原題:HOUSE OF D
公開:2005年劇場未公開?
製作国:アメリカ
上映時間:96分
監督:デヴィッド・ドゥカヴニー
出演:デヴィッド・ドゥカヴニー、ロビン・ウィリアムズ、アントン・イェルチン、ティア・レオーニ、エリカ・バドゥ
+あらすじ+
病気のために心が子供のままの用務員・パパスと仲良くなった少年・トミー。彼らはいつかショーウィンドウに飾られた緑の自転車に乗ることを夢見ていたが…。
少年と少年の心をもったおっさんとの友情、家族愛を描いたおはなし。
主人公トミーが別れてくらしている妻に、少年時代の出来事を話すというところから始まります。
少年トミーは母親想いの良い子で優しい。父親が亡くなってから精神が不安定な母親を気遣い、薬に頼りがちな母親が飲み過ぎないように母親のベッドの下で寝たりととってもやさしくて良く出来た子でした。
一方、見た目はおっさんなんですが心は少年のままというパパスは少年トミーの親友。いつも一緒だったんですが、トミーは精神的にも大人になっていくのにパパスは止まったまま。トミーに彼女ができるとトミーが離れていってしまうと不安に思ったのか、ある日とんでもない行動を起こしてしまいます。
トミーの成長とともに彼や彼の周りが変化していくのですが、やっぱりトミーは優しい心のままでそこが切ないですね。
ある日刑務所からレディーという女性と声だけなんですが知り合います。このレディーがトミーの行くべき道を示してくれることになります。友人というよりもうひとりの母親という感じなんですね。
このトミー・・・『スタートレック』や『ターミネーター4』に出てたアントン・イェルチンくん。ずっとアゴのラインが見覚えがあるんだが思い出せないはて?と思ってたんですよ。2005年の作品がなぜ今頃と思ったら、彼が出てたからなんですかね。05年なのでかわいい~でも時に大人っぽい表情もあったりする。この頃から役者としても惹かれるものがありましたよ。
パパスを演じるロビン・ウィリアムズはやっぱりさすがというもの。でもトミーとパパスの友情も良いけれど、私は大人になったトミーとレディーの再会のシーンが感動したなぁ。お互い交わす言葉がぐっときたし、うるッとくるもんがありました。
なかなかの感動作品なのにお蔵入りしてたとは・・・。もしアントンくんがここまで出世しなかったら蔵入りのままだったのか?
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます