【FANTASTIC VOYAGE】 1966/09公開 アメリカ 100分
監督:リチャード・フライシャー
出演:スティーヴン・ボイド、ラクエル・ウェルチ、アーサー・ケネディ、エドモンド・オブライエン、ドナルド・プレザンス、アーサー・オコンネル、ウィリアム・レッドフィールド、ジェームズ・ブローリン
脳内出血の重症を負った要人の命を救うため、ミクロ化された科学者や医師たちが特殊潜水艇に乗り込み体内に潜入する...
今の技術だったら手術で救うことはできるだうろなと考えたり・・・。
「午前十時の映画祭」第22週、DVDで観ました。1966年度アカデミー賞特殊視覚効果賞、美術監督・装置賞受賞した作品。40年以上も前の作品でセットや映像もチャチぃんですが、人間をミクロ化して体内に送り込むという設定が面白かったです。
人間の体内はまさに宇宙のよう...。
血管の中に突入した時の赤血球や白血球などがぷよぷよ浮んでいるんですが、映像的にも美しいとは言い難いのですがとても幻想的。神経などを傷つけたら抗体や白血球が攻めてきたり、学校で教わったような彼ら?の役割がとてもわかりやすい。
音楽も幻想的で最小限に抑えてあります。緊張感あるシーンはしばらく無音が続くし、何度か危機的状況がやってくるので観てるこちらも手に汗握ってしまいます。一番、病院でハサミが落ちるシーンはほんっとにドキドキした。
ちょっと印象的だったのが大佐?が砂糖に蟻が一匹いるのを見つけた時、潰そうとしたのをやめたシーン。なんでそんなとこに蟻が?というのはツッコミ無しで、あの時ミクロ化した彼らを思ったんですかね。それよりも飲み物に半端なく砂糖入れすぎにツッコミます。
そういえばマイケル博士役のドナルド・プレザンスは、『007は二度死ぬ』のブロフェルドなのでした。そんなんで怪しげ、笑。
この人間の体内に入り込む設定は手塚治虫先生の「鉄腕アトム/38度線の怪物」で発表されてたらしい。調べていくとその大モトが同じ手塚先生の「吸血魔団」だとか。ま、どちらにしても手塚作品はスゲッということですね。
ある意味、原案:手塚治虫ですねー。
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