トランサー 霊幻警察

 

原題：2002異霊霊異
監督：ウィルソン・イップ
出演：ニコラス・ツェー、スティーヴン・フォン、サム・リー、アレックス・フォン

運命に逆らうな！

悪霊によって起こる不可解な事件を、人間と幽霊が1組になり解決していく香港警察の特殊部門“2002”の活躍を描く。

 

かなり前に友人に勧められて見て、今回2度目の鑑賞。
「仮面ライダー龍騎」に出演していた萩野崇さん（ヤウ）と松田悟志さん（フォン）が吹き替えをしています。
さすがに龍騎でも吹き替えをしていたせいか、いきなり吹き替えをやらされた俳優さんとは違ってうまいです(笑)

いかにも香港～って感じのお話です。
ストーリーは特にひねりもなくストレートな悪霊退治です。
多少アレ？というところもありますが、アクションシーンでカバーしてる？
室内プールでのアクションは必見かも。

主人公・ヤウは、自分と深く関わりを持ってしまうと、その人間は死んでしまう。
だから友人も恋人もつくれない。すでに両親も亡くなっている。
とっても不幸な運命を背負った主人公・・・って、好みの日本人多いですよね～。
私もそうさッ。

今の幽霊の相棒・サムも彼のミスのせいで殉職してしまったひとり・・・
最初から不幸になるならなぜパートナーになったんだろうね（笑）
でもいきなり成仏？しちゃったのはおいおいっと思ってしまう。
どうやら人間に生まれ変わったらしい・・・
もうちょっと活躍を見たかったな。
ヤウとサムのやりとりが面白かったんだけどね。

で、次の相棒がやってくるが人間。
でもいつかは死ななくちゃいけないハズ。
だって、このヤウの相棒は幽霊じゃなくちゃだめな１人１霊制だし。
どうなるのかーッ（笑）

ジャンルはホラーになるのかもしれませんが、幽霊が出てきても全然怖くないです。
どちらかというと面白い。
ミドリに光るおばあちゃんはお茶目だし、道路を渡る子供は車に激しくぶつかり飛ばされながらもニコニコしてるし、タバコをすいた～いとおねだりする幽霊もいたりする。

多少無理なストーリー展開はあるものの、周りの人間を不幸にしてしまうという運命に苦しみながらも任務を遂行するヤウがいい感じに出てる。

クライマックスの戦いも必見ですね。
アクションシーンもすごいんですが、ヤウが信頼しているオヤジがつくる武器がすごい。
今その場所で、剣やハンマー、ロケット砲みたいなものを即席で作ってたりする。
ありえないだろ、ソレ（笑）
悪霊退治だからありえるのか？

人間の涙は執着の象徴、霊の涙は愛と再生の証・・・だそうだ。

ラストは、まぁそんなもんだろうというところですかねぇ。

アクション見たさに続編あってもいいかなと思いますけどね。
あまり見ない香港映画ですが、これは好きです。

あっそうそう、今時の霊界ではビザがいるらしい(笑)

■鑑賞日:2005/12/18
■2003/09/20公開

*映画鑑賞★日記・・・より転載