【EMPIRE OF LIGHT】
2023/02/23公開 イギリス/アメリカ 115分 PG12
監督:サム・メンデス
出演:オリヴィア・コールマン、マイケル・ウォード、コリン・ファース、トビー・ジョーンズ、ターニャ・ムーディ、トム・ブルック、クリスタル・クラーク
STORY:1980年代初頭のイギリスの海辺の町。地元の映画館、エンパイア劇場で働くヒラリーは、過去に辛い経験をし、今も心に問題を抱えていた。そんなある日、夢を諦めた黒人青年スティーブンが映画館で働き始めることに... (allcinemaより)
1980年代初めの海辺近くにある映画館、エンパイア劇場を舞台に従業員で訳ありのヒラリーと夢をあきらめたスティーブン、映画館で働く従業員たちとの交流を描いたおはなし。監督は『007 スカイフォール』『1917 命をかけた伝令』などのサム・メンデス。2023年のアカデミー賞撮影賞にノミネートされている。
映画館が舞台のおはなしにはハズレ無し。言葉にするのがとても難しいのだけれど、じわじわくる素敵な作品だった。一見、恋愛ものかなって思えるけどそれぞれに事情を抱えている心情が丁寧に描かれていた。映画館で働く従業員たちとのやりとりやや当時の不況による社会不安なども織り交ぜた人間ドラマ。
ロビーから海が見える映画館が素敵、エンパイア劇場の雰囲気が好みでこういうところで観てみたい。もぎりからポップコーン売り場とか今とは違ったなつかしさを感じる雰囲気も良き。全体的に淡々とした展開なのだけど登場人物たちの人間ドラマがジーンとくる。それと映画のフィルムや映写機、映写室のポスターや懐かしい映画のタイトルも出てきてやっぱり映画っていいなぁとしみじみ思うところも。
ヒラリーを演じたオリヴィア・コールマンの繊細な演技が素晴らしかった。スティーブンを演じたマイケル・ウォードが好青年でイケメ~ン 笑。コリン・ファースがちょっとアレだったが💦 ゾラ博士~っ...違う 笑。
やはり映画館で観るからこそ味が出てくる作品だと思う。
観終わったあと、いいもの観たなーと余韻に浸れる...
鑑賞日:2023/02/25
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