【GO FAST】 2009/08/29公開 フランス 89分
監督:オリヴィエ・ヴァン・ホーフスタッド
出演:ロシュディ・ゼムマレク、オリヴィエ・グルメ、ジャン=ミシェル・フェト、ジル・ミラン、カタリーナ・ドゥニ、ジュリー・デュラン
史上最速の任務。
ターゲット:ヨーロッパ最大の麻薬密売組織
Story:麻薬を目的地へと最速で運ぶギャングたちは“ゴー・ファースト”と呼ばれていた。ある時刑事のマレクは、麻薬密売の捜査に当たっていた同僚を殺される。親友でもあった彼の無念を晴らすため、マレクは過酷な訓練の末に麻薬取締局から潜入捜査官に採用される。(allcinema ONLINEより)
ヨーロッパ・コープがお贈りする、麻薬を最速で運ぶ“ゴー・ファースト”への潜入捜査を描いた実話にもとづいたクライムアクション。主演は「あるいは裏切りという名の犬」のロシュディ・ゼム。『TAXi4』のジル・ミラン、カタリーナ・ドニ。
いかにもリュック・ベッソンらしい作品で好みでした。笑いの部分とハデさを削除した『TAXi』と『トランスポーター』(他にたとえがない、、、)を足して割った感じかなと。最速の運び屋という設定なのでわりと車の移動シーンが多いですね。
フランスからスペインを通りぬけ、モロッコへ到着。そこで麻薬を積み込み、同じルートを最速で戻ってくるというお仕事。組織に同僚を殺されたマレクは彼の無念を晴らすために過酷なトレーニングの末潜入捜査官になり、うまいこと組織に潜入します。そしてテストにも合格し“ゴー・ファースト”のメンバーに選ばれるのです。って、ちょっとうまく行きすぎですが(笑。
とにかくおちゃらけた部分は一切なしの真面目路線。前半の張込みは完璧かと思われたのにちょっとしたミスで銃撃戦という緊迫感ありの展開。麻薬栽培から完成品、そして積み込み、何台もの車で役割分担されてフランスまで持ち込むまでがしっかり計算されている手際の良さはすごい。決してハデさはないものの、裏切り者がいたり、途中で身分がバレそうになったりと、そこそこの緊張感があって楽しめました。
リュック・ベッソン絡みなんで重々しい雰囲気ではなくて、どちらかというと娯楽作品として楽しめる感じですねー。どこまで実話なのかわからないけれど、ここまで面白くみられたらOKです。劇場公開されてたのは知らなかったなぁ。
もう一人の潜入捜査官との合い言葉が“ダーティハリー気取りか!”には笑ったー。
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