原題:GOODBYE BAFANA
公開:2008/05/17
製作国:フランス/ドイツ/ベルギー/南アフリカ
上映時間:117分
監督:ビレ・アウグスト
出演:ジョセフ・ファインズ、デニス・ヘイスバート、ダイアン・クルーガー、パトリック・リスター
27年間囚われた、のちの南アフリカ初の黒人大統領。
今、秘められた感動の実話が明かされる。
あなたに逢って、知った。世界は間違いだらけだと──
+あらすじ+
1968年、アパルトヘイト政策下の南アフリカ共和国。黒人差別を当然のように受け入れていた白人男性のジェームズ・グレゴリーは、反政府運動の首謀者、ネルソン・マンデラの看守に抜擢される。マンデラと故郷が近く彼らの言葉であるコーサ語がわかるグレゴリーには、秘密の会話や手紙の内容をチェックすることが求められた。しかし、マンデラに長く接していく中でグレゴリーのマンデラに対する見方は変わり始め、次第に彼の気高い思想に傾倒していくが…。(allcinema ONLINEより)
アパルトヘイトが行われていた南アフリカを舞台に、のちに南アフリカ初の黒人大統領となるネルソン・マンデラが27年にわたる獄中生活で出会った白人看守との実話を映画化した作品。
近代の歴史は映画で知ることが多いのですが、最近はアフリカを舞台とした作品が多いですね。それだけ大変な時代があったわけですが、今回の作品もネルソン・マンデラという人やアパルトヘイト・・・なんとなくは知ってるけど特に詳しくは知らないのです。マンデラさんと白人看守とのこんな交流があったとは・・・。またひとつ勉強になりました。
最初ジェームズ・グレゴリーっていい感じの人じゃなかったんです。でもネルソン・マンデラという人物と接していくうちに、ああやっぱりこの人は人間なんだなーと。やっぱり人は付き合ってみないとわからんものです。「自由憲章」を読んでから今の状態については疑問を持ち始めてすこしずつ変わっていくジェームズの様子も良かったけれど、あの一枚・・・誰も気づかなかったんだろうか。
ジェームズの奥さんてば最初は彼らのことをテロリスト呼ばわりしてたけれど、実際は彼らのことは何にも知らないわけである意味洗脳されてた・・・。そんな彼女が会ったこともないのに心の変化は一体・・・。てっきりダンナとは意見が合わなくて・・・になるかと思ってました。そのへんはダンナを見て理解したのでしょー。だけど他の白人たちの心の変化がちとわかりづらかった。
このジェームズは度胸がある人ですね。黒人と仲良くなったらどうなるかわかってるのにあの行動。コーサ語がわからなかったらどうなってたことか・・・。少年時代の友人に感謝ですねぇ。コーサ語がわかるということでマンデラさんも彼に心を開きやすかったというのも多少はあったのかな。
秘密の会話や手紙の内容チェックのお仕事は大変。マズイ内容の穴だらけの手紙、あれじゃ内容わからんだろう。そこで集中力のない私は思わず某アイドル事務所のファンレターの内容チェックの模様を思い出してしまった、、、。実際その光景を見ると怖いです、しっかり読まれてるし。ああ脱線。
68年からマンデラさんが釈放される90年までを描いたお話ですが、歴史としてはつい最近のことだったということに改めて驚きますね。
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