エロゲ感想 

プレイ記録。
だんだん悪口が増えてきた。

「景の海のアぺイリア」 感想

2020-07-12 23:12:24 | は行作品
1途中のシナリオが分かりにくい
2下ネタあり
3戦闘シーン
4各ルート終了後のつながりがいい
5シナリオゲー
6エンディングは評価が分かれるかも


1タイムリープもの。途中の説明で二重スリット実験とかの話が出てきたり、時間軸の話がややこしくて、正直理解するのに時間がかかった。ログを見返し読み直してとかで、終盤はけっこう進むのが遅くなった。

2零一が性欲が強く、時折(というか、けっこう)入ってくる下ネタは面白かった。ほかの作品に比べて、不快ではなくちゃんと笑えた。最近やっているほかの作品では、「とりあえず童貞いじりする流れ」があってつまらない(中高生の下ネタみたいでしょうもない)と思ったけど、アぺイリアは大真面目に精子がどうのこうのみたいな話をしてたりして、普通に声が出るほど笑ってしまった。

3零一の股間で戦う設定は、面白さとどこかかっこよさも見えた。シンカーのデザイアはかなり最後のほうまで謎感が強いうえに、チート級で攻撃方法もかっこよくて好き。ヒロインでは久遠のデザイアは詠唱がちょっと長いというかくどいかなと感じた。でも、ああいうの嫌いじゃない(むしろ好き)。2でも書いたけど、戦闘中、シンカーと零一が真面目なトーンで生死がかかっていて緊張する場面でも、「精子が~」とか「母乳が~」と解説するからめちゃくちゃ笑った。

4エロゲって基本的には、ルートが終わると一度タイトルに戻ってそこから選択肢選びなおして~ってなるけど、この作品はルート終了後にタイトルに戻されずにそのまま話が再開されるから、物語によりのめりこめた。
どういうことかというと、シナリオは一本道になっていて、三羽、ましろ、久遠、アぺイリアの順番に話が進んでバッドエンドとかもない。クレジットが流れると、そのまま次の時間軸にタイムリープ(例えば、三羽が終わるとそのまま、ましろのルートにすでに入っている)。この演出がかなりいいと思った。いちいちタイトルに戻ってしまうと「はい、ここでいったん終了」って感じで、そのつなぎ目というか、間を意識させられてしまう気がする。それが無かったからタイムリープ感がちゃんとあった。ただ、やめどきが見つからなくなる。(いい意味で)

5エンディングはともかく、各ルートで観測者を暴こうとしてもう少しで何かつかめそう…ってところでタイムリープが起きたり、主人公とシンカーとの対峙(だましあい、駆け引き)とか、この先の展開が気になるワクワク感があった。じらされてる感じ、たまらない。

6エンディングについては、個人的にはアぺイリアという一つの作品としてはありだと思ってる。ただ、タイムリープものを期待していた人からしたら裏切られた感があるだろうなと思った。総合的に見て、自分は面白いと思ったし好印象だったから、最後のエンディングも納得というか、飲み込めたけど、ずっと科学的な話とか時間軸云々と長々とやってきてそこそこ苦労して理解してきたのに、実はそんなの関係なくて仮想現実でしたっていうのはう~んって感じ。なら、なぜ自分はありだと思ったのかというのは、ちょっと言葉にするのは難しい。説明するとすれば、まず主人公たちは自分(自身)たちがまさか仮想現実の強いAIだったなんて思いもしないという思い込み、読み手側もストーリーにのめりこんで、こうなんじゃないか、ああなんじゃないかと、主人公たちと予想していく。そういう、まさかそんなことはありはしない、という前提を覆すいい裏切られた感があった(自分でもよくまとめられない)。見事に手のひらの上で踊らされていたような、他では感じられないものを味わえた気がする。だから、難しいストーリーの上で普通に観測者の正体を暴いて「へ~そうだったのか」とは違う、このエンディングもいい演出だと思った。


全体評価
ストーリーのワクワク感。ヒロインとの適度なイチャラブ(長ったるくない)。下ネタでの笑い。戦闘シーン。何度も書いてしまうけど、この作品で一番評価が分かれるポイントはやっぱりエンディング。それ以外は、ほぼすべての面で好印象だった。個人的にはラストも飲み込めたので、すごく面白かった。久しぶりに心が躍るような作品だった。

このブログについて

2020-07-12 20:28:46 | 日記
そもそもブログ自体は、かなり昔にちょろっとだけ書いたこともあった(確か一回だけ投稿して終わった)けどちゃんとやろうと思ったのはこれが初めて。

特別誰かに見てもらいたいというよりは、自分の記録として残していこうと思っている。

とりあえず、このブログではノベルゲー(ほぼエロゲ)の感想を残していくつもり。Twitterに投稿してもいいけれど、自分がネタバレされたくないから他の人にするわけにもいかないし、あまり頭を使わないでボケっとゲームしてるだけなのももったいないし、何かしらの形でアウトプットしたいという気持ちは前からあった。最近キャラゲーをだらだらやることが増えてきていたけど、とある作品で久しぶりに頭を使ってシナリオを理解しようとしたり、クリアした後の衝撃とか感情が揺れ動く感じがあって、「そういえば、エロゲを始めたころもこんな感じだったな…」と、思ったり(始めたての頃はシナリオゲーをプレイすることが多かった)。そういうことがあって、テンションが少し上がっているこれを機に書いてみようと思った。

好きな作品の傾向はキャラゲーとか抜きゲ―といより、シナリオがしっかりしてる作品が多い。エロゲを始めたきっかけが、どちらかというとシナリオゲーだったからというのが大きいと思う。あと、強すぎる萌え要素は苦手(変な口癖とか行動とか)。だから、感想といっても、キャラ萌えが強い作品は割と酷評するかも。

多分、次に投稿するのは最近クリアしたばかりの作品の感想を書くつもりだから、この投稿からすぐだと思うけど、基本的に攻略ペースは遅いうえに、同時に進めている作品が何本もあるせいで頻繁に投稿はしないと思う。

初なので、今回はこれくらいで終わろうと思う。次からはちゃんと感想を書いていくかな。