公開:2008/08/02
製作国:日本 R-15
上映時間:104分
監督:山口雄大
出演:水沢奈子、野口五郎、斎藤工、板尾創路、堀部圭亮、亜沙美、生田悦子、浅野温子
あの伝説のトラウマ作品、
戦慄の映画化!
+あらすじ+
哀しい運命を宿命づけられた赤ちゃん・タマミの切なくも恐ろしい復讐の惨劇を描く。ヒロインは映画初主演の水沢奈子、共演に野口五郎、浅野温子。孤児院で育った15歳の少女・葉子。戦争で生き別れた父・南条敬三にようやく見つけ出され、彼女の生家・南条家の屋敷へと引き取られることに。しかし南条家では、敬三以外に葉子を歓迎する者はいないようだった。不慣れな屋敷で落ち着かない葉子は、やがて不気味な赤ん坊の泣き声を耳にするのだったが…。(allcinemaONLINEより)
タマミが襲ってきたら、とにかく投げちゃえーっ!!
少女葉子15歳VS赤んぼ15歳の壮絶なバトルが始まる!?
久々に日本のホラーを観てみました。楳図センセの作品は怖いからほとんど読んでないこともあってこのお話は全然知りませんでしたー。タイトルからして不気味さが漂ってます。時代設定が昭和中期、そして舞台は古い洋館・・・いいですねぇ。
惨劇を繰り広げるタマミちゃんはめちゃくちゃ怖い、そしてかなり笑える。姿を見せないうちは結構怖かったんですが、いざ姿を現すと笑えます。お前人間じゃないだろーってなくらいにぴょんぴょん飛び回るし怪力だし。あんなちっちゃい身体でどうやって大人たちをあんなトコに入れたんだろー。不死身だし、電流流されても劇薬がかかっても平気。凄すぎる、、、
これはどう表現していいのかわからないんですが、一応ホラーだけどある意味アクション映画のようです。女の子同士のバトルは違った意味で見応え?ありです(笑。
ヒロインの水沢奈子ちゃんがこれまた清楚な感じで可愛いんです。そんな女の子が化け物とバトルを繰り広げるわけです。蜘蛛の巣だらけの部屋でホコリまみれにさせられたり、絶叫させたられりとこんな可愛い子に何させるんですか!ってねぇ。屋根から転げ落ちたりしてましたが、どこまでアクションしてたんだろ。
久々に映画出演の野口五郎さんはやっぱりねーという展開であっけない。奥さん役の浅野温子さんはそこにいるだけで怖い。お屋敷にお仕えしている生田悦子さんも無表情でこわかったー。でもあんな広いお屋敷なのにほかにはお仕えしている人はいなかったんでしょうか。
それとなくグロいシーンがありましたが、その瞬間はつくりものがバレバレだったのでそれほど気持ち悪くはないです。犬がタマミちゃんにやられる時だってぬいぐるみっぽいんだもの。それはねらいなのか予算の都合なのか・・・もっとリアル感があったらものすごく怖かっただろうに残念。全体的にどんよりしてて雰囲気が良かっただけにもったいない。そんなコワ面白いお話でしたけど、ちょっと切ないラストでした。でも、葉子ちゃんは何のためにここに引き取られたのか、意味ないじゃん。あの後どうするんだろー、、、。
観ていて何やら栃木の匂いがするぞーと思ってましたら県内ロケ(足利市・宇都宮市)はあったようですね。でも詳しいことがどこにも載ってないっっ。そのうちの戸祭配水池の建物は大正時代のものらしいので雰囲気にはあってたかも。
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