(承前)我が「サードプレイス」のひとつHUBテラス席で憩いのひとときを過ごす間、虫除けスプレーもむなしくモスキートに刺されました。煩わしいことこのうえなしと思う半面、胸の内に去来するつぶやきは「ジャングルで何年も戦うことを強いられた日本兵に比べてみよ。弱っちいったらありゃしない」。すなわち戦後77年のいまはなんと恵まれていることかと。多大な犠牲と完膚なきまでに叩きのめされたことで、ようやく手に入れ、享受できる安穏と安楽にほかならないかと。
〈追記〉ジャングルの日本兵に思いをいたすときが他にもあります。温かいシャワーを浴びて体の汚れを落とすとき、何年も風呂につかることはおろか、シャワーも浴びることなく南国の密林をさまよい歩き、地獄をみさせられた先達よあわれ、「戦死のひょんと死ぬるやあわれ」(©️竹内浩三)。
散歩を済ませたあとは、我が「サードプレイス」のひとつ「HUB」テラス席に。いつものKIRIN一番搾り1パイントをチキン&チップス(3pieaces)で飲み干しました。植え込みと隣り合わせゆえのモスキートはご愛嬌と、虫除けスプレーで防御しました。会計はメンバー5%オフでしめて970円。それにしても3連休は心身とも休まります。アラ還のロートルゆえになおさらで、60歳超になったら週休3日をめざすのもおおいにありかと。
〈追記〉ジョナサンクーポン使用でサントリープレミアムモルツ中+イカのカラマリフリット=700円弱にしようか迷った末、雨はまだ落ちてこなそうだったのでHUBテラス席に決めた次第。
〈再追記〉HUBのビールと料理は安定のうまさ。かつリーズナブルで庶民の味方です。
散歩で訪れた神楽坂で新潟県中越地方のソウルフードに遭遇。「神楽南蛮(かぐらなんばん)」という野菜で、お好み焼き店の軒先にある産直売り場とスーパーの野菜売り場に並んでいました。ずんぐりむっくりしたピーマンといった趣と爽やかな辛味が真骨頂。細かく刻んで味噌で煮た「神楽南蛮味噌」は、肉野菜炒めやブタの生姜焼き、冷やっこ、鍋物の薬味にピッタリでメインの味を引き立てます。「神楽南蛮」そのものが手に入る機会はそうそうないかもしれませんが、「神楽南蛮味噌」なら表参道の新潟物産館「ネスパス」が常備しているかと。
〈以下、参考文献です〉
(承前)「湯島聖堂」の次は本日の散歩ゴール地点の「上野アメ横」。人並みをかきわけるようにして立ち飲み「三幸酒店」を訪れ、「ホップの贅を尽くした本格ピルスビール」という触れ込みのサッポロビール「エーデルピルス」マグサイズをチョリソーで飲み干しました。土曜日の昼下がりとあって10数人が。2坪ほどの広さの店は満員でにぎわっていました。会計はしめて1040円。ごちそうさまでした。
〈追記〉写真は前回おとずれたときに撮影。
〈10月9日追記〉「エーデルピルス」発売からおそらく30有余年。いわゆる市販はされていないこともあって真の「プレミアムビール」といえばこれです。