市場を開放する「あだち市場の日」を、奇数月の第2土曜日(1月は第3土曜日)に開催しています。
足立市場に行くならばこの旧日光街道の散策は外せません。
古くからある問屋さんの痕跡があちこちに残っています。
何を隠そう「奥の細道」の始発点です。
第二土曜日は一般人が市場の中へ入れるし、魚河岸問屋さんから直接鮮魚などを買えます。
Bさんは
市場の中の魚河岸問屋さんよりもかっての栄華に興味を持たれたようです。
足立市場に限りませんが、市場のことを「やっちゃば」と呼びます。
私は淀橋青果市場の近くの生まれなので、「やっちゃば」という呼び名は自然に幼少の頃からそう言っていましたが、知らない人は何で「やっちゃば」なんだと疑問を持つそうです。
そういう私でさえ、何で「やっちゃば」と呼ぶか知らなかった。
「やっちゃば」は市場の中でセリの最中に、大声が飛び交うと「やっちゃ・やっちゃ」と聞こえたからだそうです。
私も昔から普通に「やっちゃば」と言っていますから。
旧日光街道沿いに古い問屋跡が続いていました。
江戸時代、明治時代の頃はさぞかし賑わっていたんでしょう。
Cさんは
足立市場に行くとなって「買うぞ」と気合が入っていました。
買い物袋を持参で買い物しながら「歩きカメラ」だった。
いいことじゃありませんか。
買い物はストレス発散になります。
だいそれた買い物じゃなくても、心の健康の栄養になりますから。
魚河岸問屋から直接買えるので、市中でより安く新鮮なものが買えるのでしょう。
千住掃部(かもん)宿は日光街道と水戸佐倉への水戸街道の分岐にあります。
昭和20年4月13日の夜間空襲の際、千住仲町の日光道中沿いの商家は一軒も残らず焼失したそうです。
残念ですね。
Dさんは
いきたドジョウを発見、さすがに千住の魚河岸専門の市場と感激。
ドジョウはウナギに比べればずいぶん小さなお魚です。
隅田川の駒形の「ドジョウ鍋」が有名です。
江戸の北に広がる関東平野の水田で取られたドジョウだったんだろう。
この日は一般客が入れる唯一の日でした。
たぶん、問屋さんたちも普段とは違う素人のお客さんなので楽しみにしているのではないか?
大きな魚の鱗をバリバリとっていました。
お魚にあんな硬いウロコはなんであるんでしょうね?
高速で泳いでいるから体に傷をつけないような仕組みなのかしら?
代々木健康友の会の「歩きカメラ部」
03−5411−9589
足立市場(都内で唯一の水産物専門の中央卸売市場)
〒120-0038 東京都足立区千住橋戸町50