【チーム・バチスタの栄光】
2008/02/09公開(02/10鑑賞)
製作国:日本
監督:中村義洋
原作:海堂尊 『チーム・バチスタの栄光』(宝島社刊)
出演:竹内結子、阿部寛、吉川晃司、池内博之、玉山鉄二、井川遥、田口浩正、田中直樹、佐野史郎、野際陽子、平泉成、國村隼
STORY:高難度の心臓手術「バチスタ手術」を26回連続で成功させていた“チーム・バチスタ”に、3度続けて術中死が発生。内部調査を任された田口(竹内結子)が適当な報告で締めくくろうとした矢先、厚生労働省から派遣された切れ者役人の白鳥(阿部寛)が現れる。2人はコンビを組んで、“チーム・バチスタ”のメンバーを再調査することになる。(シネマトゥデイ)
犯人はこの中にいる・・・
この謎を解いてみせる、厚生労働省の名にかけて?
同名小説の映画化であります。当然ながらワタクシ、読んでおりません(偉そうに言うなっ)。犯人捜しは大好きなので、ちょっと期待しながら観てきました。
うーん、医療ミステリーとしては面白いと思う。でも医療もの映画としては微妙です。
それぞれ犯人かもと思える設定になっていて、田口先生と同じ目線で犯人捜しができるのは楽しいです。ただ、この田口先生の存在はちょっと緊張感が薄れてしまいましたね。田口先生の仕事やハンドボールはいらない。どうせだったら阿部ちゃんだけでドンドン追い込んでいってもらえれば緊張感があってテンポよく進んでいたんじゃないかなと思ってしまいます。もしかして内部調査は女性じゃなくて男性の方が良かったかも。
心臓手術自体、難易度の高い手術ですが、どんなに完璧なオペをしても一度止まった心臓が再び動き出すまでの間が怖いんですね。でも思ってたほどリアルではなかったので、心臓が鼓動しているシーンが何度も出てくるんですが、どうしても生の鳥肉にしか見えなかった。なので、内臓系が露出するのが苦手な私でも全く平気で観られました(笑)
でも桐生先生の一度人を殺してるというセリフがとても印象的でした。確かに心臓を止めてますもんね。この先生の秘密にはびっくりしましたケド。それは怖すぎですっ。なんで?おや?という疑問はあったんですけどね。
犯人というか術中死の原因はこの人だったのか・・・と思ったかと思うとまだ終わらない。好きですこういう展開。やっぱり・・・過労も原因でもあるのかな。そのせいで精神状態も狂ってきてしまったのかなと思うと完全に悪人に思えなくなったりする。でも人を死なせてるからな・・・
キャストも個性的で好きな俳優さんばかり。やっぱり阿部ちゃんは存在感ありますな。顔見ただけで安心して観てしまいます。しかし厚生労働省のお役人、そんなに医療関係に詳しいもんなんでしょうかね。すごいなぁ。でもラストのセリフはいかにもお役人な感じ、患者は無視かいっ。
きっとこれは小説の方がより緊張感があって面白いんだろうなぁ。
でも阿部ちゃん目当てで観に行ったようなもんなので、笑えるシーンもあったりしてまぁいいか(笑)
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